先週は全指数が下落となっています。ただ本格的な下落でもなくあくまで日替わりで調整が行われた程度に見える結果となっています。特にラッセルが底堅い状況、原油価格も更に上昇してエネルギーセクターは好調継続です。
そんな中で今週の展望を纏めていきます。
先週の詳細な振り返りはこちらのブログをどうぞ！
では米国株投資家もみあげの「国債入札とCPI、更に為替も注意！（米国株の週間展望）」をお楽しみください！
＊投資判断はあくまで自己責任で
先週の各指数
今週は全指数が下落です。ただラッセルだけは大型ETFへのヘッジなどの動きに左右されにくく（QQQやSPYなど）、下落が穏やかな状況になっています。SP500が最も下落しているのは金融やヘルスケアなどが今週弱くその比率が他の指数より高い為になります。
ただラッセルやエネルギー以外はバリュエーション調整の枠を出てないような形になると思います。見るべきところは指数よりも他の指標だと考えています。
先週の各指標
参考までに各指標をまとめておきました。
米国市場状況（6月3日まで）
6月3日までヒートマップ
セクターを見ていくと最も上昇したのはエネルギーです。原油価格が更に上昇。しかも需給的には需要がまだ下向きになっていないとも見られています。どこまで原油価格が上がっていくのかいよいよチキンレースになってる気もします。
次に調子が良かったのが資本財です。BAなど急騰しています。先ほどの原油需要と関係あり、ISMも底堅くそして、ダウ輸送株指数も上昇しています。これらが好影響を与えたと考えられます。
ダウ物流指数年間チャート
*Bloomberg
逆に最も下落したのが素材系やヘルスケアです。お気づきだと思うのですが、資本財上昇＝素材も上昇ではなく、インフレ懸念で上昇していた素材はバリュエーション調整、ヘルスケアも同じ考えになると思います。
セクターを見ているとエネルギー以外は、景気後退を織り込んだのか、もしくはインフレを織り込んだのかどっちに行きたいか本当に見え辛いです。バリュエーションは調整されてるのは間違いないと思います。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec&st=w1
先週
今週の決算スケジュール
月曜日オープン前
クローズ後
火曜日 オープン前 ASO
クローズ後
水曜日オープン前 LOVE
クローズ後
木曜日オープン前 NIO
クローズ後 DOCU
金曜日オープン前
経済指標
入札）
6月7日火曜 3年債入札 NY時間13時 シカゴ12時 日本2時
6月8日水曜 10年債入札 NY時間13時 シカゴ12時 日本2時
6月9日木曜 30年債入札 NY時間13時 シカゴ12時 日本2時
経済指標）
6月10日金曜 CPI NY時間8時半 シカゴ7時半 日本21時半
その他）
まとめ
では「国債入札とCPI、更に為替も注意！（米国株の週間展望）」をまとめていきますね！
状況的には中立よりも悪い状況な気がします。国債入札とCPIでどちらにも動きそうです。またドル高が進みそうな気配もあります。ドル高になった際は株価には重しがかかる気がします。よってそれらの状況をしっかり見た方がいいかと。
来週はFOMCやクアトルブルSQもあります。それの事前準備を機関投資家がしてくることも予想しながらまだまだ慎重に投資したいですね。
先週のコメントです。備忘録
IMS製造業景気指数が先月より下がってる事、更に雇用統計の賃金上昇が頭打ちになってる場合は、テック中心にショートカバーが入るかもしれないです。その場合はバリューが弱くなることも想定できそうです。
賃金上昇頭打ち関係の記事はこちらが参考になります。
正直今週は上下どちらでもありうる状況に思えます。一旦のショートカバーを誘発して中立になった可能性も高く、月初フローがどちらにはいるか丁寧に追っていく週だと考えて投資していけばいいかと思います。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って！
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