ブラック企業の象徴となってしまったワタミ創業者渡辺美樹氏がワタミのCEOに復帰するということです。グーグルで「ブラック企業」と検索すると必ず渡辺美樹氏の名前がでてきます。これに関してはもみあげとしては非常に複雑な思いがあります。
ブラック企業復活という意味には実は二つの意味を込めています。1つはワタミとしての業績が復活する事。そしてもう1つはワタミのブラック化が復活してしまうことです。
なぜそう思うかを今回はもみあげの実体験を含めてお話したいと思います。
ではもみあげ米国株投資家の「ワタミCEOに渡辺美樹氏が復帰でブラック企業復活か?「24時間死ぬまで働け」の恐怖」」をお楽しみください!
*投資判断は自己責任で
業績復活か?
渡辺美樹氏は1代でワタミを築き上げた敏腕経営者です。佐川急便で朝から夜まで休みなしに、働き続け資金を貯めて、ミロク経理という会社で経理関係の知識を蓄え、そしてピザのデリバリーサービスの失敗や様々なノウハウの蓄積を行って、ワタミを成功させています。
この記事では1000%ワタミには戻らないと言っていました。ただし2011年にワタミから渡辺美樹氏が離れてから業績が悪化したのは間違いなさそうです。
渡辺美樹氏の信念は「ありがとうの総和」です。そういったCEOがまた企業に返り咲くという場合は、業績が復活するという可能性が高いです。なぜならば明確な方向性も打ち出せるからです。(リスクも非常に大きいですが。)
5年間のチャートは下記のような感じですね。多少はまた上昇してきていますが、停滞感もありますね。
またざっとですが、決算を見てみました。売り上げは5年前から大きく落ち込んでいますが、州ええ規制は改善されてるようにみえます。これは学校経営や福祉まで手を出していた事業性を収益性が高い部門だけにある程度整理したということではないでしょうか?
ただ来期予想の収益が下降してるので何かしらのテコ入れが必要なのかと。
やりすぎなければ売り上げを更に上昇路線に乗せることはできそうな気もします。9年後に売上高2000億円、将来的には米中で1000億円を売り上げるというのは、特に米中1000億円は外食産業の鬼門なのでリスクが大きすぎると感じますが。
いきなりステーキみたいにならなきゃいいですが。。。。
いきなりステーキ、激しく失速…無計画な大量出店で店間の“共食い”、米国も大量閉店で失敗 | ビジネスジャーナル
ブラック企業復活か?
ワタミはホワイト企業?
ワタミがブラック企業に復活するとはどういうことなんでしょうか?そもそもブラック企業じゃないの?という方もいらっしゃると思うのですが、実は現在の経営者の努力が実って離職率が低下しているんです。
ワタミが推し進める「働き方改革」の成果が紹介されている。2015年は21.6%だった離職率が、15.8%(16年)、8.7%(17年)と年々減少しており、飲食サービス業の平均離職率30.0%(17年度雇用動向調査より)を大きく下回った。
そんな働き方改革が成功したのに、収益性の予測が2020年は下降するというのは悲しい限りですが、会社としてはやはり収益性を伸ばす必要があると判断しての渡辺美樹氏のCEO復帰なきもします。
ブラック企業復活?
もみあげはロスジェネ世代で就職氷河期に就職しています。そしてその当時は自分は高杉良さんの著作「青年社長」という渡辺美樹氏の実話に凄く感銘を受けていました。下記記事でも少しお話をしています。
入社試験も受けて、説明会も参加しています。就職氷河期だから余計に感銘を受けたんだと思います。真剣にワタミ入社を考えたほど信念や夢いう言葉があれば乗り越えられると思っていました。
その当時の説明会に参加した就職活動の学生の熱狂ぶりは凄かったです。まるでなにかの宗教みたいでした。みんながみんな熱い思いを語り、そしてあらゆる事を質問していました。
もみあげは”ワタミ創業時に交通事故で人身事故を起こした社員を再度雇っているのか?””こんな過酷な環境であっても結婚して幸せになれるのか?”といった質問をしたのを覚えています。それに対する副社長のマニュアル通りの回答に感動して帰ったくらいです。
さてそんな強烈な宗教的カリスマ性をもっている渡辺美樹氏のCEO復帰です。やはりブラック企業の復活を懸念するしかないです。今の世代の人たちであったとしても彼の宗教じみた洗脳には打ち勝てないんじゃないかと思うからです。
ご本人は過去の失敗を受け止めるといってますが、「24時間365日死ぬまで働け」という社訓を追加したこともある渡辺美樹氏です。「ありがとうの総和」が経営理念にはなっていますが、どうしても恐怖を感じずにはいられません。
ワタミ、経営理念「24時間死ぬまで働け」撤回 でも中身は変わっていない?
まとめ
いかがだったでしょうか?「ワタミCEOに渡辺美樹氏が復帰でブラック企業復活か?「24時間死ぬまで働け」の恐怖」の恐怖」を記事にしました。
もみあげはロスジェネ世代も含めてその上の世代は簡単には変われないと思っています。それは日本の環境がそうさせてしまって、そもそも他社への思いやりやパワハラへの認識が欠如してると思っているからです。
直近だと橋本徹さんの熱弁にあった「敗戦直後はブラック企業だらけだった」といった言葉からも、この世代はやはり認識が甘いとおもってしまうんです。
橋下徹、高学歴ニートに熱弁「敗戦直後はブラック企業だらけだった」「若者は選挙期間中コンパやってるんじゃないの?」 | キャリコネニュース
またもみあげのいじめ問題に関しての記事でもそもそも環境がそうさせてしまったといった観点でも書いてます。結局「俺たちの時代はこんなに頑張ったんだ!努力しない奴らが悪い」的な発想から抜け出せてないのかと。
今回は複雑な思いを込めながら、渡辺美樹氏を中心にブラック企業の復活をお話しました。自分は日本人です。そして日本企業には是非とも頑張ってほしいと思っています。昔は憧れた渡辺美樹氏です。
本当に心から従業員の幸せも配慮した「ありがとうの総和」を実現して、ワタミを成長路線に復活させてほしいという思いはあります。
では皆さんの投資による幸せな資産運用を祈って!
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