米国株がいよいよ本格的にバブル相場入りの様相を呈してきました。というのがどんなに悪材料が出ようとも、むしろそれは上昇要素にしかなりえない状況が出来上がってしまっているからです。
米GDPの1月~3月期は予想▲4%に対して▲4.8%の状況です。これは数字的にはリセッション入りをしてるのと同じ意味になります。なのにマーケットは変わらず上昇しています。正にバブル。
今回はそれは一体どういう事?なんでこんな状況でバブル?と思う方も多いと思うので、直近のマーケットの反応を見ながら簡単に解説していきたいと思います。
では米国株投資家もみあげの「米国株が本格的にバブル相場か!?米GDPはリセッション入り」をお楽しみください。
*投資判断はあくまで自己責任で
バブル
バブルの様相
今週の流れがバブルの様相を非常に良く表していると思います。
まず今週上昇したセクターをチェックしていきます。それもセクター単位ではなく、特に上昇した分野で注目していきます。これらを見るとどれだけ今まで落ち込んでた分野に資金が集中してるかわかると思うからです。
今週3日間はGAFAMという別格に強い銘柄達を除けば、特にレジャー・航空・不動産関係などが非常に強かったです。これらの業界は好景気に特に上昇する分野だというのは皆さんも直ぐにわかると思います。数字を見るとあまりにも露骨で驚きますよ。
資金集中分野
一番下の青線がS&P500ですが対比するとどれだけ違うか明確にわかります。
レジャーとしては、カジノ関係の2銘柄を紹介します。【WYNN】と【LVS】です。
*CNBC
航空関係としては、【DAL】【UAL】【AAL】を紹介します。
*CNBC
不動産関係としては、小売りリテール関係のリートの【REG】【SPG】です。
*CNBC
後ちなみに、半導体関連にも資金は集中しているみたいです。PC関係のプロセッサー需要増加が原因みたいですよ。
悪材料で株価が上昇する
悪材料が出ても現在は株価が上昇してしまう状況にあります。それを象徴する出来事が昨日からあったので、一連の流れを説明します。
4月28日
トランプ政権の感染症対策本部の責任者であるファウチ氏がもし効果的な治療薬が見つけられない場合は、悪い秋に突入する可能性があると発言しました。
→これによって株価は下落してほぼ上昇無しで終わる。
4月29日
・ギリアド治験効果プレス発表。トランプ・ファウチ両名の保証
→あれ?ファウチさん昨日とイメージ違う事言ってるけどどういう事?2回目の試験結果は5月末にわかるとのこと
・1月~3月期の米GDPは▲4.8%と予想▲4.0%を下回る内容
→数字的にはリセッション入りだが、マーケットはほとんど反応せず
・FEDが経済が大きく悪化予想も、あらゆる手段で支える発言
要するに今はどんな悪材料が出ても、トランプ政権もしくはFEDがあらゆる手を使って押さえつけてしまいます。マーケットもそういった手段が講じられる事を期待して上昇してしまうような状況なんです。
正に人為的に作られてるバブルといえそうです。
まとめ
では「米国株が本格的にバブル相場か!?米GDPはリセッション入り」をまとめていきますね!
米GDPはあくまで過去の数字なので、マーケットは既に過去は見ていないという事になりそうです。ただ逆に未来しか見てない、政府が何とかしてくれるといったバブルの状況。
何か一つでもマーケットの予想外の出来事があれば、一気に状況が変わりそうな危うさはあります。米国株投資家も怖くて今は追加投資もしずらい状況だと思います。
果たしてこの状況において一体誰が何のために投資をしてマーケットを動かしてるのだろう?というやっぱり不信感が拭えない米国株市場になっています。
では皆さんの米国株投資による長期的な資産運用を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
Keep your fingers crossed!
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