OPECプラスが延期になったニュースが入ってきました。これはどのような事を意味してるのでしょう。それは原油価格が再度下落することを意味してます。そしてそれによって株式市場も下落する可能性が高いです。
なぜ株式市場が下落するかを説明するとともに、原油価格の重要性と今後の展望をお伝えしたいと思います。考察してくると4月9日がターニングポイントになりそうです!
また米国株投資の4月第1週の週間実績報告です。投資実績としては 配当込みで▲$28万円(▲$2586=含み益▲$9388+配当6,802) 投資利益▲1.4%です。
・OPECプラスとは?
・経済指標の影響の少なさ
・原油価格の影響度とコロナ収束
では米国株投資家もみあげの「【米国株】OPEC延期で株価下落か?4月9日は原油価格とコロナにとって超重要!(週間投資実績)」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
OPECプラス延期
OPECプラスが延期になりました。OPECプラスとは石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟産油国による枠組みになります。次回は4月9日に開催を目指してるとの事です。
原油価格はシェール企業にとっては40ドル/バレルが損益分岐点といわれています。サウジもロシアもその辺りでしょうか。
今回非常にOPECが注目されているのは、一時期WTI原油価格が19ドル/バレルまで落ち込んで、原油市場が崩壊しかかった所に、米国介入によって、サウジとロシアの減産可能性が見えてきたからです。それに影響してか原油価格は1バレル29ドル近くまで跳ね上がっています。
延期した理由はサウジとロシアは、OPECプラスの枠組みを超えて他の産油国の減産への参加を望む意向を示しているからです。特に米国です。米国はシェールオイルを自国で産出するようになって、原油輸出国まで上り詰めました。これが原油価格の低迷に大きな影響を与えています。
シェールオイルを減産させないとサウジもロシアも到底納得はいかないと思います。ただシェールオイルを減産させるとただでさえ体力が落ちてる米国シェール企業の倒産連鎖も可能性がでてきます。
トランプ大統領は価格と産出量のバランス、そしてシェール企業をどのように扱うか難しい局面に立たされていると思います。
OPECプラスと米国、そして原油価格の仕組みに関してもっと知りたい人はこちらのブログがオススメ!
$30目前!急騰する原油価格はこのまま上がり続けるのか? - ハーバードMBA、その後
新規失業保険申請と雇用統計
新規失業保険申請件数
4月1日に発表された新規失業保険申請件数は先週が330万人、今週が660万人で2倍にまで膨れ上がっています。合計で1000万人の新規失業保険申請件数になっています。これは米国の労働者の約6%という恐ろしい数字です。
ツイート内に失業者増加のアクティブグラフがあります。グラフでみると恐ろしさが伝わると思います。
(ツイート内の失業率のコメントですが、正確には失業者です。)
これ失業率のグラフなんだけど。。
— もみあげ🇺🇸 米国株投資(YouTube) (@momiage0088) 2020年4月2日
これ見ると吐き気をもよおすのは俺だけなのか?? https://t.co/2UZkM08vvN
雇用統計数字
4月3日に発表された雇用統計の数字です。但しこれは3月12日以前の1か月分しか含んでおらず、コロナ影響度合いは不完全だと考えていいかと思います。5月に発表される雇用統計がより現状を正確に反映させたものになりそうです。
雇用統計(3月)21:30
結果 -70.1万人
予想 -10.0万人 前回 27.5万
(非農業部門雇用者数)
結果 4.4%
予想 3.8% 前回 3.5%(失業率)
株価推移
上記2つの数字、特に失業者保険申請件数はとんでもない数字になっています。それによっての株価の推移をみてみましょう。ほとんど影響してない事がわかります。これは疑問に思った人も多いのではないでしょうか?
流石に4月1日の失業者保険申請件数では下がりますが、その後また上昇しだして、4月3日においても大して下落しません。
原油価格とコロナ
マーケットは何を見てる?
