先週は金曜日は下落しましたが、週間でみるとダウ・ナス・S&P500は上昇した週でした。ラッセルはここ最近非常に調子が良かったので、唯一下落しました。
週末にはペロシ民主党議長が「コロナ追加経済政策の合意に楽観的」と発言していますが、恐らくマーケットはその茶番にはもうほとんど反応しなくなっていると思います。
となると残る大きな材料はしばらくは大統領選挙と各企業の決算になると思います。その点を考慮しながら来週の展望をお伝えしていきたいと思います。
では米国株投資家もみあげの「【米国株の展望】需給相場継続か!?ヨコヨコ展開は決算次第!」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
先週の各指数
先週の指数
各種指数の変動
・ダウ:28586.9 →28606.31 (+0.07%)
・ナスダック:11579.94 →11671.56 (+0.79%)
・SP500:3477.13 →3483.81 (+0.19%)
・ラッセル2000:1637.55 →1633.81 (▲0.23%)
今週の騰落率を見ると実はハイテクが最も好調でした。但し週の後半にかけてはハイテク特にGAFAMは上昇率が抑えられてしまって、むしろダウ銘柄の方が上昇してるようにも見えました。
特に不調になってる指数は存在はしてないですが、横横状態がしばらく続いていきそうな感じでもあります。
大統領選挙状況は先が見えず、追加経済政策も期待できないので、恐らく決算やポジティブニュースによって銘柄毎に資金があつまるかどうかのマーケットが続きそうです。
米国市場状況(10月第3週)
10月第3週ヒートマップ
10月第3週のヒートマップを見てみるとGAFAMは不調に見えていますが、プライムデーが不調に終わる可能性が報道されたアマゾン以外は実は情祖父です。他は資本財・ヘルスケア・生活必需品などは全体的に好調に見えます。
資本財を除くと少しコロナの第一波の時の状況に似てきてる感じがします。実際にコロナ感染が拡大してきているので、この傾向には注意しておいた方がいい気がします。
10月第2週ヒートマップ
決算スケジュール
今週は生活必需品などの決算が多いですね。米国株投資家に人気のPG・KO・VZ・PMなどの決算が予定されています。
#earnings for the week https://t.co/lObOE0dgsr $TSLA $NFLX $PG $INTC $LMT $ABT $KO $T $HAL $SNAP $PM $VZ $AAL $ERIC $LOGI $WGO $IBM $PLD $TMO $CMG $LGND $LUV $CDNS $TSCO $DGX $LII $NDAQ $LRCX $PHG $BIIB $CLF $ACI $ONB $TXN $SYF $NEE $GPK $TRV $SFNC $FCX $MAN $IRBT $CMA $LLNW pic.twitter.com/ZpY54AfjCQ
— Earnings Whispers (@eWhispers) 2020年10月17日
来週の決算としてはやはりテスラが最も気になるところです。21日を予定しています。テスラは直近でかなり出来高も収束してきていて、決算次第で大きく上下しそうです。
需給相場の状況なので、こういった決算次第で振れ幅が大きくなる可能性は考慮しておいた方がいいと思います。
コロナ状況(ネガティブ)
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
米国コロナ感染者数推移
グラフを見ていくと完全に右肩上がりの上昇になっていってしまってるように見えます。このままだと1日の最大感染者数を更新してしまうのも遠くなさそうです。
米国コロナ死者数推移
土曜日:10月3日908人増 vs 10月17日899人増です。
日曜日:10月4日678人増 vs 10月18日690人増です。
2週間前の土日のデータを比較してみると、相変わらずほぼ横ばいです。感染者数が増加してる状況なので、この状況が続くと死者数が増加するリスクがありそうです。
10月1日206,928人(前日対比930人増)
10月2日207,808人(前日対比880人増)
10月3日208,716人(前日対比908人増)
10月4日209,394人(前日対比678人増)
10月5日209,794人(前日対比400人増)
10月6日210,192人(前日対比398人増)
10月7日210,909人(前日対比717人増)
10月8日211,801人(前日対比892人増)
10月9日212,773人(前日対比972人増)
10月10日214,377人(前日対比1014人増)
10月11日213,787人(前日対比590人増)
10月12日214,771人(前日対比394人増)
10月13日215,085人(前日対比314人増)
10月14日215,902人(前日対比817人増)
10月15日216,872人(前日対比970人増)
10月16日217,700人(前日対比828人増)
10月17日218,599人(前日対比899人増)
10月18日219,289人(前日対比690人増)
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
まとめ
では「【米国株の展望】需給相場継続か!?ヨコヨコ展開は決算次第!」をまとめていきますね!
コロナ感染者数増加が現在で最も大きなリスクと言えそうです。現在最も期待されてるコロナワクチンはPFE+BNTXになりそうなので、こちらは大統領選挙までには間に合わないです。
すでに追加経済政策に関しては大統領までは期待ができないとマーケットは織り込んでる気がします。需給相場が継続していきそうです。よって決算がマーケットの雰囲気を大きく左右しそうです。
セクターローテーションも決算によって頻繁に発生する可能性もありそうです。しっかりと決算状況を確認しながらセクターローテーションに振り回されない投資を継続していきたいですね。今週も頑張っていきましょう!
先週のコメントです。備忘録
今週注目したい3つのポイントを再度おさらいです。
・金融系の決算(JPMに特に注目)
・追加経済状況に警戒
・アップル・アマゾンのイベント
そして上記に加えて、米国のコロナ感染状況には警戒が必要です。これが本格化すると景気回復の遅れを懸念されて、堅調な先物(特に原油関係)や金利も下落することが見込まれます。
投資家は継続してリスクとを取り切らず、決算の状況を考慮しながら本質的に強いビジネスを有してる銘柄へ投資を継続していきたいところです。(バイデン候補が大統領になる事を見越した銘柄に全ぶりするのはギャンブルになりますので、注意)
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
Keep your fingers crossed!
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