先週は米国株投資家にとっては非常に厳しい状況だったと思います。結果的に全指数が下落したのですが、それ以上に個別株投資をしてる投資家は指数の下落以上の下落インパクトを受けたと思います。
頼みのGAFAMもグーグル以外は全て下落、アップルの決算判断は難しいのはわかるのですが、EPS・売上とも一見すると非常に好調にみえたアマゾンまで売られてしまいました。
要はマーケットの状況がそのような状況だったと切り替えるしかないと思います。そして今週はいよいよ大統領選挙がやってきます!皆さんも様々な思惑があると思うのですが、それを含めて先週の振り返りと今週の展望をまとめて行きたいと思います。
では米国株投資家もみあげの「【米国株の展望】全て大統領選挙の結果次第!コロナも忘れずに!」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
大統領選挙が全て
今週は大統領選挙の結果が全てだと言っていいと思います。下記のブログの中で大統領選挙に臨むにあたって、現状や投資戦略などを簡単にまとめているので、チェックしてみてください。
株価に最もいいのは兎に角早く決まる事です。決まるのが遅くなればなるほど株価は更に下落する傾向になっていくと予想されます。先週まで現金化している資金を今か今かと折角待っている状況が台無しになってしまいます。
またもっと下落してから一気に投資するという考えもあると思うのですが、普通の投資家は大底なんて当てる事は出来ないと思います。僕ならこういった時はドルコスト平均法で11月3日から分散して資金を投入していく方が賢明だと思います。
先週の各指数
各種指数の変動
・ダウ:28335.57 →26501.6 (▲6.47%)
・ナスダック:11548.28 →10911.59 (▲5.51%)
・SP500:3435.39 →3269.96 (▲5.64%)
・ラッセル2000:1640.50 →1538.48 (▲6.22%)
アップル・アマゾンの決算への失望(僕は失望するほどではないと思っていますが)からハイテク関係が非常に売り込まれたと見えてます。
ただ指数をみると実際はほぼ全ての指数が売り込まれているのがわかります。1週間でみると違った景色が見えてきます。また9月23日の直近の底よりダウ・SP500は下落してしまいましたが、ナスダックはその時よりまだ8%近く上昇していることになります。
ナスダックが弱いといわれたとしても実際はちょっと違うかなと思います。
米国市場状況(10月最終週)
10月最終週ヒートマップ
見事に全てのセクターが売られています。ほとんどプラスになってる銘柄もなかったと思います。一部好決算で急上昇してる銘柄もありますが、それが継続的に上昇しつづけるかは不透明です。
というのが今の状況・そして比較的割安に見えて資金が集まった可能性があるからです。 そういった意味では好決算で長期的にも上昇が期待できる【ADP】(世界最大の給与計算ソフト販売会社)やグーグルといった銘柄は投資の選択肢に入ってきてもよさそうですね。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec&st=w1
10月第4週ヒートマップ
コロナ状況(最悪)
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
米国コロナ感染者数推移
コロナ新規感染者数が10万人を1日前に超えてしまっています。日曜日は減少していますが、恐らくワクチンも無い状況なので更に上昇する可能性が高いと思います。
米国コロナ死者数推移
土曜日:10月17日899人増 vs 10月31日1040人増です。
日曜日:10月18日690人増 vs 11月1日848人増です。
2週間前の土日のデータを比較してみると、既に土日とも2週間前より増加してしまっています。コロナ新規感染者数増加の影響が既に出てしまっている状況だと判断できます。
10月8日211,801人(前日対比892人増)
10月9日212,773人(前日対比972人増)
10月10日214,377人(前日対比1014人増)
10月11日213,787人(前日対比590人増)
10月12日214,771人(前日対比394人増)
10月13日215,085人(前日対比314人増)
10月14日215,902人(前日対比817人増)
10月15日216,872人(前日対比970人増)
10月16日217,700人(前日対比828人増)
10月17日218,599人(前日対比899人増)
10月18日219,289人(前日対比690人増)
10月19日219,674人(前日対比385人増)
10月20日220,133人(前日対比459人増)
10月21日221,066人(前日対比933人増)
10月22日222,201人(前日対比1,155人増)
10月23日223,042人(前日対比841人増)
10月24日223,995人(前日対比953人増)
10月25日224,899人(前日対比904人増)
10月26日225,230人(前日対比331人増)
10月27日225,735人(前日対比505人増)
10月28日226,723人(前日対比988人増)
10月29日227,700人(前日対比977人増)
10月30日228,668人(前日対比968人増)
10月31日229,708人(前日対比1040人増)
11月1日230,556人(前日対比848人増)
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
質問紹介(決済に関して)
質問)
もみあげさんの本購入し、勉強させていただいてます。
一点ご質問なのですが、ETFや投信の積み立てで長期的に再投資を考えている場合は外貨決済、円貨決済どちらがよろしいでしょうか。手数料に大幅な差がなければ円貨決済を考えてます。
また、楽天証券で円貨決済で注文している投信を外貨決済に変更はできないのでしょうか。
自身で調べてもわからなかった為ご質問させていただきました。お手隙でしたら教えて下さい。
回答)
ご質問ありがとうございます。
投資信託は円貨決済のみの対応になるはずです。
ETFの場合は両方可能ですが、結局ETFはドルで所有することになり円貨決済、外貨決済での違いは手数料の違いになってくると思います。
円貨決済は手間がかからず楽なのですが、その分為替手数料が外貨決済よりかなりたい事になります。年に数回しか取引しないなら、大きな差にならないかもですが。
大きな金額や1か月に1回取引するなら、外貨にしてから決済する方がお得です。
まとめ
では「【米国株の展望】全て大統領選挙の結果次第!コロナも忘れずに!」をまとめていきますね!
今週は大統領選挙の結果が全てです。コロナ状況が悪化したとしても大統領さえ決まってしまえば、追加経済政策期待があるので相殺して更なる上昇が予想されています。
但しコロナ状況が悪化してる事は忘れないで、銘柄選定ではコロナに強く・そして決算評価がよかった。元々事業として強みを持っている鉄板銘柄に投資していくのがリターンを一番出すのではないでしょうか。
また今週は大統領選挙の裏で【PYPL】【SQ】などの決算も予定されています。いくら決算が良くても地合い次第で予想外の方向に行きかねないので要注意です。
いよいよ待ちに待った大統領選挙!気を引き締めてしっかり向き合って投資していきたいですね。今週も頑張っていきましょう!
先週のコメントです。備忘録
コロナ新規感染者数が過去最高を記録してしまいました。現在は大統領選挙・追加経済政策に目線がいっています。そしてワクチン期待もあります。ただ現実としてはwithコロナ状況を強く意識しなくてはいけない状況であることを忘れないでいたいです。
投資家の資金の流れをつかみつつも、ご自身の現金比率・銘柄選定を含めたリスク管理を徹底する事が今後重要になってきそうです。
決算状況を見ながら、コロナ状況でも・大統領がトランプ・バイデンどちらになっても戦える体制を整えておきたいですね。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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