先ほどの統計に実はISM製造業景況指数も発表されていたんですが、
ISM製造業景況指数 結果:49.1 予想:44.8となっています。今までなら大きな下落でしょう、ただそれも余り影響を与えません。
となるとマーケットが見ているのは二つの事だけなのかなと推測しています。コロナの米国での拡大度合いと原油価格です。経済指標は現状の数字が当てにならないというのもありますが、トランプ2兆ドルプランとFRB経済政策で現状は凌げると見込んでいると思います。
原油価格とS&P500
少しわかりずらいですが、緑線がS&P500です。青線がWTI原油価格の推移ですね。原油価格が底打ちして上昇ムードが高まるにつれてS&P500が安定してるようにも見えます。
これはトランプ大統領がOPECとロシアと原油価格に関して産出量減産に関して合意できるといった声明を発表したからです。1バレル19ドルから1バレル29ドルまで跳ね上がってます。
コロナ
もちろんコロナの感染が収束するタイミングは絶対にチェックする必要があります。今となってはコロナ収束と原油価格が株式市場、いや経済全体を決めるといっても過言では無い状態になってきました。今週中に米国はコロナ感染が収束するとは言われていますが、下記サイトを利用してその状況をタイムリーにチェックは必須ですね。
このサイトではコロナのニューヨークの収束が4月9日になりそうだという分析です。ニューヨークは米国のコロナ感染の半数近くを占めています。くしくもOPEC+の延期日と同じ日ですね。
こちらのサイトではコロナの全体観を確認できます。
Operations Dashboard for ArcGIS
投資成績(4月第1週終了時点)
4月第1週評価損益
評価額合計 : $184,523
コスト合計 : $193,912
含み益合計 : ▲$9,388
含み益% : ▲4.84%
3月第4週評価損益
含み益合計 : ▲$7,972
含み益% : ▲4.34%
先週対比
含み益合計 : ▲$1,416
含み益% : ▲0.5%
2020年配当金合計 $1601.88
2019年配当金合計 $5200.23
配当金合計 $6,802.11
含み益・含み益率とも大きく下落しています。あまり比較する意味もないですが、S&P500にはアウトパフォームしています。
(S&P500▲2.1% マイPF▲0.5%)
(先々週S&P500終値2541.47 今週S&P500終値2488.65=▲2.1%)
米国市場状況(4月第1週)
4月第1週ヒートマップ
一度底打ちしたかもしれないといわれるのはこのヒートマップが如実に表しています。今までとは違って銘柄によって強弱がはっきりと突き出しています。一般消費財のWMTや生活必需品、MSFT、原油価格の上昇を受けてるエネルギーセクターなど、この状況で安定化すると期待される銘柄やセクターが買われだしてるという事です。
3月第4週ヒートマップ
まとめ
では「【米国株】OPEC延期で株価下落か?4月9日は原油価格とコロナにとって超重要!(週間投資実績)」をまとめていきますね!
原油価格の株式市場に与える影響度、OPECプラスの意味、そして4月9日がニューヨークのコロナ感染拡大の収束予定日とOPECプラスの延期日に重なる為に超重要という事をお伝えしてきました。
投資家にとっては今週は超重要な週になりそうです。といってもその次の週は今度は大型銘柄の特に金融関係の決算がスタートしますので、そこも見逃せません。
投資判断が非常に難しくなってくるとは思うのですが、コロナ状況と併せて原油価格の世界情勢もチェックしながら無理のないように投資を継続していきたいですね。
3月4週のコメントです。備忘録
正直自分としては、コロナアウトブレークとパンデミックの被害を甘く見てたのは大きな反省点です。拡大はしても外出禁止などにまで至るとは予想してなかったです。そのために一般消費財への影響度合いを見誤ってたといわざる得ないです。
そしてまだ下落は継続すると判断していますが、これも自分のあくまで予想になりますので、上昇してしまう可能性もあるかもしれないです。
ただ少なくとも現金比率を増やしてどちらに動いても対応できるようにしておいたのは自分の中では正しい判断だと思います。
もしかしたら月曜日から大きな下落が来るかもしれませんが、現金比率を増やしながら今回の判断をベースに投資を継続していきたいと思います。
では皆さんの米国株投資によるお金持ちになる資産運用を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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暴落がどうしても頭にちらつくなら、この動画のシミュレーションを見てみてください。「復活」というキーワードを忘れずに!