米国株は欧州ロックダウンで急落!ダウ-3.43% ナス-3.73% SP500-3.52% ラッセル-2.97% 自分-2.8%となっています。新型コロナの欧州での脅威が拡大したことによって、ドイツ・フランスがロックダウンすることが決定しました。
昨日ドル安が気になっていたのですが、本当に今日は全面安になってしまいました。
引用「ただ一点気になるのが今日またドル安が進んでいます。米国からの資金流出に繋がる可能性があるので、明日全面安になってもおかしくないです。」
毎日ブログを読んで頂いた方は、コロナ状況の深刻さを理解してくれてると思うので、オールド系には投資してないと思うのですが、ただ今日はハイテク系も下落しています。全面的に投げ売られた形になります。
ただ今日最も注目して欲しいのが、10年債が昨日から変わってない事です。リスクオフにしては10年債が買われていない。要は株式のポジションを一時的に解消した事と今日の下落が連動してる可能性が高いという事です。
米国株投資家もみあげの「米国株はドイツロックダウンで急落!マーケット不安が急上昇!」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
欧州のコロナロックダウン(ドイツ・フランス)
新型コロナ感染拡大によって、ドイツでロックダウンが実施されます。但しpartial lockdown なので全国規模ながらも業者などを限定してロックダウンを実施することになりました。
今日はこのドイツの情報から欧州株が急落して、更に先物が崩れて、米国株も連動して下落したんじゃないかと思われます。
1カ月の部分的ロックダウン、来月2日から開始へ
現在の傾向が続けば、数週間以内に医療崩壊も-メルケル首相
更にフランスでも新型コロナ拡大でロックダウン実施が決定しています。今週金曜日から1か月間です。部分的設備の閉鎖実施です。
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数が▲2.68%(150.71→146.66)
・大豆油指数が▲2.05%(34.06→33.41)
・原油価格39.45→37.38ドル/バレル
・ゴールド1907→1876(▲1.59%)
・10年債0.776→0.773(▲0.2%)▲0.3bp
・VIX指数+2.74% (33.77)→+20.78% (40.28)
欧州株の急落に引きずられて先物もほぼ急落していました。そしてVIXが20%近くも急上昇です。マーケットの不安感が一気に高まっています。ただし10年債は殆ど買われていないです。
リスクオフ状況にも関わらず、米国債への不安なのか、もしくは株式のポジションを整理したのか判断が難しいですが、注目です。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
4日前の出来高
10日平均 65,828,588 vs 1日53,622,811
3日前の出来高
10日平均 66,844,269 vs 1日48,491,060
2日前の出来高
10日平均 65,805,802 vs 1日85,606,203
1日前の出来高
10日平均 66,914,249 vs 1日64,221,443
本日の出来高
10日平均 66,188,108 vs 1日125,814,457
SPYの出来高は1日前の約2倍になりました。指数関係も相当売られたことになります。直近では今日最も出来高が高かったと言えそうです。
QQQ出来高
QQQは機関投資家よりも個人の動向をチェックするためにも使っています。後はハイテクの動向ですね。VOOも個人の動向チェックだと考えてください。
4日前の出来高
10日平均 41,777,948 vs 1日 31,282,158(VOO2,349,634)
3日前の出来高
10日平均 42,453,235 vs 1日 24,504,023(VOO1,425,895)
2日前の出来高
10日平均 41,898,975 vs 1日 37,537,377(VOO3,310,409)
1日前の出来高
10日平均 37,804,019 vs 1日 29,734,646(VOO2,145,406)
本日の出来高
10日平均 34,435,928 vs 1日 52,779,359(VOO5,630,980)
QQQの出来高は昨日1.8倍ほどです。VOOは特に大きくて2.5倍程での出来高になっています。大口の動きと連動して個人投資家も一度ポジションを解消したことになりそうです。
マーケット状況
セクター状況
上昇セクター
今日は全面安です。チェックしていくとクリーンエネルギー系(FSLR・SPWR・ENPH・SEDG)・マスク系(APT・AHPI)、GE、ADPは好決算で。と言った形で上昇は限定的な銘柄に絞られていました。
下落セクター
下落セクターは全てです。特にヨーロッパに関係してる銘柄【MA】は決算が悪かったこともあり8%程下落。航空・レジャー・レストランなど叩き売られいた状況です。
主要銘柄の状況
AAPL: 10日平均110,271,241 vs 本日141,972,782(1日前91,387,244)
パフォ(本日▲4.63% 1日前+1.35% )
機関投資家比率 本日60% 1日前60%
→出来高は1日前の約1.6倍です。アップルも巣篭り系ですが関係なく投げ売られた状況とみていいと思います。(10月29日決算)
TSLA: 10日平均 34,144,406 vs 本日25,172,874(1日前22,534,004)
パフォ(本日▲4.39% 1日前+1.05%)
機関投資家比率 本日44% 1日前44%
→出来高は1日前より増加になっています。こちらはヨーロッパのロックダウンを懸念してEV系の需要落ち込みを想定した事とも関係ありそうです。
AMZN:10日平均 4,972,365 vs 本日5,536,846 (1日前4,234,936 )
(本日▲3.76% 1日前+2.47% )
機関投資家比率 本日58% 1日前58%
→出来高は上昇しています。アマゾンもECなのでコロナ状況下では強いはずですが、関係なく投げ売られてる状況です。(10月29日)
コロナ状況(大ネガティブ)
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
米国コロナ感染者数推移
感染者数推移が遂に7月の過去最高を昨日は更新してしまいました。やはり今日は感染者数が増加しています。また最高記録を更新に向かっている状況かもしれません。
米国コロナ死者数推移
10月14日817人増 vs 本日988人増です。死者数が今の時点で増加傾向になると、時間と共にどんどん増加するリスクがあります。なんとか増加傾向が小康状態が続いて欲しい所です。
10月8日211,801人(前日対比892人増)
10月9日212,773人(前日対比972人増)
10月10日214,377人(前日対比1014人増)
10月11日213,787人(前日対比590人増)
10月12日214,771人(前日対比394人増)
10月13日215,085人(前日対比314人増)
10月14日215,902人(前日対比817人増)
10月15日216,872人(前日対比970人増)
10月16日217,700人(前日対比828人増)
10月17日218,599人(前日対比899人増)
10月18日219,289人(前日対比690人増)
10月19日219,674人(前日対比385人増)
10月20日220,133人(前日対比459人増)
10月21日221,066人(前日対比933人増)
10月22日222,201人(前日対比1,155人増)
10月23日223,042人(前日対比841人増)
10月24日223,995人(前日対比953人増)
10月25日224,899人(前日対比904人増)
10月26日225,230人(前日対比331人増)
10月27日225,735人(前日対比505人増)
10月28日226,723人(前日対比988人増)
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
まとめ
では「米国株はドイツロックダウンで急落!マーケット不安が急上昇!」をまとめていきますね!
大統領選挙のアノマリーによると、8/3の株価より上昇で再選(8月3日26664、本日26519)なので、このままいくとトランプ大統領が負けるという事になりそうです。
ただ自分は今年はアノマリーはあまり当てはまらないと思っています。(今年はイレギュラーが多すぎる。)それよりは今日の動きを見ていて10年債が買われていない状況も考えると、投資家は大統領がどっちになるかわからないからリスクヘッジで株式ポジションを一気に解消した。
という風にみています。ただ個人投資家まで投げ売ったのでVIXの上昇からもわかるように少し一気に行き過ぎたんじゃないかとも見えます。まずは一度冷静になって、腰を据えて投資していきたいところです。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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