【SPYD】銘柄分析です。米国株ETFでSPDR ポートフォリオS&P500高配当ETFになります。年金2000万円問題の解決手段として最適解になり得るETFかもしれません。
それは配当4%以上、年4回の配当・このETFに投資を続けていけば配当金という不労所得を手に入れることになり、そしてその配当金を再投資することによって長期で大きな資産拡大が期待できるからです。
ではもみあげ米国株投資家の「不労所得で年金問題解決への最適解か?【SPYD】高配当ETF銘柄分析」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
【SPYD】銘柄判断
【SPYD】銘柄判断
ETFリターンを評価損益(キャピタルゲイン)と配当(インカムゲイン)で考えた場合、VOO(世界で最も安定するS&P500指数と連動したETF)と同じリターンをキャピタルとインカムで合わせて目指してるETFになります。
キャピタルはS&P500に劣後するが、インカムゲインでS&P500を上回り配当金という不労所得を安定的に得るために大きな味方になり得ます。
S&P500とのリターン比較
(青SPYD、黄S&P500)
【SPYD】は2016年から開始したETFなのでその時点からのリターン比較です。【SPYD】もS&P500も配当金を4半期で再投資した場合のリターンです。ほぼ同じですね。これは非常に期待できます。
メリットとデメリットサマリー
メリット)
・インカム特化・不労所得
・減配リスクがない
・長期リターンを期待できる
・1株の単価が安いからコツコツ投資しやすい
・不動産・公共事業に投資できる
・均等組入れ・80銘柄
・投資初心者も投資しやすい
デメリット)
・評価損益はS&P500に劣後する
・含み損になる時もあるのでメンタル面重要
・配当が米国10%+日本20%の二重課税なので、米国分の課税控除申請必要
【SPYD】銘柄分析
【SPYD】SPDR ポートフォリオS&P500高配当ETF
株価 : $37.8/株(日本円で約4000円)
配当率 : 4.5%
配当日 : 3,6,9,12月の年4回
運用資産額 : 1400億円で積立Nisaで最も人気が高いeMAXIS Slim 先進国株式インデックスの500億円より資産運用額が大きいです。
2016年から開始のETF、80銘柄をほぼ平均均等で組入れしたETF(Exchange Traded Funds)。日本語でいうと上場投資信託。個別銘柄の株式集合体と考えていいかと。
組入れ比率
0.86%から1.68%の幅はありますが、大きな偏りがなくほぼ均等に80銘柄を組み入れてます。また状況によって組入れ比率を頻繁に入れ替えてるのも特徴的です。
半年に1回銘柄の組み換えも行います。配当率が高い銘柄を基準にし、更に株価が割安な銘柄が組み込まれていることが多いです。
組入れセクター比率
Real Estate=不動産、Consumer Discretionary=一般消費財、Energy=エネルギー事業、 Utilities=公共事業(電力や水道)、Consumer Staples=生活必需品、Financials=金融、Information Technology=ハイテク、 Communication Services=情報サービス(AT&Tなど)、 Materials=素材、Health Care=ヘルスケア、Industrials=工業
不動産価格は景気後退時でも米国では安定してるといえます。株価の影響は大きいですが、比較的戻りが速いです。
景気後退に耐性があるのが公共事業・生活必需品、それに対して景気敏感が不動産・エネルギー・金融、一般消費財がその中間位と考えれます。このセクター比率も状況によってわかるとは思いますが、景気敏感セクターに偏ってないのは心強いです。
チャート分析(2016-)
チャートはそれほど気にしなくてもいいとは思うのですが、エントリータイミングの参考に。35とか36でエントリーできるとキャピタルも期待できそうですね。
*StockCharts
財務・チャート分析まとめ
組入れ比率を変更しつつ常に4%近くの配当金があるのが非常に魅力的です。またセクター配分を考えてもある程度のセクター分散を行って、景気下落耐性もありそうだなと感じました。
長期投資シミュレーション
下記ケースで長期投資のシミュレーションを行っています。
シミュレーション
(前提条件)
年率:配当率4%で税金20%引かれることを想定で実質配当率を3%で前提
株価益:株価でのキャピタルゲインは想定しない。
投資開始:2020年から投資開始とする
方法:毎月5万円を投資、年間60万円投資、配当金は再投資
手数料:楽天証券の5万円までの55円が1回発生。年間660円
Remark:Nisaは利用しない。
配当率などはかなり低めで想定です。
シミュレーション結果
低めの配当率で想定して年間60万円を投資して、配当金という複利を再投資するだけで24年間で2000万円の資産を構築できることがわかります。
24年間一定額を投資続けると自分の資産が1.5倍になるのはありがたいです。700万近くも資産が増えることになります。
債券を購入したとしても現在利回りが1.5%から2%ほどになってるのでここまでのリターンは望めないかと。
ETFなので減配も心配ない。また株価上下に関しても想定しなくていい。(むしろ株価での含み益を考えるともっとリターンが大きくなるかと)この高配当ETF【SPYD】が不労所得による年金問題への最適解になり得るというのがよくわかると思います。
銘柄分析まとめ
S&P500とトータルリターンも同じように期待でき、インカム特価なために不労所得としての活用が有効。となると長期投資家としては非常に魅力的なETFと考えられるんじゃないでしょうか。
またETFとしての特徴として、個別高配当銘柄で最も大きなリスクである減配(配当が減ること)がありません。これがリスクヘッジとして長期であればあるほどメリットを感じやすくなるかと。
現状1株当たりの単価が安いので手数料もネット証券はほぼ無料に近くなってきたので、毎月ではなく毎週でもコツコツ投資していくと運用効果も大きくなりそうです。「究極のドルコスト平均法」を利用してもいいかもしれないです。
メリット)
・インカム特化・不労所得
・減配リスクがない
・長期リターンを期待できる
・1株の単価が安いからコツコツ投資しやすい
・不動産・公共事業に投資できる
・均等組入れ・80銘柄
・投資初心者も投資しやすい
デメリット)
・評価損益はS&P500に劣後する
・含み損になる時もあるのでメンタル面重要
・配当が米国10%+日本20%の二重課税なので、米国分の課税控除申請必要
まとめ
いかがでしたか?「不労所得による年金問題解決への最適解か?【SPYD】米国高配当ETF銘柄分析」をお楽しみいただけたでしょうか?
もちろん株式投資なのでリスクはあります。【SPYD】はキャピタルに関してはS&P500インデックスより劣後するために、含み損になる場面もあるかもしれません。メンタル的に辛いと感じる時期があるかもしれないということです。
しかしETFであるために80銘柄の集合体でリスク分散、個別高配当銘柄の最大のリスクである減配のリスクを考えなくていい。
更に、株式売却をするキャピタルゲインでの資産拡大ではなく、配当という複利でETFの売却など考えずに保有し続けて資産拡大をするのが投資初心者でも運用しやすいという最大のメリットがあります。
投資検討する価値が十分にあるETFだと感じました。
では皆さんの米国株投資による幸せな資産運用を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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