今日は米国株はほぼ全面高になりました。様々な要素が入り混じって今日の上昇を支えたと思います。1%の利上げ後退・3つの経済指標・企業決算によるファンダ影響などが考えられると思います。順番にそれらをまとめていきたいと思います。
米国株投資家もみあげ「米国株は急騰！1%利上げ後退と3つの指標とファンダが後押しか」をお楽しみください！
＊投資判断はあくまで自己責任で
マーケット総括
マーケット総括は下記ツイートとサマリーシートをご覧ください。
米国株まとめ7月15日
— もみあげ🇺🇸 米国株投資 (@momiage0088) 2022年7月15日
今日の感想：隙あらばパンプ銘柄物色、売り手不在
ダウ +2.14%
ナス +1.79%
SP500 +1.91%
ラッセル +2.16％
マーケット総括：反発後は終日上昇トレンド
強セクター：金融・保険・コミュ
バリューvsグロース：全面高
*質問OK pic.twitter.com/Hx1dKhjDWt
注目ニュース
1%利上げ遠のく
・ブラード総裁、年内3.75－４％への利上げ支持－７月の幅は判断保留
・ボスティック総裁、１ポイント利上げは支持しない考えを示唆
今日からFEDメンバーのブラックアウト期間に入ります。その前に100bpsの利上げ可能性を減らすことを織り込んできた形です。この件はマーケットをかなり安心させたと考えれます。
3つの経済指標
今日は立て続けに3つの経済指標が発表されました。それによってかなりマーケットの動向が決まった気がしますので、再度内容を見ていきます。
NY連銀製造業景気指数）11.1vs-1.2
こちらがまず1つ目です。思った以上に底堅いというイメージをマーケットに与えたと思います。ダウには追い風
小売売上高）
Headline: 1.0% (exp. 0.8%, prev. -0.3%)
Ex-Autos: 1.0% (exp. 0.6%, prev. 0.5%)
Ex-gas/autos: 0.7% (prev. 0.1%)
Retail Control 0.8% (exp. 0.3%, prev. 0.0%)
→こちらも非常に底堅く見えます。ただしインフレ率を考えると当たり前の数字ともいえるので、行ってみればインフレと相殺して少し弱いかなー位で考えていいかと。
ミシガン大学消費者信頼感指数）
51.1 (est 50.0; prev 50.0)
Current Conditions: 57.1 (est 53.7; prev 53.8)
Expectations: 47.3 (est 47.0; prev 47.5)
1-Year Inflation: 5.2% (est 5.3%; prev 5.3%)
5-10 Year Inflation: 2.8% (est 3.0%; prev 3.1%)
→こちらはFRBがウォッチしてる指数です。特に期待インフレ率が大切で、下がってることが見られます。よって今日のボスティック総裁の発言を後押しすることになったと思います。
ファンダ影響
今日特にマーケットに影響を与えた銘柄が2銘柄あります。それが金融のと医療のUNHだと思います。Cは+13.2％ UNHは+5.4％です。
シティの４－６月期収入は前年同期比11％増の196億ドル。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均の184億ドルを上回った。債券商品や株式デリバティブの好調がトレーディング部門の業績を押し上げた。一方、投資銀行の収入は46％減少。
JPMはまた貸倒引当金: $428M積み増しして、更に自社株買いも一旦停止です。
Cは貸倒引当金13億ドル近く積み増しています。決して楽観的というわけではなく、景気後退のリスク対策も行っているのが注目です。
まとめ
それでは本日の「米国株は急騰！1%利上げ後退と3つの指標とファンダが後押しか」を纏めていきたいと思います。＊投資判断はあくまで自己責任で
今日は目立った売り手は見えなかったです。オプションの動きもそれほどなく、もしオプションが入ってくるとしたら来週以降からということになりそうです。
直近見ていくとTSMの決算で半導体が強くなったり、今日のCやUNHの影響でそのセクター全体が強くなったり、徐々にファンダが影響してるようにも見えます。
来週からはFOMCまでFEDメンバーがブラックアウト期間に入るので、より決算も重要になってきそうな気がします。まずはゆっくりお休みください。
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