タバコ株の未来はニコチンチューイングガムが鍵を握ってるかもしれません。というのがスウェーデンのある企業がこのニコチンチューイングガムをリリースしたことにより、驚異的な成長を遂げているからです。日本ではJTが無煙たばことして発表しています。
その企業名はSwedish Match（Ticker SWMA)です。残念ながら日本の証券会社では投資できません。そしてこの企業がリリースしているZinという商品によって2018年対比で15％の成長を遂げています。
この業界の動きに合わせて高配当タバコ銘柄【BTI】も【MO】 新商品をリリースし始めています。環境に優しく、そしてファッショナブルにというタバコのイメージを覆す商品に今回は注目したいと思います。
ではもみあげ米国株投資家の「JT・BTI・MOも参戦中！高配当タバコ株の未来はガムに注目！」をお楽しみください。
SWMAの驚異の成長率
Swedish Match(SWMA)
Swedish Matchはストックホルムに本拠を置くタバコ会社です。タバコ会社においてはアウトサイダーといえると思います。
事業内容としては既存紙巻タバコが30%です。そしてそれ以外は今回ご紹介しているニコチンガムがほぼすべての売り上げを占めています。
このニコチンガムはニコチンパッチ・かぎタバコなど様々な名称で呼ばれています。
このニコチンガムのZinによって、同社は2018年対比で売上高が15％上昇しました。
直近の株価比較
1年間の株価チャートの比較になります。SWMAは驚異的な伸びによってS&P500の上昇率を追い抜いてしまいました。特にMOが低迷してるのとは対照的ですね。
*Bloomberg(オレンジ色はS&P500)
ニコチンガムとは
このZinニコチンガムの何が凄いっていうと、ニコチンを血流に放出する上顎歯肉と頬の間を滑るタバコを含まない経口ニコチンポーチのため、人体への被害が可能な限り抑えられているという事。
よくある禁煙のためのニコチンパッチガムではなくて、嗜好品としてニコチンを摂取できるガムですね。そしてこの安全性が認められて既にアメリカの67000店舗においてリリースされているという事。
さらに、広告などにおいて規制にひっかかっておらず自由にファッショナブルな広告を打ち出せるという事なんです。（電子タバコも最初はそうだったので、注意は必要ですが。。。。）
店舗イメージが写真があったので、みてみてください。スターバックス？？って勘違いしたようなイメージです。タバコのイメージを完全に覆してきましたね。。
ニコチンガムに注目する理由
ニコチンガムに注目する理由としては３つあります。
１．健康被害が最小限
先ほどのZinで紹介した通り、嗜好品としてのニコチンはタバコユーザーとしては欠かせないものです。しかしタバコが害を及ぼすのは間違いないですが、血流にタバコが流入しないことで健康被害が最小限になります。
２．偽物が出回らない
電子タバコが一番問題視されたのは、吸い込み口のソケットをいくらでも加工が可能でそのソケットにマリファナなどを混入させて、使用されるという悪用がされたことです。また闇市場でも取引が盛んになってしまいました。
結果としてアメリカにおいて死者が続出し、更に電子タバコが爆発して被害を受けたなど電子タバコの仕様上の問題が多発していました。
しかしこの形での流通であればそもそも加工ができないので、品質がキープできる可能性が高いと思います。
３．あまりにもイメージがいい
先ほどの写真でもわかる通り、あまりにもイメージがいいです。ファッショナブル且つ明るいタバコ世界といった相反するイメージを平然と打ち出せます。また煙などは当然発生しないので、他の人に迷惑をかけないという最大のメリットもあります。
JT・BTI・MOニコチンガム参戦
参戦状況
BTIは直近で日本でも発売したように「VELO」を展開中。VELOの売り上げはまだBTIの全体売り上げの4%程度なので、今後の成長が期待されます。JTも20個500円で新商品を発売しています。
MOは実は昨年「ON！」というニコチンガムをリリースしてる会社の株式を株式の半数を取得して実質的に経営権を取得しています。Northernerという会社です。
ON! Nicotine Pouches – Northerner.com
商品比較
各社の値段はほぼ変わらないので、最終的には好みとかで分かれそうです。本当に見た目はタバコっぽくないですね。
【MO】の「ON！」が20個入りで大体500円位
【BTI】の「VELO」が10個入りで300円位
ZYNも15個入りで400円位
まとめ
では「JT・BTI・MOも参戦中！高配当タバコ株の未来はガムに注目！」をまとめさせていただきます！
今回はスウェーデンの企業SWMAの驚異的な成長を押し上げてるニコチンチューイングガムに注目しました。この分野はこれからますます競争が厳しくなりそうです。
そして高配当タバコ銘柄の【MO】や【BTI】もしっかり進出していて事はタバコ株ホルダーからすると非常に注目だと思います。
また非常に皮肉めいてるのですが、【BTI】はOne of the Most Sustainable Companies in the WorldにSEALという組織から選ばれています。「VELO」のリリースなど企業イメージの改善が成功してるからですね。コカ・コーラやネスレと肩を並べるとはタバコ会社なのに、、、
タバコ株は嗜好品分野です。枯れた産業ですが、世の中の人々の嗜好という分野を分析してこういった新商品のリリースもしてることは忘れないようにしたいですね。
自分はこの記事をみて【BTI】に関しての将来性もまだまだ期待できるなと感じました。今後も継続してホールド予定です
ではみなさんの高配当タバコ株の配当金不労所得による幸せな資産運用を祈って！
＊投資判断はあくまで自己責任で
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