時間外の下落とほぼ同じような状態に今日はなっています。一旦全戻しもあったのですが、FEDカシュカリがジャクソンホールにおけるマーケットの急落を肯定する発言をして、そこから再度下落しています。（というかそもそも下落させる気だったと思います。マーケットは）
では中身を見ていきます。
米国株投資家もみあげ「【米国株】上値重くじりじりと下落する弱いマーケット」をお楽しみください！
＊投資判断はあくまで自己責任で
マーケット総括
マーケット総括は下記ツイートとサマリーシートをご覧ください。
米国株8月29日
— もみあげ🇺🇸 米国株投資 (@momiage0088) 2022年8月29日
感想：本当に強さを感じない。ただ急落もさせたくない。
ダウ -0.57%
ナス -1.02%
SP500 -0.67%
ラッセル -0.89％
総括：金利上昇で上値重く、薄い
強セクター：エネ・不動産
バリューvsグロース：バリューがマシ#ジャクソンホール #米国株 #投資初心者 pic.twitter.com/B03tUWUUry
注目ニュース
先行き不安な企業業績
今日の注目で上がってるのが、FRBではなく、企業業績の懸念ですね。金利がぐんぐん上がっています。今日は2007年11月以来の3.48%まで上昇。10年実質金利が0.5%を超えてきました。
となると次回の企業業績です。想定以上に悪化するリスクがあるともいわれています。
モルガン・スタンレーのストラテジストらは利益マージンへの圧力や業績の伸びへのリスクを示唆する２つの指標に注目している。将来の売上高の伸びと生産者物価指数の変化率の差、および名目国内総生産（ＧＤＰ）の伸びと賃金の伸びの差だ。業績の先行モデルも１株当たり利益の伸びが今後数カ月にわたって急減すると予測しているとして、こうした見解を裏付けているとストラテジストらは説明した。
景気観は6月と同じ位。マーケットは流石に6月16日の底値を下回ることはないとほぼ考えられていますが、この金利状況で、更に9月からのQT本格化を考えると、絶対にないとは言い切れない状況ともいえそうです。
QTの本格化は未知数
バランスシート縮小、来月から月間最大950億ドルに倍増
経済はすでに悪い方向に角を曲がった－アカデミーのチア氏
米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）は９月からバランスシートの削減ペースを加速する。この量的引き締め（ＱＴ）の影響が過去２年の量的緩和（ＱＥ）と同程度であれば、リスク資産には未知の事態が待ち構えている
→今ですら米国債が売られまくっています。それによって金利がぐんぐん上昇。更にQTがスタートすると債券市場の流動性は間違いなく悪化すると考えられます。今まではその脅威が未知数でしたが、いよいよ9月に入るとそのインパクトが現実的に見えてきそうです。
まとめ
それでは本日の「【米国株】上値重くじりじりと下落する弱いマーケット」を纏めていきたいと思います。＊投資判断はあくまで自己責任で
金曜日の急落から少しでも反発があるかと思いましたが、金曜日の終値は超えさせないという意思も働いたかのようなマーケットでした。上値はかなり重くて、ただ流動性がスカスカなので、急騰するときもありました。
ただ今回紹介した企業業績のリスクや9月QTがいよいよ、9月に入ると見えてきます。（9月中旬にはカンファレンスコールでガイダンスが出てきます。更にブラックアウト期間にも入り自社株買いの制限もかかります。）
そんな先行きが限りなく不透明な状況でじりじりとまた下を目指していきそうな状況だとは思いますね。
テクニカル視点でもちょっとチェックしておきます。
S&P500はダウントレンドはいりましたね。。。。これは
LQDは大きな出来高がでたのに、債券が売られてる中でこちらもダウントレンド。
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