米国大統領選挙も11月6日の約11か月後に向けて非常に盛り上がってきています。やはり今回の注目点はSNSによる支持率上昇が一つの重要なポイントになってきています。
トランプ大統領はツイッターを一つの強力な自分のメッセージ発信ツールとして利用しているのは皆さんご存じな方も多いと思います。
投資家にとってはトランプ砲と呼ばれトランプ大統領の発言一つで株価が大きく変わるのは今年散々味わってきたと思います。いい意味でも悪い意味でも。
Just returned to the United States after spending a GREAT Thanksgiving with our Courageous American Warriors in Afghanistan! pic.twitter.com/b2vgY5BH6z
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2019年11月29日
サンクスギビングにアフガニスタンをサプライズ訪問したツイートなどは20万以上のいいねがついている位、インパクトがあるツイートだと思います。
今回はそのSNSに関して大統領候補がどのように利用しているのか、そしてトランプ大統領はSNSでも最強の候補になり得るのかを考察してみたいと思います。
ではもみあげ米国株投資家の「SNS攻略が大統領必勝の鍵?トランプ大統領はSNSのプロ」をお楽しみください!
SNSの政治広告
SNSの政治広告に関しては、実はツイッターでは11月22日から全面的に禁止になりました。11月15日に禁止内容がでました。とはいえそれがどの程度までなのかは非常に曖昧です。
米ツイッター、政治広告を11月から禁止 トランプ陣営は反発 - BBCニュース
フェイスブックは禁止内容は現在ありません。逆に積極的に各候補が政治広告に利用している状況です。
SNSとは少し違いますが、トランプ陣営がブルームバーグへの取材には基本的に協力しない方針を示しました。
上記はブルームバーグの偏向報道への批判という事ですが、それ以外にも民主党の候補でブルームバーグ創設者のマイケル・ブルームバーグが出馬したという事もありますね。
こういった政治的なつながりによるメディアとの攻防もここから激しくなってきそうです。
SNS使用率
SNSプラットフォーム利用率
トランプ大統領がツイッターを頻繁に使用してることはよく知られてる事ですね。ツイッターはほぼ毎日です。それ以外にサンダースさんも幅広く利用、ヤン候補に至ってはほぼ全てのプラットフォームを利用している状況であるのがわかります。
各プラットフォームの利用率をチェックしているとわかるのですが、トランプ大統領73歳、サンダース氏78歳にも拘わらず、この二人が最もSNSを利用しているんです。年齢は関係なく、そのSNSのユーザー層によって積極的に活用してる状況ですね。
フェイスブック利用頻度
フェイスブックはいわゆる「ダイレクトレスポンス(直接的な反応)」を最も得やすいプラットフォームとみなされています。また25歳から49歳で最も利用率が高いのSNSです。
選挙資金集めのメールでも各候補者から利用されています。フェイスブックだけで資金送金も全て終わらせることができるのも効率的です。アメリカのキャッシュレス+SNSの最も効果的なのがフェイスブックでもありますね。
こちらの利用者はトランプさんとサンダースさんが非常に多いですね。
ツイッター利用頻度
ツイッターはどの候補者も利用しています。短文投稿できるから気軽に使いやすいですしね。トランプ大統領が勿論NO1で利用しています。政治的にも経済的にも今までの大統領より更にツイッターを有効活用したのがトランプ大統領じゃないでしょうか。
インスタグラム利用頻度
インスタグラムはフェイスブックほどではないですけど、米国でも頻繁に利用されています。特に写真などの画像をPRするには最も適したSNSですよね。
WSJとNBCニュースの共同調査で若い有権者の支持が高いサンダース氏とヤン氏が最も頻繁に利用している状況です。
ユーチューブ利用頻度
ユーチューブは現在はそれほど利用はされていませんが、選挙戦終盤になると頻繁に使われだします。特に民主党と共和党の大統領候補が決まりだすと、アメリカのユーチューブのCMがどちらかの宣伝で埋め尽くされてくると思います。
終盤戦は最も資金を投入されるようになるSNSになると思います。現状ではなく半年後位が最も注目ですね。
米国のSNS影響度
ネット普及率
・「Digital 2019」によるとアメリカ人の95%(約3億1,200万人)がインターネット利用
・ソーシャルメディアのアクティブな利用者の割合は70%で、先進国50-60%代程度
・PCでの利用率も高い
・携帯電話端末加入者は106%(一人一台以上)
SNS影響度
上記がSNS影響度のグラフになります。間違いなくユーチューブが一番影響度が大きいのですが、気軽に発信はできないので、選挙後半戦において注目度がぐっと上がるはずです。
ユーチューブを除いた場合の順位は
1.フェイスブック(メッセンジャーを含む)80%利用率
2.インスタグラム 50%利用率
3.ツイッター 40%利用率
フェイスブックの利用率が圧倒的なのがわかります。更にメッセンジャーは米国で最も利用されてるメッセンジャーになっています。
ツイッターはフェイスブックに比べると40%しかないので、影響力はかなり劣りますね。ということはトランプ大統領はSNSでは他の候補者に負けることになるのでしょうか?
とんでもありません。トランプ大統領はしたたかです。実はフェイスブックの政治的最大の広告主はトランプ大統領だというデータもあるんです。
正にトランプ大統領はSNSにおいては死角なし!といったことになります。ツイッターでもフェイスブックでもちゃっかり自己PR済み。後は選挙戦後半におけるユーチューブの利用方法次第じゃないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?「SNS攻略が大統領必勝の鍵?トランプ大統領はSNSのプロ」はお楽しみ頂けたでしょうか?
SNSを駆使するのは非常に重要な事が理解できたと思います。米国の大統領候補者は積極的にSNSを利用している状況ですね。
特にトランプ大統領は73歳という年齢ながら、我々よりよっぽど上手にSNSを使ってる状況ですよね。ツイッターでもフェースブックでもまさかトップを走ってるとは。
そして選挙戦後半にはユーチューブでの広告が非常に重要になってきそうです。その点も見逃せないポイントです。
ではみなさんの米国株投資の不労所得による幸せな資産運用を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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