先週はなんとも言えない狭いレンジ内で動くマーケットになりました。CPIやPPIなど発表されインフレ減速が意識されたのですが、大型テックがディフェンシブ的に買われる一方、景気後退や債務上限問題が意識されてシクリカルは売りが続く状況です。ただそれでも大型テックが底堅く結局はレンジ内でうごくのみとなりました。
そんな中で今週の展望です。
先週の振り返りはこちら!
では米国株投資家もみあげの「【米国株】FEDメンバー・WMT決算・債務上限問題(週間展望)」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
先週の各指数
今週はナスダックは上昇しましたがそれ以外は下落。シクリカルは何度もベアトレード気味に売られる場面が多くカバー需要も弱いためにテック大型の押し目買いと交換で売られてるような局面が多くみられました。セ
クターを見ていてもテックとしては強いわけではなく一部大型テックが買われてるだけの質への逃避が目立つ週になったと思います。
先週の各指標
参考までに各指標をまとめておきました。
米国市場状況(5月12日まで)
5月12日までヒートマップ
最も強いセクター)一般消費財
リスクオフ局面で強めの公益や生活必需品が底堅いですが、とはいってもテックもディフェンシブ的に買われてる状況。特にグーグル・ネットフリックス・アマゾンが非常に強く全体を引っ張っています。よってテックというよりある程度絞り込まれた大型テックが買われてるという形で総括できそうです。
最も弱いセクター)エネルギー
今週は新興国も売られているのでそれと比例してエネルギーも弱くなっています。素材や金融などシクリカル関係はポジションを明らかに削減されているような状況です。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec&st=w1
先週
最も強いセクター)ハイテク
ハイテクにはディフェンシブ的な資金が入ってきてる状況です。特に金融が不安定な状況な中逃避的な押し目買いが大型テックには入ってきてる状況です。先週も下落時には買い、上昇し続ければ調整もありましたが、結局マーケット全体を支えたのは大型テックだと考えられます。
最も弱いセクター)エネルギー
原油価格が下落したことによってエネルギーも下落しています。原油価格に関しては成長減速・もしくは中国景気の先行き不安が入ってるとは思います。エネルギーからの資金抜け分がテックに入ってきてると考えれば丁度辻褄が合う状況になってると考えています。
金融はPACW・WALなどの地銀の身売り報道で大きく崩れたと思いきや、今度はFDICの預金保護が入って急騰したりと先行きが見えなくなってる不安感が売りを優勢にさせてると思います。
今週の決算スケジュール
月曜日オープン前
クローズ後 NU
火曜日 オープン前 HD、SE
クローズ後 SBLK、DQ
水曜日オープン前 TGT、
クローズ後 CSCO、
木曜日オープン前 BABA、WMT
クローズ後 AMAT
金曜日オープン前
経済指標
入札)
5月17日水曜 20年債 NY13時 シカゴ12時 日本2時
経済指標)
5月15日月曜 NY連銀製造業景気指数 NY8時30分 シカゴ7時30分 日本21時30分
5月16日火曜 EUGDP
小売り売上 NY8時30分 シカゴ7時30分 日本21時30分
インフレ指数まとめです。
まとめ
では「【米国株】FEDメンバー・WMT決算・債務上限問題(週間展望)」をまとめていきますね!*投資判断はあくまで自己責任で
金利は債務上限問題で重く、全体的な指標を見てると中国景気の先行き不安も重しになっています。VIXは横横状況で動いてないですが、全体を見てるともっと下落してもおかしくない状況にも見えるのでそれだけ資金流入も継続してると総括できそうです。
ミシガンが上振れたのがちょっと不穏ですね。
今週はイベント少ないですが、その分マクロ的な情報などインパクトが大きくなりそうです。ただ焦らずじっくり行きましょう。
先週のコメントです。備忘録
今週の注目としては金利は短期は利上げ打ち止めを織り込んで長期は景気後退が払拭されたような動きをしてることです(インフレ継続とも言えます。)ただ指数が下がっているのは金融不安が付きまとっている=VIX上昇になっています。ただショートが優勢かというとカバーも強烈に発生するので資金流入の方が優勢と総括できそうです。
今週はレンジ内でCPIなど金利関係でどう動くか注視していきましょう!
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
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