オピオイド問題に関して新しいニュースが入ってきました。その報道に【JNJ】ジョンソンエンドジョンソンが含まれています。これはまたジョンソンエンドジョンソンにとって大きな問題になるのでしょうか?
報道内容としては米連邦検察は、医薬品会社がオピオイド(麻薬性鎮痛薬)を意図的にまん延させた可能性について、通常は麻薬取引に適用する物質管理法に基づいて捜査を開始した。
これによって、少なくとも6社が大陪審から召喚状をうけています。その6社の中にジョンソンエンドジョンソンが含まれているんです。
今回の召喚状にはジョンソンエンドジョンソンが含まれていますが、それほど大きなリスクにはならないと考えています。その理由をお伝えしたいと思います。むしろ株価下落すれば投資チャンスだと余計に感じています。
ではもみあげ米国株投資家の「ジョンソンエンドジョンソンにオピオイド問題再発!株価下落は投資チャンス!」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
【JNJ】ジョンソンエンドジョンソン
【JNJ】ジョンソンエンドジョンソン
株価:137.75
PER:26.15
予想PER:15.82
配当率:2.77%
連続増配:56年
創業1887年・ニュー・ジャージー州 ニューブランズウィック
時価総額 3300憶ドル(世界12位) ヘルスケア部門では世界1位です。正にヘルスケアの巨頭。
高い営業利益率、優秀な財務力、S&P500格付けがAAAと文句ないピカピカの優良銘柄といえると思います。
召喚内容
*Bloomberg(S&P500はオレンジ)
逆にジョンソンエンドジョンソンがほぼ無風なのが気になるところです。今回の件も含めてジョンソンエンドジョンソンへの投資判断を再度まとめておきます。
ジョンソンエンドジョンソン投資判断
オピオイド問題の今までのジョンソンエンドジョンソンの経緯をおさらいしながらジョンソンエンドジョンソンの投資判断をまとめたいと思います。
オピオイド問題
オピオイド問題は米国で大きな問題になっています。米国ではオピオイド系鎮痛薬の乱用・中毒による死亡者の急増が大きな社会問題となっていて、それによるオピオイド訴訟が発生しています。最大で1600億ドルになる可能性があるとのこと。日本円で17兆円!
こちらの問題が根深いのは、オピオイドをどの分野が責任をもって提供したかということなんです。訴訟の争点はこのオピオイド処方箋薬を販売したのはどこに責任があるか?という事。製造業者、流通会社、薬局の3者の誰かです。
訴訟はまだまだ続きそうですが、すでにジョンソンエンドジョンソンは訴訟金額に関しても減額の交渉が成功しつつあります。
さらに今後予想される和解金も4000億円ほど準備済み。株価には4000億円の準備金は含まれていることになります。
更に直近ではオピオイド中毒をめぐる訴訟金で600億円を請求されていましたが、ジョンソンエンドジョンソンはその訴訟金に関しても5億7200万ドルから4億6500万ドルまで19%減額されることに成功しています。
米J&Jに600億円の制裁金、オピオイド中毒めぐる訴訟で - BBCニュース
投資判断
今回の報道に関してもジョンソンエンドジョンソンの対応は早かったです。即時にジョンソンエンドジョンソンだけ「召喚状は業界全体に対する捜査の一環と受け止めていると述べた。」このような声明を発表しています。
この対応の速さと誠実さがジョンソンエンドジョンソンの強さじゃないでしょうか?実際にチャートを見ていても今回の報道で少し下がったようにみえますが、ほぼ無風ですね。
*Bloomberg(S&P500はオレンジ)
オピオイド問題に関しても裁判をうまく調整して減額もしつつ、和解金の準備も整っている。簡単には訴訟は終わらないと思いますので今後もリスクはあると思うのですが、これまでと同じように下落するタイミングがあれば積極的に追加投資します!
まとめ
いかがでしたか?「ジョンソンエンドジョンソンにオピオイド問題再発!株価下落は投資チャンス!」を記事にしました。
【JNJ】ジョンソンエンドジョンソンに関しては直近の資料に基づいて銘柄分析記事も作成済みです。よかったらどうぞ。
【JNJ】ジョンソンエンドジョンソンのオピオイド問題ですが、おそらく今回みたいな告訴関係は継続してニュースになると思います。ただ毎回思うのは対応が早く、他の会社と比較しても段違いに安定してると感じます。
もし少しでも株価が下がるようなら、今までと同じように積極的に追加投資していくのがもみあげの投資方針です。
では皆さんの米国株投資による明るい資産運用を願って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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【UNH】もみあげはユナイテッドヘルスのホルダーです。こちらも政策リスクで割安になってると思うので、投資検討の余地はあるとは考えます。