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【米国株】FRB緊急利下げを簡単解説!米国がゼロ金利突入

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FRBが緊急利下げを発表しました。1%の緊急利下げです。これで米国も 遂にゼロ金利に突入しました。更にこれによって、ダウ先物&SP500先物は5%以上下落したことによってCB(サーキットブレーカー)が発動して、強制的に取引停止しています。 

 

コロナショックが引き金で暴落がやってきています。ベアマーケットも継続です。いよいよ底がどこになるのかも見えない状況になってきました。

 

今回の緊急利下げでどうしてマーケットが下落したのか。そしてこの利下げはどんな意味を持つのか。それを簡単に説明してみたいと思います。いたらない部分もあるかもしれないですが、そこはご容赦を。

 

・ダウ先物がCBはマーケットの不安を煽ったから

・緊急利下げの意味は債券関係が大きい

・影響度合いが大きいのは金融・エネルギー・高配当

 

では米国株投資家もみあげの「【米国株】FRB緊急利下げを簡単解説!米国がゼロ金利突入」をじっくり読んでみてください。

 

*投資判断はあくまで自己責任で 

ダウ先物がCBした理由

米政策金利の推移

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【図解・国際】米政策金利の推移:時事ドットコム


先日0.5BPSの利下げを表明して、一気にマーケットが下落を織り込みだしました。それによって政策金利は1%~1.25%になっていました。

 

そして今回の緊急利下げで遂にゼロ金利に突入してしまいました。これはリーマンショックの2008年末から2015年12月まで継続していたゼロ金利と同じ状況になったといえます。

 

FRBは日本と同じようにマイナス金利にはしないといっていますが、果たしてどうなるか。。。それは今後の経済指標次第だと思います。17日予定だったFOMCも行わないことになっています。行う意味がないともいえますね。

 


ダウ先物がCBした理由

通常なら0.25%ずつの利下げでした。0.5%の利下げでもマーケットを不安にするのに、1%も緊急利下げを発表したらそれは当然マーケットは恐怖しますよね。何か恐ろしい事が待っている。経済状態がそれほどに深刻なんだと。

 

17日のFOMCでこの1%の利下げ発表が予想されていたのに、それを早めて緊急利下げを発表したこともインパクトが大きすぎたと思います。

 

緊急利下げの意味

利下げしたことの意味はいくつかあります。それを簡単に説明します。


大前提条件

利下げは景気後退期に行う、なぜならば利率をさげて企業が銀行から融資を引き出しやすくするため。これが大前提条件にあります。

 


CLO債・ジャンク債のデフォルト回避

利下げしたことによって、追加融資の依頼を企業が行いやすくする。今回の緊急利下げは先日のFRBの150兆円の短期資金投入と共に、CLO債(ローン債)やジャンク債の焦げ付き、所謂デフォルトによって債券が紙くずにならないことを防ぐためと考えられます。

 

ただし、これをやったとしてもCLO債とジャンク債は非常に危険な状態にあると考えられます。あまりにも短期間の利下げ・短期資金の投入などから想像できます。


国債の正常化

現在10年債の利回りが0.98%付近です。もし政策金利がこのまま1%のままだと国債からも資金が逃げてしまいます。そうするといよいよマーケットには全くお金が回らなくなり、全ての金融資産が投げ売りされて、投資家は全てを現金化してしまいます。

 

これこそリセッション入りを確実にするために、ゼロ金利によってそれを回避しようとしてると考えられます。

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銀行は平気なの?

平気ではないです。ここまで政策金利を下げられてしまうと。そもそも銀行自体に資金力がなくなってしまいます。だからこその量的緩和なんです。量的緩和でFRBが銀行に資金を回すようにして、なんとか融資はできるように資金的なバックアップを施してると考えればいいと思います。

 

内容としては7000億ドルのバランスシート拡大です。米国債5000億ドルと公定債2000億ドルの買い入れです。70兆円以上の金融対策を実施することを発表してる事からもわかると思います。

jp.wsj.com

 

 

最も影響が大きいのは?

 

金融セクター

既に米国大手金融は自社株買いはしないことを表明しています。利下げしたら当然銀行の収益も減るので、自社株買いをする体力は残ってないことになります。

 景気後退期においては金融が本当に最も大きく影響を受けるセクターになるので当然かもしれません。


エネルギーセクター

次に怖いのがエネルギーです。原油先物が既に5%近くの下落。先日減配を発表した独立系エネルギー会社の最大手の【OXY】ですが。現在の株価は14.26。配当率22%!!

 

直近高値の$40/株から70%近く下落しています。高配当系はCLO債やジャンク債を発行してる企業が多く、高配当銘柄は減配を発表したら同じような状況になることを覚悟しておいた方がいいです。

 

ただ減配すれば一度企業は体力回復を期待することもできるので、その際にどう考えるかが重要だと思います。

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*StockCharts

 

 

 

まとめ 

では「【米国株】FRB緊急利下げを簡単解説!米国がゼロ金利突入」をまとめていきますね!

 

今回のFRB緊急利下げ1%によって、米国がゼロ金利に突入しました。CLO債・ジャンク債、そして国債が異常をきたしている。これが解決できなければ間違いなくリセッション入りだと思います。

 

更に米国企業の体力と景気後退の綱引きが行われます。コロナ被害は現在米国でどんどん拡大しています。次の決算は米国企業はボロボロになると想像できます。

 

高配当株もCLO債・ジャンク債の焦げ付きが表面化していくと減配などの発表も予想できます。想定できる限りの最悪のストーリーもあり得る事を念頭にいれてみてください。

 

自分もまだまだ勉強中ですが、これからも分かりうることをできる限り簡単に解説できるように努力します。

 

では皆さんの米国株投資によるお金持ちになる資産運用を祈って!

 

*投資判断はあくまで自己責任で

 Keep your finger's crossed!

 

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