先週はISM製造業景気指数と雇用統計の発表があって、マーケットに大きな変化も懸念されていたのですが、結果としては緩やかな動きとなっています。
但しラッセルのバリュー指数などはAMCの急上昇などによって異常に資金が集まっていた状況です。この辺りは一過性の可能性もあるので、今週も第三週に大きなイベントが控えてる事を忘れずにいたいです。
では米国株投資家もみあげの「【米国株の週間展望】CPIに注目しながらの準備期間か!?」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
先週の各指数
今週の指数状況を見た時にこれほど横並びで終わってるとは思わなかったと思います。それほど特にラッセルの中で中小株が上昇していました。AMCだけでなく、個人投資家のパンプ銘柄が大きく上昇した週です。という事は総括すると機関投資家の動きは大きくなく、雇用統計を受けてヘッジが解除されたのが大口投資家の動きだったような気もします。
中小株もここから上昇するには、追い風が必要だとは思うのですが、雇用統計などを再度確認してみても、中小株のグロース系がここから上昇する材料があまり見当たらないというのが現状な気がします。
先週の各指標
参考までに各指標をまとめておきました。
米国市場状況(6月4日まで)
6月4日までヒートマップ
今週のセクターとしてもっとも強かったのがエネルギーです。経済正常化の勢いが強く、更に新興国も堅調になりだしてるのが、原油価格の上昇と連動しているように見えます。その恩恵を受けてエネルギーが上昇です。
新興国の上昇率もそれに連動してるのでよくわかると思います。新興国関係のETFへの資金流入も大きくなっているデータもあります。
次に好調なのが不動産関係です。景気が底堅いという事を示しているとも言えますので、不動産が堅調なのは好印象です。
生活必需品や金融は今の現状だと外れがない、安定的なリターンを求めて資金が集まってるように見えます。
ヘルスケアは先週までが非常に好調だったので、それによるバリュエーションの調整、一般消費財はサービス業の人材確保やコスト増が懸念されて下落したと総括できそうです。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec&st=w1
先週
今週の重要イベント
6月10日木 21時半 消費者物価指数 05月
https://fx.minkabu.jp/indicators/US-CPI
今週はCPIの発表があります。よほどサプライズが無い限りはマーケットへの影響度は少ないと思いますが、今後の動向を占う意味でもしっかり中身はチェックしておきたいところです。
まとめ
では「【米国株の週間展望】新しい局面の可能性!雇用統計」をまとめていきますね!
先週終了した時点でほとんどバリュエーション的に割安という分野は無くなってしまったような気がします。中小グロース系もショートカバーでかなり上昇しました。
雇用統計の雇用増加に沿うと、レジャー・サービス・飲食・医療などがまだまだ成長できそうな感じもありますが、こちらも銘柄を選ばないと難しい状況です。
インデックス系は第三週にFOMCも待ってるし無理に今週資金を入れる必要もない気がします。
先週のコメントです。備忘録
先週の状況を見ると、資金の流れなどを見ても決して強い状況というよりは単に鬼のいぬまになんとやらであった可能性も懸念してしまいます。とはいえ過度に恐れすぎるのも必要はないと思うのですが、今週の経済指標は直近で最も大切な指標になる可能性もあります。
ちょっと周りを見てみるとまた米国株最強やS&P500は積み立て貯金といった言葉も目立ってきています。こういう時は危険な兆候でもあるので、リスク管理をしっかりとしていきたいところです。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
Keep your fingers crossed!
↓応援ポチっとありがとうございます!↓
↓面白かったら是非ともシェア願います↓
<書籍出版>
ソーテック社さんから書籍が出版!既に重版も決定で10月17日発売!今までの自分の知識を結集して全て自分で書き下ろしたので是非読んでみてください!
<メルマガ創刊>
週刊で月曜日に配信です。「米国株のコツ」として週間展望や読者様からの質問コーナーを設けて、ブログとは違う自分自身の主観も含めていきたいと思います!1か月購読継続で1か月無料期間もあります。月間1100円です。
【つみたてNISAに最適・投資信託も楽天ポイントで可能】