米国株は急落!ダウ-0.66% ナス-1.66% SP500-0.82% ラッセル-1.55% もみ+1.2%。CPIでインフレ懸念が再発して、地合いからも一気に売りが入った形です。
たった2日間の調整なのですが、個別株の特に中小株の成長株に投資してる投資家からは暴落レベルに感じると思います。ボラティリティの高さが悪い方向に働いてるイメージです。CPIは過去類に見ないほどのインフレを懸念させています。
米国株投資家もみあげの「米国株は急落!CPIでインフレ懸念再発」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
CPI
消費者物価指数(10月)22:30
結果 0.9%
予想 0.6% 前回 0.4%(前月比)
結果 6.2%
予想 5.9% 前回 5.4%(前年比)
結果 0.6%
予想 0.4% 前回 0.2%(コア・前月比)
結果 4.6%
予想 4.3% 前回 4.0%(コア・前年比)
CPIの更なる詳細はこちらで。コアだけ見ても過去類を見ないほどの強さになっています。
各種指標の動き
各種指標
コモディティ)
下記がコモディティ関係の全体の動きです。今日は原油の下落がすさまじかったです。
金利)
今日は10年債は上昇です。短期債も大きく上昇しています。30年債入札も盛大に滑ったので仕方がないかと。インフレ懸念も入ってます。
・実質金利 1日前-0.64→本日-0.60
*長期実質金利平均。長期実質金利平均:長期実質金利平均は、残存期間が 10 年以上のすべての発行済み TIPS の買値実質利回りの非加重平均であり、長期実質金利の代理として使用することを意図している。
・VIX指数+5.34%(18.73)
・HYG▲0.56% (炭鉱のカナリアとして、目安として▲1%が発生したら警戒)
→債券が大きく売られてるので、社債からも資金抜け。
各種指数の動き
チャート
各種ETF(指標の動き)です。DIAはダウ(オレンジ)、IXICはナスダック(青)、IWMはラッセル(紫)、SPYはS&P500(黄)、ARKKはアーク(水)としてみてください。最終値ではなくて1日の動きです。
寄り天ですね。ただ引け前は流石に戻していますが。。。
各種サイズの変動率
各種サイズ・分野の変動率です。こちらで今日の好調・不調がわかると思います。
大型はグロース、小型はバリューが弱いといった形です。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
SPYの出来高は上昇です。一旦買いが入ってからの売りなので出来高も大きいです。
QQQ・出来高
QQQはハイテクの出来高動向をチェックするために使います。
QQQの出来高も上昇です。こちらも同じ
中小株出来高
ラッセルは出来高も上昇。ラッセルは今日は終日弱かったです。
マーケット状況
セクター状況
上昇セクター)
インフレに強めのヘルスケア、公益は巻き戻し、テスラはリバウンドと考えていいかと思います。他には一部小型で強い銘柄もありましたが、基本は利確が多く入っています。
下落セクター)
ハイテク・半導体・エネルギー・一般消費財が悉く売られています。インフレ懸念だけでなく単純なポジション削減も入ってると思います。また小型グロース系の急落は暴落レベルが多いです。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec
主要銘柄の状況
AAPL: パフォ(本日▲1.92% 1日前+0.25%)
→アップルは出来高上昇。売られ続けてました。
AMZN:パフォ(本日▲2.63% 1日前+2.5%)
→アマゾンは出来高は変わらずですが、昨日の買いがそのまま相殺。
TSLA: パフォ(本日+4.34% 1日前▲11.99%)
→テスラは出来高は下落です。単にリバウンドとも判断できそうな出来高です。
まとめ
では「米国株は急落!CPIでインフレ懸念再発」をまとめていきますね!
問題はとにかく債券周りが壊れていて、金利が当てにならない。更にFRBはインフレは一時的としていますが、バイデン政権もインフレ懸念を明確に示しだしてる事。要はこのままだと利上げもしないために、インフレが進みすぎた場合の景気停滞の不安が大きくなり続けてる事かと思います。
ただマーケットの金余り状況はまだ変わらないので、一気に崩れる事はないとは思っていますが、相変わらずのボラ高は継続しそうです。AHにはAFRMやMQなどフィンテックが盛り返してるのが注目でしょうか。
*投資判断はあくまで自己責任で
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