先週は注目の経済指標のISM製造業景気指数や雇用統計がありましたが、結果的にはマーケットに大きな影響を与えることがなく通過したと総括していいと思います。シクリカルが少し弱くなって、その代わりに大型テックに資金流入してる状況が先週だったと総括できそうです。
そんな状況において、各指数がどのように動いたかセクターはどうなっていたのかをまとめて行きたいと思います。薄い出来高だったのが本当によくわかると思います。
では米国株投資家もみあげの「【米国株の週間展望】空白期間は金利に注意か!?」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
先週の各指数
今週はダウだけがマイナスになっています。雇用統計の数字が悪かったのもあって、金曜日にシクリカルが下落したのがインパクトを与えてると思います。失業率は予想と同じだったのですが、雇用総数が上昇しない。
要は需要はあるのですが、供給が間に合っていない。人件費は高騰していく、となるとシクリカル系のサービス業や製造業はコスト増につながると考えられてると思います。
逆にナスダックの大型などは人件費のコスト負担が低い点もあるので、それもあってナスダックが最も上昇したという結果になったと考えられます。ラッセルは毎日結構上下していたので、今週も出来高が薄いとなるとラッセルの上下は続く可能性があると考えられます。
先週の各指標
参考までに各指標をまとめておきました。
米国市場状況(9月3日まで)
9月3日までヒートマップ
セクターでは不動産が最も好調でした。不動産において家賃の高騰は止まってないですし、その強い需要が株価の上昇に追い風になってると考えられます。次に強かったのが新興国、今週は明確に中国株の下落が落ち着いて、一旦上昇目線の局面になっていました。とはいえ金曜日には少し下目線の状況も出ていたので、ここで一旦ヨコヨコになりそうな状況でもあります。
最も下落したのは金融です。短期金利が下落したことによって、セクター全体が下向きの地合いになってると思われます。また今週は国債の入札が控えてるので、金利が動く可能性があります。そうなると金融セクターがどのように動くかも注目です。
大型テックは雇用統計はあまり影響がなく堅調に上昇してるように見えます。最近投資先に困ると大型テックですね。QQQやSPYなどのETFへの資金流入が2月10日以来最大になったという報道もあります。そういったETFの比率が大きい銘柄の方が優位になっています。
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先週
今週の決算スケジュール
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— Earnings Whispers (@eWhispers) 2021年9月4日
今週の経済指標
今週は注目の経済指標の発表はないです。但し国債の入札があるので、金利変動には気をつけたいところです。
7日(火)
3年債(580億ドル)
8日(水)
10年債(380億ドル)
9日(木)
30年債(240億ドル)
総額 1200億ドル
まとめ
では「【米国株の週間展望】空白期間は金利に注意か!?」をまとめていきますね!
フィンテックのMVPですが、マスターとビザはBNPLの勢いに押されています。PYPLは投資用のプラットフォーム発表が追い風。モデルナはFDAの承認とブースターワクチン接種が追い風です。この辺の動きにも今週は注目したいところです。
今週はただでさえ、4日間の短縮期間です。また薄い出来高が継続する可能性があります。国債の入札がダイレクトにマーケットにインパクトを与える事も警戒しておきたいですね。
FOMCまで2週間ですが、その前の週には実はイベント盛り沢山なので、スケジュール感を大切に投資を継続していきたいところです。(その内容は来週纏めます。)
先週のコメントです。備忘録
今週は雇用統計がやってきます。もちろんマーケットは注視してくると考えられます。また少し出来高が停滞するかもしれません。ただ雇用統計はもちろん重要なのですが、それによってFOMCまでのある程度の流れが決まってくることの方が大切かもしれません。
そして今月は四半期末・更に3か月に1回の株価指数先物取引・株価指数オプション取引・個別株先物取引・個別株オプション取引のSQもあります。そういった全体的なスケジュールも考えながら投資していきたいところです。自分なりに道筋をイメージする作業が大切な気がします。中国株や中小株の低位株の上下にも警戒したいですね。
*9月6日(月)はマーケットはレイバーデイでお休みです。となるとその前の金曜日はポジション偏り調整が起こりやすくなります。またレイバーデイ明けは市場が急変することも多いので気を付けてください。(アノマリー的にですが。。。。)
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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