米国株は急落しました。というか1日の下落としては暴落といってもいいのではないでしょうか。昨日までの楽観的な上昇が一気に否定されて、強烈な売りとヘッジが入って全面安です。もちろんCPIの数字が原因だとは思いますが、その理由を見ていきたいと思います。
米国株投資家もみあげ「【米国株】CPIショック!急落を引き起こした理由は?」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
マーケット総括
マーケット総括は下記ツイートとサマリーシートをご覧ください。
米国株9月13日
— もみあげ🇺🇸 米国株投資 (@momiage0088) 2022年9月13日
感想:どうしようもないヘッジと売りの急落。ノーチャンスで急落。コアCPI上昇は粘着質なインフレで総悲観に
ダウ -3.94%
ナス -5.16%
SP500 -4.32%
ラッセル -3.91%
総括:CPIショック
強セクター:無し
バリューvsグロース:全面安#CPI #米国株 #投資初心者 pic.twitter.com/Zj08fT97Gm
注目ニュース
CPI予想上回る
CPIの何が悪かったというとシンプルにコアが上昇してしまったことです。
総合CPIは前月比0.1%上昇
変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIは前月比0.6%上昇-市場予想は0.3%上昇
(コア=食料品やエネルギーを除いた商品とサービスの価格変動を測定する指標)
要は総合指数は原油の下落があるので、下落していたのですが、コアが下がってないのでインフレが根強い事が明確になってしまったんです。
食品コストは前年同月比で11.4%上昇と、1979年以来の大きな伸び。電気代は同15.8%上昇し、1981年以来の高い伸び率となった。一方でガソリン価格は前月比で10.6%低下し、過去2年余りで最大の下げとなった。
サービス分野で最大の構成要素でCPI全体の約3分の1を占める住居費は上昇が継続。前月比で0.7%、前年同月比で6.2%それぞれ上昇した。どちらも1990年代初期以来の伸びとなっている。
そうなると今度は何を想像するかというと利上げはもちろんですが、これまだ織り込んでないけど企業業績の悪化が見込み以上になってるんじゃないかと考えだしそうです。
投資家のFOMO買い
もう1つの下落理由はこちらだと思います。昨日多額の資金が流入した情報が入っていました。
パイパー・サンドラーによれば、12日にはある投資家がS&P500種株価指数が12月までに4300に上昇することを見込むコールオプション(買う権利)に8000万ドル(約114億円)を投じ、話題に上る取引の一つとなった
正にFOMO買い!です。流石に昨日のアップルの上昇はやりすぎだと思いましたが、それ以外にも様々な銘柄がパンプされていました。そんなFOMOが一気に売りに傾倒すると今日みたいなことが起こるという事ですね。
まとめ
それでは本日の「【米国株】CPIショック!直近最大の下げを引き起こした理由は?」を纏めていきたいと思います。*投資判断はあくまで自己責任で
今日の下落は決してCPIだけでここまでなったとは思えないです。先行きが見えない中でFOMO買いするのがいかに危険かという事がわかると思います。間違ってもルールをまげて飛びつかないほうがいいマーケットですね。
今日の急落でどれくらいポジションが悲観に偏ったかは明日わかります。ただ金曜日がOPEXなので、どうしても地合いは悪くなりそうです。
テクニカル視点でもちょっとチェックしておきます。
S&P500は3932です。また3900下抜けの可能性が出てきました。しかも出来高が大きいのでかなり危ない状況です。
LQDは下落継続。陽線で下落なので質が悪いです。
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