先週は全指数が大きく下落しました。WSJによる75BPS利上げ可能性が高いというリーク記事で動揺し、そしてFOMCは予想通りでも反発は非常に弱く、木曜日にスイス中銀の緊急利上げで更にマーケットにインフレ懸念が発生。エネルギー系は下落して景気後退懸念も同時に噴出した状況です。
今週もその状況の中で展望です。
先週の詳細な振り返りはこちらのブログをどうぞ!
では米国株投資家もみあげの「パウエル議会証言とミシガンに注目(米国株の週間展望)」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
先週の各指数
ラッセルが最も大きな下落です。小型株にヘッジが入ってたという動きもありました。反発も大きいので勘違いしがちですが、ズルズルやられてるのは間違いないです。
次に大きな下落はS&P500、これはヘッジもそうですが一部シクリカル銘柄には現物売りも存在したと思います。
ナスダックはヘッジアリも解除されてる部分もあり、ここまで最も下落してきたので、その分下落が他よりはマシだという解釈です。ただセクターローテーションが起こってるわけではなく、あくまでバリュエーション的にという動きです。
先週の各指標
参考までに各指標をまとめておきました。
米国市場状況(6月17日まで)
6月17日までヒートマップ
セクターを見ていくと、エネルギーが圧倒的に下落してるのがわかります。これが景気後退織り込みか、バリュエーション調整か、もしくは他の要因があるのか非常に重要な点だと考えています。エネルギーが本格的な下落だと次にステージに移行していると考えれそうです。
他は公益・素材・資本財などが大きく下落。ただ満遍なく売られてるイメージです。ETFを通してヘッジが入っていたのでもちろん全体が下落しているのですが、一部シクリカル系は間違いなく現物売りも入ってたと思います。
現物売りがこのまま続くようなら、個人が押し目買いしたとしても機関が売ってる状況と考える事ができそうです。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec&st=w1
先週
今週の決算スケジュール
月曜日オープン前 LEN
クローズ後
火曜日 オープン前
クローズ後KBH
水曜日オープン前
クローズ後
木曜日オープン前
クローズ後 FDX
金曜日オープン前 CCL,KMX
経済指標
経済指標)
6月24日金曜 ミシガン大学消費者信頼感指数 NY時間10時 シカゴ9時 日本23時
→消費者信頼感指数と期待インフレ率の両面を必ずチェックです
その他)
6月22日水曜 英国インフレ率・PPIなど発表 NY時間2時 シカゴ1時 日本15時
6月22日水曜 パウエル議会証言(上院) NY時間9時半 シカゴ8時半 日本22時半
6月23日木曜 パウエル議会証言(下院) NY時間10時 シカゴ9時 日本23時
ミシガン大学の期待インフレ率はFRBも参考にしています。下記ブログを確認ください。
まとめ
では「パウエル議会証言とミシガンに注目(米国株の週間展望)」をまとめていきますね!
週末に仮想通貨が急落してそこから反発してたりしてました。だからではないですが、株式市場も今週はもしかしたら反発フェーズが存在するかもしれないです。
パウエル議会証言やミシガン大学消費者信頼感指数などイベントが少ない中で存在するので、その辺りの反応も気になります。ただ変わらずボラティリティは大きいと思うので、そこは注意です。
先週のコメントです。備忘録
FOMCにおいてハト派かタカ派かが当然注目されると思います。景気減速してるから的な言ってみれば様子見感がでればハト、利上げを今より急ぐ的なのが出ればタカだと想定しています。
そしてオプション相場です。PPIやSQはその上下を決める材料に当然なり得ると考えています。ボラは当然高くなると思うので、急落してチャンスと思っても、大きなリスクは取りすぎないで行きたいところです。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
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