外貨建て終身保険と養老保険に毎月5万円積立してた時があります。現在はストップもしくは解約しています。実際にその保険のその内訳ともしその資産をインデックス投資していたらをシミュレーションしてみて比較しています。
この記事は保険に入ること自体ではなく、外貨建て保険のリスクに関して説明をしていますね。とはいえそもそも資産運用で保険って必要なのでしょうか?
「外貨建て保険」に潜む恐ろしい"闇"と"ワナ" | おカネと人生の相談室 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
ということで、自分の外貨建て保険を解約した理由と、米国株インデックス投資なら実際に年金不足を解決するほどのリターンを期待できるかどうかをシミュレーションしています。
結論
資産運用を考えるなら日本円の終身・養老保険はもちろんの事、外貨建ての終身保険も養老保険も基本的には加入必要はないと考えます。
ましてや金融庁から発表された2,000万円年金不足問題に本気で備えたいと思ってるならなおさらです。
「老後に2000万円必要」問題に関連するアーカイブ一覧 - Yahoo!ニュース
控除がきく12万円以内なら掛け捨て保険に入るだけで充分です。日本の医療保険制度は非常に充実しているので、内容を確認の上、掛け捨ても判断してくださいね。
こちらの保険なら税控除を上手く利用して、満期になると満額解約という資産運用の形も可能ではあります。
・明治安田生命のじぶん積立(生命保険控除枠)
・JA共済ライフロード(個人年金控除枠)
めちゃくちゃ「お得」でお勧めの保険、でも納得がいかない理由 | 山崎元のマルチスコープ | ダイヤモンド・オンライン
これからもみあげが加入していた外貨建て保険の運用とインデックス投資を比較すると資産運用に保険が如何に適してないかが明らかになります。
ちなみにもみあげが加入していた保険会社は外資の保険会社で更に2009年に保険法が改正になり料率が下がる前になりますので、現在だと更に運用益に差が付くと考えてください。
インデックス投資と外貨建て保険の比較
比較シミュレーション前提条件
もみあげの保険を使って2019年から30年間運用した場合の比較になります。
年間積立金は400,000円($=110円)
インデックス投資はバンガードS&P500ETF(VOO)を継続して購入した場合とします。
S&P500インデックス投資は10年以上を超えた場合は7%というのが想定とよく話にききます。積み立てNISAは今回は検討除外とします。積立NISAは要は40万円以内の投資であれば20%の税金なしで非課税で配当(複利)売却益を受けれる制度です。
比較シミュレーション
バンガードS&P500ETF(VOO) : 積立NISA 無し 運用益 5%
毎月積立するとして手数料は基本発生しない。
*運用益を全て30年後に現金で受け取るとして20%の税金をひく。
VS
もみあげの外貨建て養老保険 運用益46%と
もみあげの外貨建て終身保険 運用益20%のMIX
*満期保険金・解約返戻金を一時所得としてうけとるとして雑所得にかかる税金をひく。詳細は下記サイトから。
満期保険金と解約返戻金にかかる税金 | やさしい保険講座 | 保険見直し本舗
確定申告での雑所得の扱いとは|雑所得の例・計算方法・税額について - Midworks
結果としては下記内容通り比較するまでもないですよ・・・
インデックス投資運用益 1,270万円
運用益差額 840万円
運用益率差 70%
VOOによる総資産 2790万円
VOOで資産運用を順調に30年間行えば、2790万円、それに対して保険だと1600万円と800万円もの差がつくことになります。保険では2000万円問題が解決しないということは明白だと思います。
外貨建て養老保険の内訳
外貨建て養老保険の運用
米国ドルによる養老保険もしくはリタイアメント・インカムといいます。こちらは保険の役割はほとんどなく、年金の代わりとして契約しました。
こちらの保険の仕組みは毎月定額を振り込んでいくことで満期の65歳において、年金としての支払いで払い戻しされるか、もしくは一括で払い戻しされるかを選択できる保険になります。
もみあげ運用実績)
保険開始日 : 2009年1月から
毎月の振込 : $198.6
解約までの振込金額 : $26,215
違約金 : 今のところ0(解約した場合は$1,800マイナス)
ドル建養老保険に関しては正確に表現すると解約ではなく、振込ストップという手段を使っています。
もし皆さんが保険を解約するときは必ず保険営業マンに確認してください。解約以外にも振込ストップはできるかどうかということを。
自分は今すぐお金が必要というわけではなかったので、振込金額を寝かせることにしました。もし必要になったら即時解約をするのですが、寝かせた分だけ解約金の額が少なくなります。
満期までのシミュレーション
下記が65歳の満期まで払い続けた場合のシミュレーションになります。
一括払い戻しか年金受取か選択ができるので2パターン
①65歳での一括払い戻し : $118,866 (振込 81,028)
利益は$37,838
利益率として約46%
年率 1.53%(約30年の運用と考えた場合)
②65歳からの年金受取の場合 : 毎月 $600/monthly
もしもみあげ日本人の平均寿命81歳まで生き続けた場合(下記リソース)
年金総受給額 : $122,400(振込 81,028)
利益は$41,372
利益率として約51%
年率 1.7%(約30年の運用と考えた場合)
日本人の平均寿命はどれくらい?|公益財団法人 生命保険文化センター
外貨建て終身保険の内訳
外貨建て終身保険の運用
こちらは日本円の終身保険を米国ドルに変更して行っている米国ドル建て終身保険になります。違いとしては基本的に満期になった場合の払い戻しが日本円より多いということが挙げられます。
もみあげ運用実績)
保険開始日 : 2009年1月から
毎月の振込 : $112.6
解約までの振込金額 : $14,863
保険料 : $100,000
違約金 : $2,700
こちらは払い込みストップではなく解約にしました。また保険料を見てみてください。
毎月約10,000円支払って有事において1,000万円しか保険料がおりないんです。また運用益も非常に小さい。この2点のデメリットで解約を決断しました。
満期までのシミュレーション
こちらは満期を65歳もしくは平均寿命の81歳の2パーンで
①65歳での一括払い戻し : $55,230 (振込 45,940)
利益は$9,290
利益率として約20%
年率 0.66%(約30年の運用と考えた場合)
①81歳での一括払い戻し : $77,650 (振込 45,940)
利益は$31,710
利益率として約69%
年率 2.3%(約30年の運用と考えた場合)
まとめ
では「外貨建て保険解約! 米国株インデックス投資で年金不足に挑む!」をまとめていきますね!
保険をやめればそして30年間で40万円/年積立投資すれば2,000万円の資産を作れることがはっきりとわかると思います。
あくまで保険に入るとしても、保険は有事の際の保険料を考えて掛け捨てのみです。
そして余った資金をインデックス投資をはじめとした株式投資に回してみてください。シミュレーション通りになるとは保証はできませんが、現在政府が様々な税制優遇措置をだしています。
個人型確定拠出年金(iDeCo)
NISA & 積立NISA
保険を悪者にするのではなく、保険は有事の際の保険として切り分けて考えた方がいいと思います。資産運用をするなら株式投資、そして米国株インデックス投資なら年金2000万円問題解決の近道になると思います!
では皆さんの適切な資産運用と将来の幸せを願って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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