米国株は調整下落!ダウ-0.79% ナス-0.93% SP500-0.71% ラッセル-1.19% もみ-0.35%。今日は場中は超ハイボラでした。
中国の景気鈍化、サプライチェーン問題、それに加えて今日は米国小売り売上高が予想外に弱くてマーケットが調整した日になりました。昨日から少し怪しかったのですが、この程度で済んでよかったかもしれません。
米国株投資家もみあげの「米国株は全体が下落!小売り売上高悪化で調整か!?」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
米国小売り売上高
小売売上高(7月)21:30
結果 -1.1%
予想 -0.3% 前回 0.6%(前月比)
結果 -0.4%
予想 0.2% 前回 1.3%(コア・前月比)
*全体に占める売上高の割合が最も大きい「自動車及び同部品」部門は、販売店のセールなど景気と直接の関係がない要因による月ごとのブレが大きいこともあり、自動車を除いたコア部分の注目度が高い。
ある意味サプライズでした。ただでさえ材料が薄い中でこの数字はインパクト大です。
各種指標の動き
各種指標
コモディティ)
下記がコモディティ関係の全体の動きです。今日は原油や素材系が下落です。
金利)
10年債はほぼ変わらず、短期債の金利は上昇です。今日は債券はマーケットの下落とはあまり関係ないと思います。
・実質金利 1日前-0.43→本日-0.40
*長期実質金利平均。長期実質金利平均:長期実質金利平均は、残存期間が 10 年以上のすべての発行済み TIPS の買値実質利回りの非加重平均であり、長期実質金利の代理として使用することを意図している。
・VIX指数+11.1%(17.91)
→一時20近くまで上昇したので、かなりマーケットセンチメンタルは改善しました。
・HYG▲0.23% (炭鉱のカナリアとして、目安として▲1%が発生したら警戒)
各種指数の動き
チャート
各種ETF(指標の動き)です。DIAはダウ(オレンジ)、IXICはナスダック(青)、IWMはラッセル(紫)、SPYはS&P500(黄)、ARKKはアーク(水)としてみてください。最終値ではなくて1日の動きです。
今日もラッセルのボラは激しいのですが、それよりもアークが完全に遊ばれています。
各種サイズの変動率
各種サイズ・分野の変動率です。こちらで今日の好調・不調がわかると思います。
今日は大型バリューが最も強かったです。ラッセルからの資金抜けはずっと続いていますね。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
SPYの出来高は今日も上昇です。昨日の上昇から更にですね。一旦調整に入ったかもしれません。
QQQ・出来高
QQQはハイテクの出来高動向をチェックするために使います。
QQQの出来高は非常に高いです。昨日買われたGAFAMが今日は売られる展開です。
中小株出来高
ラッセルの出来高は更に上昇です。ラッセルはとことん削減されていますね。
マーケット状況
セクター状況
上昇セクター)
今日はヘルスケアが強いです。ワクチン関係もです。米国のコロナ感染への警戒、シカゴなどもマスク着用令などコロナ懸念も関係してると考えられます。
下落セクター)
今日も金融・エネルギー・環境・中国が弱いです。ハイテクグロースもとことん売られています。一般消費財は小売売上高の悪化影響と考えられます。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec
主要銘柄の状況
AAPL: パフォ(本日▲0.62% 1日前+1.35%)
→アップルは出来高は昨日より減少ですが、こちらは今日は途中から売り攻勢でした。
AMZN:パフォ(本日▲1.73% 1日前+0.15%)
→アマゾンは出来高は上昇です。こちらは小売売上高の影響で終日売られていました。
TSLA: パフォ(本日▲2.98% 1日前▲4.32%)
→テスラは出来高上昇です。昨日からひたすら売られていますね。AIデーでこの傾向が切り替わるのか注目です。
まとめ
では「米国株は全体が下落!小売り売上高悪化で調整か!?」をまとめていきますね!
国債が買われてるわけではないので、リスクオフとは言えないと思います。単純にポジションを削減した可能性が高いです。また今日が調整だとしたら明日も継続する可能性は頭に入れておいてくださいね。
今の状況はジャクソンホール前の警戒、中国景気鈍化、サプライチェーン問題継続と本来はこの程度で終わらない局面だったかもしれないです。よって場中のボラは超高い事になっています。
逆に言うと大きな上下が出たからといって慌てて動かないでくださいね。ただ・・・・ラッセルだけは本当に要注意です。
*投資判断はあくまで自己責任で
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