米国株はダウのみ上昇!ダウ+0.06% ナス-1.88% SP500-0.66% ラッセル-1.28% もみ-1.31%。今日はダウのみ上昇という形になっていますが、内実はハイテクグロース系など酷い事になっています。
今日のヒートマップや銘柄を見ていくと、経済再開を意識した銘柄・コモディティなどは順調に上昇しています。大型もです。それとは逆の分野はその分機関投資家から叩き売られていました。
イエレン財務長官が金利に関して発言してマーケットが動揺したように見えますが、当たり前の事をいってるだけなので、今日の動きとはほぼ関係ないと思っています。
米国株投資家もみあげの「米国株はダウだけ上昇!オールド買い・ハイテク売りのリバランス」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数+0.80%(200.85→202.45)
・原油価格64.50→66.13ドル/バレル
・ゴールド1790.25→1779.1(▲0.76%)
・5年債0.829→0.817(▲1.73%)▲1.2bp
・10年債1.603→1.592(▲1.09%)▲1.1bp(1bp=0.01%)
・実質金利 1日前-0.11→本日-0.12
*長期実質金利平均。長期実質金利平均:長期実質金利平均は、残存期間が 10 年以上のすべての発行済み TIPS の買値実質利回りの非加重平均であり、長期実質金利の代理として使用することを意図している。
・VIX指数▲1.61%(18.31)→+6.39%(19.48)
・HYG▲0.30%→▲0.06% (炭鉱のカナリアとして、目安として▲1%が発生したら警戒)
原油価格上昇、金利上昇、株安と繋がりはほぼ無いと考えると、単純に経済再開を織り込んだリバランスだと考えていいと思います。VIX指数は大きく上昇ですが、実際にオールド系は買われているので、調整に入ったとはまだ言い難い状況です。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
SPYの出来高は大きく上昇です。一気にリバランスがされています。売りと買いが交錯してる為に非常に出来高が大きくなっています。単純な下げだとここまで大きくならないと思います。
QQQ・VOO出来高
QQQは機関投資家よりも個人の動向をチェックするためにも使っています。後はハイテクの動向ですね。VOOも個人の動向チェックだと考えてください。
QQQの出来高は約2倍です。今日はハイテク系はとにかく売られていました。反発もありましたが、それでも売りの大きさがわかります
VOOの出来高も今日は上昇です。押し目買いもあったとは思います。
中小株出来高
ラッセルの出来高は大きく増加です。ラッセルでもオールドは買われてはいましたが、成長株系は大きく売られていました。
マーケット状況
セクター状況
上昇セクター)
オールド関係が上昇しています。素材・エネルギー・金融・資本財・レジャーの一部などが上昇です。特に素材系は強かったです。
下落セクター)
ハイテク関係は今日もほぼ総崩れです。ハイテクグロース関係は2日で考えると暴落レベルですね。環境・EVも相変わらず厳しく下げられています。昨日まで好調だったワクチン銘柄も叩き売られています。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec
主要銘柄の状況
AAPL: パフォ(本日▲3.54% 1日前+1.06%)
機関投資家比率 本日58% 1日前58%
→アップルは出来高は2倍です。とんでもない量が今日売られたことが分かっています。決算までがピークだった事になってしまっています。
AMZN:パフォ(本日▲2.20% 1日前▲2.33%)
機関投資家比率 本日57% 1日前57%
→アマゾンは実は出来高は減少です。とはいえ決算時に出来高が拡大しすぎて、単純に売りポジションが溜まってる気がします。
TSLA: パフォ(本日▲1.65% 1日前▲3.46%)
機関投資家比率 本日44% 1日前44%
→テスラは出来高は微増です。そこまで売られてはいませんでしたが、金曜日のパンプから逆にずっと売られ続けています。
まとめ
では「米国株はダウだけ上昇!オールド買い・ハイテク売りのリバランス」をまとめていきますね!
これで調整に入って2日目と言えるかもしれません。非常に判断が難しいですけど。ただもし本格的な調整ならば、オールドも売られないと反発が見込めないです。このままダラダラ下げる場合は、ハイテク系は更に売られる可能性もあります。
かといって、オールドも売られないかというともし更に調整が続く場合は売られる可能性も出てくると思います。判断が難しいです。
また反発するにしても今日見ている中で、ハイテクグロースが本格的に投げ売られたような動きをしてなかったために、反発しても限定的になってしまうリスクもあります。この辺の見極めが非常に難しいので、焦らず資金を入れるのはゆっくりがいいとは思います。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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