米国株は金利上昇が重し!ダウ+0.2% ナス-0.34% SP500-0.06% ラッセル-0.72% もみ+0.64% 。今日は金利が一気にコロナ前の水準近くまで上昇して、コロナ後が意識されたマーケットだったと思います。
今日はとにかく金利上昇が大きな重しになりました。金利に関しては緩やかな上昇ならマーケットは問題視してないと思うのですが、今日みたいな急激な上昇が続くと株価には重しになります。インフレも急激に進みます。
また素材関係に関しても中国の対応でコスト増が予想されます。この辺りもコスト高で製造業の回復に大きな影響を与えてきそうです。
米国株投資家もみあげの「米国株は金利上昇が重し!コロナ再開後を意識でコスト増懸念も」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数+1.28%(185.29→187.67)
・大豆油指数+2.61%(46.17→47.24)
・原油価格59.62→60.14ドル/バレル
・ゴールド1822.3→1794.5(▲1.32%)
・10年債1.205→1.299(+7.51%)+9.4bp(1bp=0.01%)
・実質金利 1日前▲0.33→本日▲0.27
*長期実質金利平均。長期実質金利平均:長期実質金利平均は、残存期間が 10 年以上のすべての発行済み TIPS の買値実質利回りの非加重平均であり、長期実質金利の代理として使用することを意図している。
・VIX指数▲6.02% (19.97)→+7.46% (21.46)
→かなり楽観に振れました。大口が強めで買ってるのが分かります。
・HYG+0.16% →▲0.16% (炭鉱のカナリアとして、目安として▲1%が発生したら警戒です。)
金利が上昇したことによって、マーケットにはインフレ懸念も発生して、VIX指数が上昇しています。これが今日は全てだったと思います。また原油や半導体、鉄鋼指数も上昇しています。コスト増にもつながるので、今後製造業関係などには重しになりそうです。
ただ2月NY連銀製造業景況指数+12.1 前月比+8.6で予想平均を上回っているので、とりあえずは一安心といったところでしょうか。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
SPYの出来高は変わらずです。オールド系が優勢になってる為に、中でローテーションは発生しています。
QQQ・VOO出来高
QQQは機関投資家よりも個人の動向をチェックするためにも使っています。後はハイテクの動向ですね。VOOも個人の動向チェックだと考えてください。
QQQの出来高は大きく上昇です。ハイテク系は売り優勢だったということになります。
VOOの出来高は大きく上昇です。こちらはオールド系を好む個人投資家、どちらかというと年配の方に買われてると考えられます。
中小株出来高
ラッセルは今日は不調だったので、売り優勢で出来高が上昇しています。
マーケット状況
セクター状況
上昇セクター)
今日は金利の上昇によって、金融とエネルギーが好調でした。それ以外はまちまちといったところです。素材関係では、レアアースや鉄鋼なども上昇していました。後はビットコイン関係とFUTU・TGRという中国証券プラットフォームですね。
下落セクター)
金利上昇によって全体的に下落しています。特に下落が大きかったのはハイテク関係ですが、需給の悪化によって中小株は更に大きく下落しています。中国株のドローン企業EHは不正会計の疑いでショートレポートがでて50%以上の大暴落です。
1/ Today we published a report revealing why we believe $EH is an elaborate stock promotion whose sales are largely fabricated & based on sham sales contracts with a “customer” who is more interested in its investment in $EH stock than its products. https://t.co/exfZGcL6WK
— Wolfpack Research (@WolfpackReports) 2021年2月16日
https://finviz.com/map.ashx?t=sec
主要銘柄の状況
AAPL: パフォ(本日▲1.61% 1日前+0.16%)
機関投資家比率 本日58% 1日前58%
→出来高は昨日より大きく上昇です。最近アップルは不調が継続しています。
AMZN:パフォ(本日▲0.33% 1日前+0.48%)
機関投資家比率 本日57% 1日前57%
→出来高は昨日とほぼ変わらずです。
TSLA: パフォ(本日▲2.44% 1日前+0.55% )
機関投資家比率 本日40% 1日前40%
→出来高は昨日より下落です。出来高は減少もマイナスが大きく売り圧力が強いと考えられそうです。
コロナ状況(ほぼ大丈夫か?)
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
米国コロナ感染者数推移(1週間平均)
1週間平均が下落傾向が続いています。
米国コロナ死者数推移(1週間平均)
コロナ死者数は下落傾向になりました。そろそろコロナウォッチも終わりを迎えても大丈夫かもしれません。
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
まとめ
では「米国株は金利上昇が重し!コロナ再開後を意識でコスト増懸念も」をまとめていきますね!
急に金利上昇が止まらなくなったために、一気に金利上昇・コロナからの再開後を意識したマーケットになったと思います。中小の成長株は売りが優勢だったために、大きなダメージを受けた投資家もいそうです。
また中国政府がレアアースの輸出制限を検討してるとも報じられています。インフレなどが進むとコスト増につながるために、経済回復の重しになることも懸念されます。
中国、米防衛産業向けのレアアース輸出制限を検討-報道 - Bloomberg
明日金利上昇が一旦落ち着けば、今日の状況からまた変化があるかもしれないですが、その状況を見極めてから追加投資する形の方が無難になりそうですね。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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