先週は全指数が下落となっています。バリューシフトの週だったのですが、それ以上に下落圧力が強かったという事になりそうです。株式市場から資金抜けしているというよりは金利や原油の急激な上昇でセンチメンタルが悪化して、それによってショートが増えた可能性が高い気がします。
そんな中で今週の展望を確認していきたいと思います。
では米国株投資家もみあげの「【米国株の週間展望】バリューシフト見極めと金利動向」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
先週の各指数
先週はバリューシフトの週だったのでダウが最も下落が少なく、SP→ラッセル→ナスダックの順で下落したことになります。特に半導体や大型テックが集中的に売られていたので、それが大きく影響した形ですね。その資金が金融やエネルギー、そして資本財・素材の一部に流れ込んだことになっています。
1月6日締めの週のファンドフローは、投資家が3週連続でファンド資産(従来型ファンドとETFの両方を含む)を純購入し、134億ドルを追加しました。
株式ファンド(+92億ドル)、課税債券ファンド(+54億ドル)、非課税債券ファンド(+8.41億ドル)の全てが新規資金を獲得した。マネーマーケット・ファンドは21億ドルの資金流出となった。
先週の各指標
参考までに各指標をまとめておきました。
米国市場状況(1月7日まで)
1月7日までヒートマップ
テックが最も下落していますが、不動産やヘルスケアも相当下落していることがわかります。
ヘルスケアは直近かなり上昇していたのでバリュエーション的な調整とも見えます。。(ヘルス保険部門は多分バイデン政権のオバマケア促進が難しくなったという織り込みだと思います。)
そして不動産は金利が急激に上昇すると下向き圧力、モーゲージレートが上昇したのも重しになったと思います。
それらの抜けた資金がほとんどエネルギーや金融、そして資本財や素材の一部に流れ込んだ形になりそうです。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec&st=w1
先週
今週の決算スケジュール
今週決算の注目としてはDAL、TSM、C、WFC、BLKになると思います。
経済指標
入札)全て東部時間13時 シカゴ時間12時 日本時間夜中の3時
1月11日(火)3年債入札
1月12日(水)10年債入札
1月13日(木)30年債入札
→10年債と30年債は*リオープンなのでこの入札で金利が大きく動くことはあまりないと考えられます。
*国債を発行する際、すでに発行されている国債と同じ利率、元利払期日を設定し、同一の回号を付すことにより、その国債を既発債と同一銘柄として追加発行するための方式のこと。同一銘柄の国債の発行量を増やすことで、市場の流動性を高めることができる。
経済指標)
1月12日(水)消費者物価指数(CPI)
東部時間8時半 シカゴ時間7時半 日本時間22時半
→前月対比の予想が0.4%(前月0.8%) 、前年対比の予想が7.1%(前回が6.8%)
1月14日(金)小売り売上高
東部時間8時半 シカゴ時間7時半 日本時間22時半
その他)
1月11日(火)パウエル議長公聴会
東部時間11時 シカゴ時間10時 日本時間夜中1時
1月13日(木)ブレイナード理事公聴会
東部時間10時 シカゴ時間9時 日本時間夜中12時
まとめ
では「【米国株の週間展望】バリューシフト見極めと金利動向」をまとめていきますね!
纏めてみると、かなりセンチメンタルが悪化しましたがまだまだ中立の状況である事がわかります。
ただショートが非常に多く株式市場から資金抜けしてないとしてもヘッジでショートが続き、今週から始まる決算次第では一旦の資金抜けが発生するとまだ調整が加速する可能性があるとも言えそうです。もちろん逆のパターンもありえますが・・・
バリューシフトするにしてもここからはゆっくり決算をみてからでいいきもしますね。今週も頑張りましょう!
先週のコメントです。備忘録
年初のフローが入ってくるので、まずはどこに資金が向かうかしっかりチェックしておきたいですね。またイベントが矢継ぎ早にどんどん入ってくるので、それももちろん最重要チェックです。
本日既にテスラの納車台数が発表されたので、一旦テスラに資金が入ってくるのは十分考えられます。とはいえ、それで舞い上がらないようにしっかりスタートをきりたいところです。今年も頑張りましょう!
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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