先週はISM製造業景気指数も数値は予想以下、特に雇用統計は大きく数字が悪化したのですが、金曜日はショートカバーが大きく発生して全体が戻るような雰囲気がありました。
ダウ系、いわゆるオールド・経済再開を織り込んだ銘柄はそれとは関係なく継続して上昇していたといった週でした。ハイテクと特にハイテクグロースは大きな下落が発生した週だったと思います。そんな中で今週の展望です。
では米国株投資家もみあげの「【米国株の週間展望】オールド躍進も気になるインフレ」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
先週の各指数
今週はダウが最も好調でした。わかやすくリバランスでダウ系は買われていて、ナスダック益は売られた週間だったとなります。
ダウとSP500は最高値を更新し続けています。逆にナスダックはこれで3週間連続下落してきたという事になりました。
ただ今週のリバランスでダウ系が間違いなくかなりの高値に近づいてきてるのは間違いなく、来週はダウ系がこのまま上昇するのかが最も注目されることになりそうです。いわゆるオールド・バリュー系銘柄がここから更に上昇するかという事です。
先週の各指標
参考までに各指標をまとめておきました。
原油・銅など素材関係は上昇し続けています。ちょっと気になるのがインフレ率の上昇です。特にこの分野でコストインフレは継続してる様子がうかがえます。
米国市場状況(5月7日まで)
5月7日までヒートマップ
セクターはエネルギーセクターは強烈に上昇しています。次につながるのは素材、そして金融です。経済正常化を強烈に反映させている状況であることがあります。
但しこれらのセクターが上昇しているのはコストインフレが更に進んでいるという解釈もできることになります。コストインフレがまだ受け入れ続けられてる状況であれば問題ないですが、米企業がこれらのインフレ負担が本格的に重しになってきた時が、全体への一旦の調整リスクになる事は忘れないようにしたいところです。
もっとも不調だったのはハイテク関係です。GAFAMやハイテクグロース関係は今週金曜日の戻しもありましたが週間では特にハイテクグロース関係は大きく下落していました。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec&st=w1
先週
今週の重要スケジュール
日本時間
5月12日 21時半 アメリカ消費者物価指数 04月(CPI)
5月14日 21時半 小売り売上高04月
23時 ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値) 05月
今週の経済指標は消費者に密接な関係がある指数がいくつか発表される予定です。toBのビジネスよりtoCのビジネスの影響度が大きそうです。
まとめ
では「【米国株の週間展望】オールド躍進も気になるインフレ」をまとめていきますね!
今週は先週調子が良かったオールド系に投資をしたくなるかもしれないです。ただハイテクグロースがかってそうだったように、オールド系にもサイクルは発生する可能性は高いです。継続して上がり続ける事はないと考えて欲しい所。
かといってハイテクグロースが底値を付けたとは時期尚早だと思います。コストインフレによって全体が調整可能性も考慮すると、ハイテクグロースはまだ下値も見えてきます。
となると今週はそれほど大きくは動かず様子見していくのが無難かもしれません。これはインデックスでも同じだと考えています。
先週のコメントです。備忘録
GAFAMがあれほどの決算だったにも関わらず、アップルとマイクロソフトはさえない状況です。アマゾンも決算翌日には下落しています。もし株価が上昇する場合はこれらの銘柄がまずは上昇してきそうな気がします。
またセクター動向を見ていると経済正常化を強く意識した分野が上昇していたこともわかります。ただこれらが経済指標などで停滞感や下向きな方向性が見えてくるとマーケットが不安定になる可能性も考慮した方が良さそうです。
インデックスは相変わらず淡々と、個別株は今週も難しい局面になりそうです。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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