米国株は全面高!ダウ+0.58% ナス+0.4% SP500+0.29% ラッセル+0.73% もみあげ+0.49% 。今日はパウエル議長に感謝する日になりました。ハト派的発言が多かったです。パウエル議長がマーケットの利上げの思惑に釘を刺したとも言えそうです。
今日はFOMC前にショートカバー、戻り売りからの上下を行ったり来たりで様子見だったのですが、FOMC後に政策金利引き上げの懸念が無くなったとみるや一斉にショートカバーがされてマーケットの地合いが改善されました。
米国株投資家もみあげの「米国株は全面高!パウエル議長ハト派でもSLRは名言せず」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
FOMCまとめ
本日パウエル議長がFOMCにおいていくつかの重要なポイントを明言しています。後藤さんのまとめに詳細があります。今日はハト派発言だったと思います。
◆FOMCまとめ
— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) 2021年3月17日
さきほどパウエル議長の記者会見が終わりました。取り急ぎスピード重視で、FOMCの要点を下記にまとめました。 pic.twitter.com/CFleSCAbrj
・雇用を見ながら今後も注視する。3回ほど強調
・政策金利の引き上げは2023年までは行わない
・SLRは今週末・もしくは来週に公表の可能性が高い(債券関係者)
となっています。上記に伴って一旦金利は下落、マーケットも一安心といった形になったと思います。
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数+0.01%(193.43→192.68)
・原油価格64.75→64.51ドル/バレル
・ゴールド1732→1744.5(+0.74%)
・5年債0.827→0.798(▲3.7%)▲2.9bp
・10年債1.620→1.648(+1.75%)+2.8bp(1bp=0.01%)
→一時1.616まで下落
・実質金利 1日前0.01→本日-0.01
*長期実質金利平均。長期実質金利平均:長期実質金利平均は、残存期間が 10 年以上のすべての発行済み TIPS の買値実質利回りの非加重平均であり、長期実質金利の代理として使用することを意図している。
・VIX指数▲1.2%(19.79)→▲2.8%(19.23)
・HYG▲0.23%→+0.14% (炭鉱のカナリアとして、目安とて▲1%が発生したら警戒)
マーケットはパウエル議長の発言を受けてショートカバーが発生していました。FOMC後に急激に上昇しています。またその前に税金支払いが1か月間延長したことも地合いの後押しをしていたように見えます。
一旦中立の可能性が高いです。SLRの懸念もあるし、まだリバランスやSQもありますが、ほっと一息つけるような状況が今日だったんじゃないでしょうか。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
SPYの出来高は大きく上昇です。ショートカバープラス、戻り売り、更にFOMC後の買いも入ってますので、出来高は大きくなっています。
QQQ・VOO出来高
QQQは機関投資家よりも個人の動向をチェックするためにも使っています。後はハイテクの動向ですね。VOOも個人の動向チェックだと考えてください。
QQQの出来高大きく上昇です。ショートカバープラス、戻り売り、更にFOMC後の買いも入ってますので、出来高は大きくなっています。
VOOの出来高は上昇です。こちらもSPYと同様ですね。
中小株出来高
ラッセルは出来高は上昇です。中小株はどちらかというとカバーで戻したという側面が大きかったと思います。大型よりもショートが溜まっていたし、地合いも中小株には少し向かい風だと思います。(コストインフレ懸念)
マーケット状況
セクター状況
上昇セクター)
結果的には環境系が大きな戻しがあったといえる状況です。ハイテク系は一旦戻しかけて最終的にはもう一度利確されていました。またビットコイン関係はモルガンスタンレーが採用するといった報道で大きく上昇しています。後は資本財関係も終日好調でした。
下落セクター)
一旦の戻しからハイテクは少し不調です。またヘルスケアや公益関係もですね。単純にショートが多い銘柄が戻してるとも見えると思います。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec
主要銘柄の状況
AAPL: パフォ(本日▲0.65% 1日前+1.27%)
機関投資家比率 本日58% 1日前58%
→出来高は変わらずです。昨日アップルは上昇した分、ショートも減ってるしカバーも強くはなかったと思います。
AMZN:パフォ(本日+1.42% 1日前+0.33%)
機関投資家比率 本日57% 1日前57%
→出来高は昨日より上昇です。アマゾンは昨日から淡々と買われている状況になると思います。
TSLA: パフォ(本日+3.68% 1日前▲4.39% )
機関投資家比率 本日40% 1日前40%
→出来高は昨日より上昇です。テスラはショートが大きかった分、ショートカバーがメインだったと思います。ショートからの買いもあったために、その分出来高も大きくなっています。
まとめ
では「米国株は全面高!パウエル議長ハト派でもSLRは名言せず」をまとめていきますね!
今日は動きも非常に早かったですし、寄り付いてからの下落から一気にリバウンドした銘柄も非常に多かったと思います。それくらいFOMCのインパクトが大きかった事になります。
これでマーケット状況が好転したとも見えますし、まだ中立な気もするし、非常に難しい判断になると思います。またSLRの明言は避けているのでその辺りも今後注視といった所になりそうです。明日の地合いも重要ですね。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
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