今日は欧州の利上げから債券市場がまず反応して、金利上昇、更にドル高が進む展開となりました。よって寄り天が発生しています。ただお昼過ぎまではまだどうなるかわからなかったのですが、そこから急激にダウントレンドが進んでいます。
今日の急落理由として一番考えられるのが、CPIの上振れ予想に対してオプションでヘッジをかけてきたと考えられそうです。
米国株投資家もみあげ「CPI前にヘッジが入る!米国株急落の理由とは?」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
マーケット総括
マーケット総括は下記ツイートとサマリーシートをご覧ください。
米国株まとめ6月9日
— もみあげ🇺🇸 米国株投資 (@momiage0088) 2022年6月9日
ダウ -1.94%
ナス -2.75%
SP500 -2.38%
ラッセル -2.12%
マーケット総括:ヘッジ祭りの寄り天
強セクター:天然ガス
バリューvsグロース:全面安
・債券市場と為替がまた不安定に→株式市場は更に下落
・オプションにも動きあり(重要)
*質問OK pic.twitter.com/XEFeBXCAUi
急落の理由
理由1つ目-欧州利上げ開始
欧州が約10年ぶりに利上げを開始することを表明しています。これがまず債券市場に動揺を走らせました。米国金利も当然反応して、金利は更に上昇。そしてドル高も進みます。株式市場の需給を悪化させました。
理由2つ目-欧州利上げ開始
CPIへの警戒が入ったと思います。今日みてみると急に利上げやインフレのピークアウト否定の報道がブルームバーグでも掲載されています。元々CPIは上振れの噂が広がっていて、前日にその警戒感が増したと考えられそうです。
元米連邦準備制度理事会(FRB)副議長のアラン・ブラインダー氏が50BPSの利上げを後3-4回必要と発言。
債券市場ストラテジストのエラリアン氏がインフレピークを否定です。エネルギー高を警戒とあります。明日のCPIに合わせて改めて言及とも言えそうです。
3つ目の理由-オプションヘッジの増加
オプションヘッジが入りやすかった。と言えそうです。これは下記ツイートでもそうですが、自分もオプションの動向を見てて今日ヘッジが一気に入った。と見ています。
QQQは300,SPYは400で一旦見ていそうですが、逆にそれを下回ると更にヘッジが降ってくる可能性がありそうです。
🇺🇸SP500は5/27から続いた取引レンジを切り下げた。指数Opの最終取引日が6/14(OpExは6/15)となるVIX上昇はCPIに向けてのヘッジニーズを表している。市場はECBの大幅利上げを懸念、APP終了から周辺国スプレッドが拡大するなど緊張が高まる。🇺🇸2年や5年債利回りはサイクルハイを記録し神経質な展開 pic.twitter.com/3d6Ua3mlNE
— Masa (@Masa_Aug2020) 2022年6月9日
オプションボリュームとIV
— もみあげ🇺🇸 米国株投資 (@momiage0088) 2022年6月9日
QQQ(1枚目・2枚目)300がキー
SPY(3枚目・4枚目)400がキー
IVが徐々に下がって来ていて、オプションでヘッジしやすくなったと考えると、今日を待ってたかもしれない。
明日次第でSQまでの傾向が決まる気もするので、要注意です。 pic.twitter.com/hMYxtavId5
まとめ
では「CPI前にヘッジが入る!米国株急落の理由とは?」をまとめていきますね!
今日は久しぶりに株式市場が意志を持ってヘッジをかけ出した日だと思います。明日のCPI次第では下落トレンドが形成されるリスクが出てきたので、明日のCPIは非常に重要です。
上振れした場合は更なる下落、多少の誤差程度でもかなり厳しいと考えています。それ位センチメンタルが今日悪化した可能性を考慮して明日に備えたいと思います。
*投資判断はあくまで自己責任で
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