先週はラッセルがマイナス、ナスダックがヨコヨコ、SPとダウは上昇という好調と不調が分かれた週になりました。雇用統計が発表された金曜日は下落しましたが、セクターなどをみると先々週とはちょっと傾向が違ってきたのかなという動きがあります。
そんな中で今週から決算シーズンが始まっていきます。この傾向への言ってみれば答え合わせが出てくるシーズンになりますので、大事な決算には必ず目を通すようにしていきたいですね。
では米国株投資家もみあげの「【米国株の週間展望】決算を見ながら方向感の確認を!」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
先週の各指数
今週はダウが最も上昇です。セクターや金利などを見ていくと明確にわかるのですが、エネルギーや金融セクターが好調だったからですね。それがダウを押し上げています。逆に最も不調だったのはラッセルです。ただ反発する時はラッセルが最も上下するので仕方ないかと。
ナスダックのポジションを削減して、逆にエネルギーや金融に資金を入れるというのが今週の動きだったような気がします。ただ金融は来週から決算スタート、更にCPIや国債入札など金利が動くイベントが待っています。(ただ入札は10年と30年はリオープンですが。。。)
先週の各指標
参考までに各指標をまとめておきました。
米国市場状況(10月8日まで)
10月8日までヒートマップ
セクターは少し傾向が見えずらいですけど、金融とエネルギーが上昇しています。特にエネルギーですね。そして先週とは逆にスタグフレ懸念が解除されて、今度は資本財・消費・生活が続いてるように経済はまだ先折れしないというマーケットの思惑が入ってきたような感じになっています。
新興国も底打ち感があるかもしれないです。逆にテック系やヘルスなどは資金が抜けているようにも見えます。ラッセルが最も弱いのも堅調な産業に資金が入るなら仕方がない気がしますね。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec&st=w1
先週
今週の決算スケジュール
航空・金融・ヘルス・物流など重要決算が目白押しです。
経済指標
入札)
12日(火)
3年債(580億ドル)
10年債(380億ドル):リオープン
13日(水)
30年債(240億ドル):リオープン
*リオープンはあらかじめ決められた価格の為に、金利は変動しずらい
https://home.treasury.gov/system/files/221/Tentative-Auction-Schedule.pdf
経済指標)
10月13日(水)21時30分 CPI(消費者物価指数)
→水曜日がややこしいですね。オープン前にブラックロックとデルタ航空の決算があって、更にCPIです。何かしら問題点や強みが共通な場合は、かなりマーケットに偏りが出そうです。
10月14日(木)23時ごろ EIA 週間石油在庫
まとめ
では「【米国株の週間展望】決算を見ながら方向感の確認を!」をまとめていきますね!
原油と金利にマーケットが振り回されるのは続きそうです。ただある程度の適正水準みたいな物差しがあって、マーケットはそれを探ってる感じだと思います。ただ決算で各種企業が思ったよりも業績悪化してる場合はまた異なってきます。
よって金利と原油の動きに注意しながら、各企業の決算を見ながら今後の方向性を確認していくのが今週の大事なポイントになるのではないでしょうか。まだマーケットに力強さがあるとは決して言えないとは思います。
先週のコメントです。備忘録
様々な情報を確認していくと相対的にコストインフレ・インフレ問題に関してかなりマーケットが警戒してる感じが伺えます。サプライチェーン・エネルギー・半導体・人件費など結局は全て繋がってると考えると当然かと。
マーケットがこれで安定してくるとはちょっと言い難い状況ですし、来週は決算がスタートします。金融関係はかなり織り込んでると思いますが(ポジティブに)、逆噴射も怖いところです。まだまだ警戒しながら投資していくのが賢明な場面かと。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
Keep your fingers crossed!
↓応援ポチっとありがとうございます!↓
↓面白かったら是非ともシェア願います↓
<書籍出版>
ソーテック社さんから書籍が出版!既に重版も決定で10月17日発売!今までの自分の知識を結集して全て自分で書き下ろしたので是非読んでみてください!
<メルマガ創刊>
週刊で月曜日に配信です。「米国株のコツ」として週間展望や読者様からの質問コーナーを設けて、ブログとは違う自分自身の主観も含めていきたいと思います!1か月購読継続で1か月無料期間もあります。月間1100円です。
【つみたてNISAに最適・投資信託も楽天ポイントで可能】