本日ダウが7.73%、S&P5007.03%の爆上げとなりました。理由としてはコロナ感染拡大数の減少の報道が一番の大きな理由になると思います。しかしこの爆上げによって2番底が来ないと確定でしょうか?これは早計だと思います。
前回の記事で経済指標は無視でコロナの状況と原油価格が今の株価を動かしてるとしたのですが、原油に関してはOPECプラスが4月9日に延長したことによって、原油価格は金曜日の28.79から26.29まで8.8%程下落しています。
今回は感染数拡大の収束の兆しとまた2番底はどうだ?という検証の為のいくつかのデータをお伝えしたいと思います。
・コロナ収束は今週様子見
・誰が買ってるか?
・失業率は簡単には戻らない
では米国株投資家もみあげの「【米国株】コロナ収束の兆しでダウ約8%爆上げ!2番底は?誰が買ってる?」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
コロナ収束の兆し?
下記ツイッターにていつも@Caster_T2さんが米国の感染者数を報告してくださっています。気になる方は是非フォローを!
そして感染者数はピーク時と比較すると5000人程減少してるとなっています。但し死亡者は変わらず増加しています。
米国🇺🇸4/6付
— 🇺🇸Caster.T2@private investor (@Caster_T2) 2020年4月6日
毎朝更新‼️
ゼロまでカウントダウン‼️
感染者362,326人(+29,153人⤴️)
死亡者10,714人(+1,178人⤴️)
復帰者19,313人(+2,136人)
感染者はピークの先週と比べると5,000人程減少‼️
株価もピークアウト祭で爆上げ‼️
ジョンソンさん、ダメだよ、親分とこれからが本番なんだから‼️ https://t.co/xBzgyq9iOW pic.twitter.com/xwpjMBdODY
米国の感染者数のピークアウトは4月9日と予想されています。今週は特に目が離せない週となってきそうですね。
またスペインでもコロナ感染拡大増加が2週間ぶりの少なさとなっています。感染拡大鈍化の兆しが見え始めてるそうです。
注目したい上昇率
何が買われてる?
ウォールストリートジャーナルの記事で要チェックの内容がありました。
Dow Industrials Surge About 1,600 Points at Start of Challenging Week - WSJ
午後の取引で最大の利益を上げた銘柄の中で、コールズは26%上昇し、ノードストロームは23%上昇しました。カーニバルは26%上昇し、マリオット・インターナショナル MAR 19.48%は18%上昇しました。この4銘柄はいずれも年間で50%以上の下落となっています。
【KSS】コールズ:小売り百貨店 26%上昇
【JNW】ノードストローム:デポート・小売り百貨店 23%上昇
【CCL】カーニバル:世界最大のクルーズ船運航会社 26%上昇
【MAR】マリオットインターナショナル:世界最大のホテルチェーン 20%上昇
【BA】ボーイング:世界最大の航空機メーカー 20%上昇
さて、この上記銘柄ですけど今の状況で果たして誰が利用すると思いますか?世界中でレジャー産業がストップしているのに?少なくとも米国は4月30日までは経済活動再開できないです。
そして上記銘柄達(BA以外)は年初来で50%以上下落しています。想像できるのは、投機筋しかありえないと考えます。短期目線で今日のリバウンドを見越して買いをいれてますよね。
インデックスETFが買われてる?
下記はインデックスの取り扱いボリュームの棒グラフを示してるんですが、今日の出来高は直近では最も低いです。売りも少なかったのですが、出来高が少ないのは非常に気になります。それでダウが8%も上げるので余計違和感があります。
本日のS&P500インデックスETFのボリューム
SPY:185,970,458
VOO:7,567,219
通常時(平均)
SPY:65,000,000
VOO:3,000,000
凄くわかりやすい比較なんですが、平均値よりもSPYは3倍、VOOは2.5倍。SPYは機関投資家の取り扱いが多いETFになります。通常時ならVOOの20倍程度なんですが、今日は25倍近く。この辺の数字も気になります。
失業率は回復困難
低所得者層(年間550万以下、月給45万円程)が失業した場合、次の3か月に職を探すのが非常に困難であるというデータが出ています。データとしては過去4年間における特に低所得者層の労働市場への信用度は、たった過去2か月間ほどで全て台無しになってしまっています。
この失業率が回復しないと、今までの経済状況には戻らないんじゃないでしょうか?いくら株価が上昇しても、実態経済がついてこないとそれはまたしてもただのバブルになり得ると考えてしまいます。
まとめ
では「【米国株】コロナ収束の兆しでダウ約8%爆上げ!2番底は?誰が買ってる?」をまとめていきますね!
世界最大の銀行JPモルガンチェースのCEOであるジェイミー・ダイモン氏は2008年の金融危機と同レベルのリセッションが来ると言及しています。
コロナの感染は確かにピークアウトすれば一時的な物になりますが、それによって落ち込んだ経済ダメージは計り知れず、また金融面においても大きな歪みを生じさせています。それを最も理解するCEOの発言は重く受け止めるべきかと。
また今回紹介したように、どう考えてもまだ株価が上昇してはおかしな銘柄達は機関投資家に買われてる可能性が高いです。社債関係はジャンク債などはFRBがちなみにがっちり買い支えてるという話です。失業率も簡単に戻るはずがないのに。
2番底が必ずくるとはいえませんが、この局面での上昇には慎重に対応していきたいと考えています。
では皆さんの米国株投資によるお金持ちになる資産運用を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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