先週終わってみれば全指数が緩やかに上がった週でした。インデックス投資家にとっては平穏な状況だったと思うのですが、個別株投資家にとってはハイボラティリティという全く違う状況が露わになった週だと思います。
また金曜日の雇用統計でシクリカル銘柄が一気に回復したのも注目でした。金利も上昇して経済は底堅いという判断をマーケットが下したような状況になっています。
では米国株投資家もみあげの「【米国株の週間展望】今週も個別株のボラは継続か?」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
先週の各指数
ナスダックが最も上昇しているのが分かります。但し、金曜日にはダウも盛り返していました。途中でラッセルが最も調子がいい日も存在しています。要は毎日傾向が変わってしまっていたのが今週だと思います。
では次に何が来るのでしょうか?という事になりますが、それは正直まだ決まっていないと思います。今週の決算は中小株系が多くS&P500の決算などはほぼ出そろっています。という事は今後半年間程度の織り込みは先週でほぼ終わったという事になります。
現在の金利想定・テーパリング・利上げ・デルタ株懸念などが今後想定通りいくかどうかでどの指数が強くなるか見ていくしかないと思います。
先週の各指標
参考までに各指標をまとめておきました。
米国市場状況(8月6日まで)
8月6日までヒートマップ
非常に珍しいパターンだと思います。金融が最も上昇、公益がそれに続いています。金融は金利上昇が後押ししてる事は容易に分かると思います。主に金曜日の雇用統計の数字が好調だったためですね。
逆に公益はどちらかというと守りの面です。先週中盤はデルタ株懸念も入っていました。そうなると公益分野は手堅いセクターとして買われたと想像できます。
よってこのパターンになったと考えられます。
ハイテクも強いですが、木曜日までの上昇から一転金曜日は売られていましたので、週間で見ると大きくは上昇していません。
後は目立つのはPFEやMRNA・BNTXなどのワクチン関係です。今週も強烈に上昇が続いていました。(MRNAは決算後に上下していますが。。。)
デルタ株懸念もありつつも経済はまだ安定してるし雇用も良くなったから、緩和が緩むかも?ただそこまでじゃないのかな?といったような迷いながらも進んでる感じがします。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec&st=w1
先週
今週の決算スケジュール
今週はもしこの中でホールドしてる株があるなら本当に要注意です。サラッと見てみましたが、恐らく決算次第で10%以上軽く動く銘柄が沢山あります。
今週の経済指標
8月11日水 21時 消費者物価指数 07月
国債入札)
10日(火)
3年債(580億ドル)
11日(水)
10年債(410億ドル)
12日(木)
30年債(270億ドル)
総額 1260億ドル
入札だけは要注意ですね。金利にもろに影響するので、こちらはウォッチ必須だと思います。
まとめ
では「【米国株の週間展望】今週も個別株のボラは継続か?」をまとめていきますね!
指標や指数を見ていると今週も同じような傾向が続く可能性がありそうです。指数は緩やかに上昇か下落かといった形になるでしょうか。(もちろん週間でです。日毎は当然変動すると思います。)
ただ個別株は別だと思います。今週は日本人の米国株投資家が愛好する銘柄の決算が非常に多いです。先週の傾向を見ていても大きく上下するとは思うので、リスクリワードをしっかり考えて投資した方がいいのでは?とは思います。
ボラが高い可能性がありますが1週間頑張っていきましょう!
先週のコメントです。備忘録
これは何度もお伝えしていますが、金曜日の状況をみると中立目線にもどったのかなという印象です。セクターの動向を見ても、終わってみれば1週間前と大きな変動がそこまでなく逆に銘柄毎に決算ベースで調整されたなという印象でした。
経済指標が大量に発表されるので見え辛くなるかもしれないですが、今後マーケット全体がどの分野が強くなるかを占う週になる可能性もあるので、慎重に見極めていきたいと思います。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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