米国株にとっては衝撃の下落でした!ダウ-1.85% ナス-0.13% SP500-1.16% ラッセル-3.35% 自分+2.93%となっています。先物関係がマーケットオープン前に下落してたので衝撃を受けた投資家も多かったのではないでしょうか。
元々50日移動平均線を下回っていたので、下落可能性がある不安定な状況だったのは間違いないですが、今回ご紹介する3つの理由が大きくマーケットを揺さぶった気がします。特に個人投資家が投げ売った感じです。
ブラックスワンかどうかはここからどのように移行するかにもよると思うのですが、まだまだ不安定なのは間違いないです。
では本日の米国株状況をまとめていきます!
米国株投資家もみあげの「米国株にブラックスワンか!?急落3つの理由を簡単解説!」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数が▲2.45%(151.54→147.82)
・大豆油指数が▲2.53%(35.14→34.25)
・原油価格40.87→39.65ドル/バレル
・ゴールド1951.1→1912(▲1.88%)
ゴールドは一時1882まで下落、まず先物から崩れた状況でした。
・10年債0.695→0.669(▲2.86%)
・VIX指数▲2.38% (25.83)→+7.55% (27.78)
VIX指数は一時31.18まで上昇(+20%)までいきました。大崩れの可能性があったのですが、そこから買い支えが入り戻した状況です。
原油価格も40ドル台まで戻りました。先物全体としては悪くない気がします。10年債も0.6後半から0.7前半で移行していくのかもしれません。となると後は指数が上るかどうかはGAFAM次第になってきそうです。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
4日前の出来高
10日平均 92,458,899 vs 1日51,860,176
3日前の出来高
10日平均 91,141,067 vs 1日75,011,286
2日前の出来高
10日平均 93,862,260 vs 1日89,892,116
1日前の出来高
10日平均 96,060,591 vs 1日100,977,645
本日の出来高
10日平均 91,847,272 vs 1日91,952,684
SPYの出来高は今日は金曜日と比較してなんと下落しています。(通常大きな下落時は出来高が急上昇する)要は機関投資家はそれほど売ってないと言えそうです。むしろ引けにかけてアップルなどテック系は買い支えがあったようにも見えます。
QQQ出来高
QQQは機関投資家よりも個人の動向をチェックするためにも使っています。後はハイテクの動向ですね。VOOも個人の動向チェックだと考えてください。
4日前の出来高
10日平均 70,200,402 vs 1日41,280,916(VOO2,488,449)
3日前の出来高
10日平均 70,753,291 vs 1日40,946,551(VOO2,305,992)
2日前の出来高
10日平均 71,357,277 vs 1日81,525,194(VOO2,836,415)
1日前の出来高
10日平均 74,430,684 vs 1日82,820,598(VOO3,407,345)
本日の出来高
10日平均 72,047,468 vs 1日54,741,419(VOO4,511,305)
QQQは大きく出来高を下げています。これでショートが売られたらよかったんですが、残念です。逆に買いも多くない。VOOが一番分かりやすいですが、個人が大量に投げ打ってると推測できますね。
急落3つの理由
①英国ロックダウン再検討
まだ決定はしてないですが、英国がロックダウンを再検討してるのは航空・レジャーなどに大打撃でした。更にEURO圏不安でユーロ安、円高に流れて、先物もこの流れでまずは徹底的に売られた状況です。
②最高裁判事交代
最高裁判事交代に関しては下記ブログでまとめています。要はこの事が選挙や政策に予想以上に不安感を与えているんです。これによって追加経済政策などの期待値が遠のいていると考えられます。ラッセルが今日最も下落してるのはそれが原因です。
③ JPM,HSBCなど違法資金移動か?
下記に簡単に内容を纏めています。こちらは真実は定かではないですが、JPM・HSBCの名前が出てしまっています。2兆ドル近くの不審なマネーロンダリングがあったと記載があります。これは金融不安を煽ります。JPMは本日-3%です。こちらもあって資金が10年債などに逃げていますね。REIT関係も銀行の融資がないと不安定になるために、下落です。
ダウ・ヨーロッパが下落してる理由は多分これ(重要)
— もみあげ🇺🇸 米国株投資 (@momiage0088) 2020年9月21日
米国政府の秘密文書によるとJPMorgan Chase、HSBC、その他の大手銀行がマネーロンダリングの取り締まりを無視して、影の人物や犯罪ネットワークのために、驚異的な不正現金を動かしていることが明らかになった。https://t.co/BleyiAS3wQ
マーケット状況
上昇セクター
上昇セクターは今日は分かりやすいです。AAPL・TSLA・巣篭り系のハイテクグロース・一部ESGも買われています。EV関係はNKLA不安で引きずられかけていますが、強い銘柄は強かったです。
下落セクター
ハイテク系以外は全て下落と言った形になりました。ご紹介した3つの事項があったためだと総括できそうです。
アップルやテスラはマイナスから引けにかけて大口の買い支えがあった気がします。
AAPL: 10日平均 204,898,355 vs 1日193,985,218(本日+3.03%)
TSLA: 10日平均 86,695,299 vs 1日104,584,817(本日+1.64%)
コロナ状況(ポジティブ)
米国コロナ死者数推移
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
9月7日403人増 vs 本日251人増です。本日は2週間前と比較して死傷者数は減少しました。大きな変動はないです。但し英国におけるロックダウンの可能性を考えると1日でも早いワクチンの完成が望まれる所だと思います。
9月1日183,598人(前日対比529人増)
9月2日184,689人(前日対比1091人増)
9月3日185,744人(前日対比1055人増)
9月4日186,797人(前日対比1053人増)
9月5日187,765人(前日対比968人増)
9月6日188,538人(前日対比773人増)
9月7日188,941人(前日対比403人増)
9月8日189,208人(前日対比267人増)
9月9日189,679人(前日対比471人増)
9月10日190,815人(前日対比1136人増)
9月11日191,789人(前日対比974人増)
9月12日193,016人(前日対比1227人増)
9月13日193,701人(前日対比685人増)
9月14日194,079人(前日対比378人増)
9月15日194,530人(前日対比451人増)
9月16日195,937人(前日対比1407人増)
9月17日196,802人(前日対比865人増)
9月18日197,633人(前日対比831人増)
9月19日198,589人(前日対比956人増)
9月20日199,258人(前日対比669人増)
9月21日199,258人(前日対比251人増)
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
まとめ
では「米国株にブラックスワンか!?急落3つの理由を簡単解説!」をまとめていきますね!
引けにアップルとテスラが買い支えられて、マーケットが大崩れするのは何とか避けられた状況です。但しまたもやセンチメントが冷えてしまいました。株価のサポートラインが見え辛くなっています。
その中で明日はテスラのバッテリーディです。テスラでマーケットが持ってる状況にも見えるので、ホルダーでなくても注目です。
ブラックスワンにも見えますが、まだ売りポジションが残ってた、本日は個人投資家が投げ売っただけにも見えます。報道では不吉な内容も流れると思うのですが、資金管理しながら慎重に行きたいですね。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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