米国株のヘルスケアで最も人気がある銘柄の【JNJ】ジョンソンエンドジョンソンがFDA(アメリカ食品医薬品局)からの指摘を受けてベビーパウダーのリコールを行うことをアナウンスしました。これによって$134.4/株→$127.7/株で6%以上急落しました。
米国株投資家として今回のリコール問題によって【JNJ】ジョンソンエンドジョンソンは売却したほうがいいのでしょうか?もみあげとしては今回の件は逆に割安で購入できる押し目ができたと考えています。
では米国株投資家もみあげの「【速報】ジョンソンエンドジョンソン株価急落!ベビーパウダーリコールで!投資家は売りか?」をお楽しみください。
*投資判断はあくまで自己責任で
リコール内容
09:17 AM EDT, 10/18/2019 (MT Newswires) -- Johnson & Johnson (JNJ) said Friday that it is voluntarily recalling a single lot of its Johnson's Baby Powder in the US following a Food and Drug Administration test that found the presence of "sub-trace levels" of chrysotile asbestos.
Shares of the company were down more than 3% in premarket trading Friday.
The FDA noted contamination of no greater than 0.00002% in samples from a single bottle bought from an online retailer.
Johnson & Johnson said that despite the low levels reported by the FDA, it is acting "out of an abundance of caution" and has commenced a "rigorous, thorough investigation" into the issue.
The company said it is working with the FDA to verify the validity of the test results and cannot confirm if cross-contamination of the sample caused a false positive or if the sample was taken from a bottle with an intact seal or if the product is authentic or counterfeit.
FDAからの指摘としてはベビーパウダーの一つにサブトレースレベルのクリソタイルアスベストが混入されてる可能性が見つかったということです。
オンラインで購入された1ボトルに0.00002%以下の混入が認められたということです。
ジョンソンエンドジョンソンとしては通常なら回収の必要もないが、厳格で徹底的な調査に必要な公明正大性を維持したいために”自主的”に今回のリコールに踏み切ったということです。リコール範囲は1ロット分(33000本)。
今回のボトルが偽造品の可能性もある。FDAと協力して積極的にベイビーパウダーの安全性を立証していくという強い決断とそれに伴った行動であることがうかがえますね。
【JNJ】ジョンソンエンドジョンソンのこういった経営陣の決断の速さと行動力は本当に凄いと毎回ニュースを見るたびに思います。
ジョンソンエンドジョンソン投資判断
ではもみあげは今回のベビーパウダーのリコールの件をどのように判断するか個人的見解を述べさせていただきます。
ジョンソンエンドジョンソン業績
業績に関しては疑いようがありません。高い営業利益率、優秀すぎる財務力、S&P500格付けがAAA、連続増配56年。長期的に所有すれば高確率で投資家に大きなリターンを与えてくれると思います。
また直近のQ3決算も非常に良かったですよね。
ジョンソン・エンド・ジョンソン決算
— 米国株 決算マン (@KessanMan) October 15, 2019
Johnson & Johnson (NYSE:JNJ) Q3'19
EPS(Non-GAAP) $2.12 予想+$0.11
売上 $20.73B (+1.9% Y/Y) 予想+$590M
株価は時間外で+2% ダウ構成企業https://t.co/Ssb4AMU5q9 pic.twitter.com/QjFPUOv93k
この決算を受けて各社アナリストがレーティングアップを行って、目標株価が引き上げられていました。
オピオイド問題
オピオイド問題は米国で大きな問題になっています。訴訟はまだまだ続きそうですが、すでにジョンソンエンドジョンソンは訴訟金額に関しても減額の交渉が成功しつつあり、さらに今後予想される和解金も4000億円ほど準備済み。
すなわち既に株価に含まれてると考えていいと思います。よほどのことがない限りは同社に大きなダメージを与えることは考えられないんじゃないでしょうか。
投資判断
上記2点の要素を含んで、今回のリコールを受けてもみあげがどのように投資判断するかというと、もちろん状況は見ながらですが、積極的に買いに行きます。
むしろ割安で買えるチャンスがやってきた!位の気持ちでいます。リコールはあくまで自主的で、そしてFDAとの協力性を強めてるはむしろポジティブ、そしてベビーパウダー自体の売り上げは全体の2%ほどです。会社の業績にはほとんど無風です。
マーケット的にもリセッション懸念がある状況なので、ヘルスケアの暴落時の株価の強さを考えるならホルダーとしてはこれほど頼りになる銘柄はないと考えています。
まとめ
いかがでしたか?「【速報】ジョンソンエンドジョンソン株価急落!ベビーパウダーリコールで!投資家は売りか?」を記事にしました。
【JNJ】ジョンソンエンドジョンソンに関しては直近の資料に基づいて銘柄分析記事も作成済みです。よかったらどうぞ。
今回のような株価の下落は個別株投資を行っていたら頻繁に起こることだと思います。非常に判断が難しいと思うのですが、もみあげ的にはシンプルで決算がよかったか、その企業の経営や財務はどうか、そして長期的に見てその企業はリターンをもたらしてくれるか。
上記ポイントを軸に投資判断を行っています。【JNJ】はその点を考えてすべてが〇なので追加投資を行っていきたいと思います。
では皆さんの米国株投資による明るい資産運用を願って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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【UNH】もみあげはユナイテッドヘルスのホルダーです。こちらも政策リスクで割安になってると思うので、投資検討の余地はあるとは考えます。