先週も終わってみればラッセル以外は指数には大きな変動がない週だったにもかかわらず金利は大きく揺れ動いて、更にグロースとバリューは目まぐるしくローテーションが続いていくという投資家泣かせの週だったと思います。
また日中のボラティリティも非常に激しくて、朝一が大きく下落から反発、朝一は上昇から下落といった事も珍しくなかったです。投資家としてはこのハイボラティリティがこのままずっと継続すると恐怖に怯えそうですが、果たして今週はどうなるのでしょうか。
では米国株投資家もみあげの「【米国株の展望】不確定要素が確定に!短期債入札もあり」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
先週の各指数
何のことはないですが、各指数をみるとそんなに変化がないんですよね。ラッセルは大きく下落はしていますが、では他の指数はというと大きく変化無しなんです。テスラや環境系・ハイパーグロース・アーク系などが1日毎に大きく調整されて上下されていく。
金利の変動によってその流れが激しくなって指数的には大きな変動もないのに、中身が毎日日替わりで変わっていった。そんな総括ができる気がします。
金利は一旦落ち着く可能性もあります。そしてここからの月末・四半期末のリバランスを超えていけば一旦バリュエーションの調整が落ち着く可能性もありそうです。そこからテーパリングや金利上昇を織り込んだ業績相場への移行が本格的に進む可能性もありそうです。
先週の各指標
参考までに各指標をまとめておきました。
米国市場状況(3月第4週)
3月第4週ヒートマップ
セクター傾向としては非常に分かりやすいです。直近まで絶好調だったエネルギーが原油価格に低下で大きく下落。SQによる調整も影響してると考えられます。
また金融もSLR延長廃止で金融セクターは向かい風になると考えられて下落。といった状況になっています。バリューからグロースへもリバランスされたと思いますが、それでもハイテクの下落率は相変わらず高いです。この辺りが投資家にとってリバランスが非常にダメージが大きくなる原因だったとも考えられそうです。
指数関係よりもセクターの下落率の方が高いのも印象的です。これで一旦のリバランス含めたバリュエーションの調整の可能性もあります。一度ニュートラルでマーケットを眺めてみるのも大切な時だと考えられます。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec&st=w1
3月第3週
イベント
来週の米国債入札カレンダー 2年、5年、7年債で総額1830億ドル
23日(火)
2年債(600億ドル)
24日(水)
5年債(610億ドル)
25日(木)
7年債(620億ドル)
総額1830億ドル
短期債の入札イベントなのでそこまで影響はないとは思うのですが、予想外の可能性もあるので警戒はしておいた方がいいとは思います。
まとめ
では「【米国株の展望】不確定要素が確定に!短期債入札もあり」をまとめていきますね!
僕自身も先週は肝を冷やしています。バリューとグロースを入れ替えてもついていくのが非常に困難で、個別株投資をしてる難しさを感じていました。少し休みたくなりますよね。
ただこういった時ほど不確定要素が無くなってマーケットが転換する可能性も考慮していきたいです。もちろん今週が調子良すぎた場合は月末・四半期リバランスが大きくなる懸念もあるから要注意なのは間違いないです。目線をニュートラルに投資を継続していきたいですよね。
先週のコメントです。備忘録
今週はお伝えした通りイベント盛りだくさんです。表に出てるイベントだけでも金利含めて上下したもおかしくないのにも関わらず、更に裏イベントも実は重要なポイントが多いです。
バリュー銘柄が先週は調子が良く1400ドルの給付金で再開に関係する銘柄が上昇する可能性もありますが、既にバリューはバリューじゃなくなってきてる可能性も頭にいれないといけなそうです。コストインフレも徐々にその手の銘柄にダメージを与える可能性もありそうです。
とにかく様々なイベントを考慮して、どのようにも動ける備えが大事な週になりそうです。今週も慎重に!のスタンスは崩さずいきたいですね。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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