米国株は昨日発表されたFRBのメインストリートプログラムによる中小企業支援策や原油価格の上昇を受けて、本日はプラスで終わっています。
ダウ+1.52% ナス+2.08% SP500+1.67% Russel+3.00%の状況です。特にラッセルの上昇が激しかったです。ラッセルの現状も確認しておきたいと思います。
更に世界中が借金まみれになっているように見えます。いいかえるとすれば社債での資金調達が世界中の企業で当たり前になっていると言えます。また本日米国でも記念すべきことが起こっています。
今回は上記点を簡単に説明していきたいと思います。
では米国株投資家もみあげの「世界中が借金まみれ!?社債で溢れかえる世界経済」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
借金まみれの世界経済
社債発行が世界最高値
世界の社債発行が4月に最高値を達成しました。額として6314億ドル(約67兆5000億円)で1980年以降で最高で、10年間の平均の2.2倍です。
世界の社債発行最高に 4月67兆円 低コストで資金確保 中銀支援で格差も :日本経済新聞
どうしてこうなったかというと本当にわかりやすく言うと、コロナパンデミックの被害によって世界企業が大きなダメージを背負って、各国が金融政策でジャブジャブお金をばらまいてるからです。
低金利で社債を発行できる。これによって資金を調達できる。これが世界中の企業が借金まみれになっている現実だと思います。
もちろん健全に経営できてる企業も存在します。但しそれ以上に本来であれば社債などは発行できない企業でも発行できてる状況なので、今回の金融政策で生き残ってしまった企業などは、今後大きな問題を抱える事になると思われます。
米国などはフォーリンエンジェル債といって、投資適格債からジャンク債に格付けダウンしてる社債を中央銀行のFRBが買付してるくらいですからね。。。。
米国が20年国債発行
米国が本日20年国債の発行を開始しました。倍率としては2.5倍ほどでマーケットの評価としてはまずまずの状況だという事です。金利も各国と足並みをそろえてますし、その効果は出ていると考えていいかもしれないですね。
ラッセルの躍進は借金
本日ラッセルという米国中小企業を対象としたインデックスが3%上昇しているのは、下記ニュースが影響しています。
言ってみればこれまで支援が届かなかった、小企業以上の本当の中小企業に対してFRBが支援プログラムを発動するためです。これは5月末からスタートします。米国の労働者の最も大きい部分を占める業界への救済策です。
このプログラムは、新型コロナウイルスによるパンデミックを乗り切ることを目的とした4年間の融資である。支払いは1年間延期されます。このラッセルの上昇はしばらく続く可能性がありますね。
とはいえ融資といっても、企業にとっては借金は借金です。この融資策で正常化までこぎつけれればいいのですが、もしそれが失敗に終わった時は怖いですね。
ラッセルはオレンジのS&P500にずっと置いて行かれてましたが、この1か月だけを見るとS&P500を上回りつつあります。逆にいってみれば割安な株式に資金が集まってるともいえるかもしれませんね。
*Bloomberg
まとめ
では「世界中が借金まみれ!?社債で溢れかえる世界経済」をまとめていきますね!
最後にもう一つ大事な点を、中国企業の米国証券市場からの締め出し法案が上院を通過しています。米中摩擦の火種になりかねない事象なので、投資家は覚えておいた方がいいです。
社債発行に対してはネガティブではないんですが、コロナパンデミックからの経済回復を前提条件として様々な金融政策が施され、お金がジャブジャブになっています。この歪みから確実に世界経済が正常に戻れるのか、継続してウォッチしていきたいですね。
では皆さんの米国株投資による中・長期の資産運用の成功を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
Keep your fingers crossed!
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