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【米国株】【初心者向け】好決算でも株価が下がるのは何故?の理由を説明

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【CMCSA】コムキャストの決算が10月24日に発表されました。EPSも売り上げも予想を上回って好決算という結果になりました。しかし決算当日一度は2%ほど上昇したのですが、最終的には2%ほど下落という形で終わってしまっています。

 

どうしてそんなことが起こるのでしょうか?決算がよければ普通は株価は上昇しますよね。これは投資初心者は特に疑問に思う点だと思います。

 

今回はその一例をあげて、どうしてそんなことが起こるか説明したいと思います。

 

実はこの理由を知ってるのは凄く大事で、1銘柄だけだと何が起こったかわからないで株価が下がると怖くなって狼狽売りしてしまいそうになります。しかし理由次第ではむしろ積極的に追加投資してもいいと判断が180度違うことになるんです。

 

ではもみあげ米国株投資家の「【米国株】【初心者向け】好決算でも株価が下がるのは何故?の理由を説明」をお楽しみください。

 

コムキャスト決算

【CMCSA】コムキャスト Comcast

PER        :    17.22

予想PER : 14.69

配当率    : 1.97%

連続増配 : 10年

創業1963年・アメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア

売上60%がケーブルネットワーク・TV事業、2018年にスカイを$390億で買収。コンテンツ事業にも注力

 


 決算内容

 Earnings per share: 79 cents vs. 75 cents per share, according to Refinitiv estimates
Revenue: $26.83 billion vs. $26.77 billion, according to Refinitiv
High-speed internet customers: 379,000 vs. 344,000 net adds, according to FactSet estimates

 Comcast (CMCSA) Q3 2019 earnings beat estimates

 

上記を確認するとEPS(1株当たりの利益)も売り上げも、そしてハイスピードインターネットカスタマーの契約者数も増加してるという、非常にポジティブな決算内容です。

CNBCのニュースにおいても、決算においてコムキャストは予想をbeatした。と日本語でいうと「打ち負かした!」という強めの表現を使ってるので余計に好決算であることがわかると思います。

 


決算後の株価変動

これがその当日の動きです。1度大きく上昇してるのに、最終的に下がってしまっているのがわかりますよね。しかもオレンジ色はS&P500インデックスです。

 

マーケットは少し上昇してるのに下がってしまっているのです。ますます理解ができないですよね。

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株価が下がる理由

 

さて株価が下がる理由は、マーケットが下落してないんですから他に理由があると考えることになりますよね。

 


セクター状況チェック

となると次に考えてほしいのが、その銘柄がどのセクターに属しているかなんです。セクターというのは業界ですね。

 

【CMCSA】コムキャストは前述通り、一般消費財に属しているのですが、実はケーブル事業という通信事業も持っているので、2つのセクターにまたがってるんです。 

 

ではそのセクターの状況がすぐにわかるヒートマップというものを見ていきましょう。ヒートマップの特徴として緑が明るいほど上昇してる、赤が濃いほど下落してるです。

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S&P 500 Map

 

上記の中で一般消費財と通信セクターの中で【CMCSA】コムキャストがどの部分に属しているか見ていきます。

 

一般消費財のエンターテイメント

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通信セクター(ネットワークサービス)

表示はされていませんが、ケーブル事業をもってるのでネットワークサービスにも影響されます。

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一般消費財と通信両方とも赤(マイナス)になっているので、この時点でコムキャストがかかわってるセクター両方とも下落してるぞ。と予想がつくんです。

 


大きく下落した銘柄をチェック

でもおかしいですよね。なんでコムキャストは決算がよかったのに、【DIS】ディズニーみたいに他に決算がない企業よりも下落してるのでしょうか。と次に考えるんです。

 

【T】AT&Tも実は通信と一般消費財のコンテンツを保有してる銘柄になります。【VZ】は基本的にモバイル通信(携帯電話のサービス)しか所有していません。となるとホームネットワーク、そしてコンテンツに関して何か問題が起きたんじゃないかと予想できるんです。

 

そして最も下落が大きい【FOXA】【CBS】の両方で何かが起こってないか調べてみるんです。

 

そしたら下記記事を見つけることができるんです。両社ともダウングレードされていますよね。

 

【FOXA】フォックスTVはアナリストからダウングレードされた。

--Analyst Actions: Morgan Stanley Cuts Price Target on Fox to $40 From $42, Keeps Overweight Rating
7:43 AM ET, 10/24/2019 - MT Newswires

 

【CBS】CBSTVはアナリストから大きくダウングレードされた。

--Analyst Actions: Credit Suisse Cuts CBS' Price Target to $52 From $66, Reiterates Outperform Rating
9:23 AM ET, 10/24/2019 - MT Newswires

 

これで有料ケーブルテレビ関係のコンテンツ事業も含めた2銘柄がアナリストからダウングレードされて、それに大きく関係する銘柄は連れ安になってしまったんだな。と判断できるわけです。

 

となると好決算だからこれからは株価はしばらく上昇するだろうな、今日は株価は連れ安をされたので、もし追加投資したいと思ってるなら、今日追加投資するのは割安で購入できるチャンス!と考えれるんです。

 

 

まとめ

いかがでしたか?「【米国株】【初心者向け】好決算でも株価が下がるのは何故?の理由を説明」を記事にしました。

 

あくまで1例ですが、個別銘柄を自分のポートフォリオの中に組み入れてる方は決算が終わった後にもし好決算で株価が下落した場合はこんな理由の調べ方があるよ。という説明になります。

 

ちなみにコムキャストですが、株価が下がった翌日にやはり上昇しました。決算が良くて他の要素に連れられて株価が下がったんだからそうなりますよね。

 

これが本当に個別銘柄の投資の難しさだと思います。ただこれが楽しいといえるかもしれないですね。

 

では皆さんの資本主義の仕組み利用による明るい資産運用を願って!

 

*投資判断はあくまで自己責任で

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