先週はラッセル以外は全て好調の週でした。特にダウとSP500は過去最高値を更新しています。ナスダックも復調してきていました。
そんな中で感じたのはマーケットは完全に機関投資家次第のマーケット状況になっていて、個人投資家の力が3月の調整によって極端に弱まってしまったという事です。という事は次に機関投資家どう動くかを考える必要がありそうです。
今週はそのアクションを変化させうるイベントが控えています。
では米国株投資家もみあげの「【米国株の展望】機関投資家相場に備えよう!」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
先週の各指数
先週最も上昇したのはナスダックになります。これはGAFAMが特に調子が良かったのに引っ張られた結果だと思います。特に機関投資家の資金が優良成長株に集中しているのを示しています。ダウ系もやはり安定感があるとして資金が入ってるのが分かります。
逆に最も調子が悪かったのはラッセルになります。中小株のハイテク系は比較的堅調だったのですが、それ以外のグロース銘柄は依然として苦戦している状況である事が分かります。
指数では見えずらいですが、一般消費財系も非常に調子が良かったです。
先週の各指標
参考までに各指標をまとめておきました。
米国市場状況(4月9日まで)
4月9日までヒートマップ
今週最も上昇したのはハイテクになっています。ナスダックが上昇したことからもわかるように特にGAFAM含めて、ハイテクグロース関係にも資金が入っていました。
次に調子がいいのが一般消費財です。テスラは調子がわるいですが、EC関係が非常に調子が良かったことからも分かると思います。SQ・SE・JMIA・OZONなどですね。更に一般消費財系ではレストラン系も調子が良かったです。一般消費財に期待してる場合はECかレストラン系か迷う部分になりそうです。
逆に最も調子が悪かったのはエネルギー系です。直近非常に調子が良かったのもあるので、決算を含めた様子見とも言えそうです。原油価格も下落しています。
これでほぼ全セクターが調整が終わったような気もしています。どのセクターも上昇したのは間違いないので、ここからはいよいよ決算次第となりそうです。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec&st=w1
先週
今週の重要スケジュール
12日(月)
国債入札
3年債(580億ドル)
10年債(380億ドル)
13日(火)
国債入札 30年債(240億ドル)
アメリカ・消費者物価指数 03月(CPI)
15日(木)
アメリカ・小売売上高 03月
アメリカ・フィラデルフィア連銀景況指数 04月
アメリカ・鉱工業生産指数 03月
決算スケジュールは下記になっています。水曜日から金融大手の決算が始まります。
まとめ
では「【米国株の展望】機関投資家相場に備えよう!」をまとめていきますね!
今週はいくらでも調整が効く週と考えていいと思います。重要指標や入札、そして更に決算が始まります。今の株価を是正するような数字が出てこないと、調整も容易になっています。
特にアップルなどはチャートを見ていても一切調整がはいらず先週は上昇していました。これはGAFAMでも同じです。よってこれらに対して影響が出だすと機関投資家は株価を調整し出すことも警戒した方がいいとは思います。
もし追加投資をしたいとしても一旦我慢して、様子を見てからでも十分遅くないと思うので、常に警戒心をもって望みたい週だと思います。
先週のコメントです。備忘録
株価は更に上昇しそうな雰囲気を出してはいますね。但しISMからわかるようにサプライチェーン問題がそれを阻害しそうです。サプライチェーンコストが上るとコスト増につながるので、それを価格に転嫁できない銘柄は厳しくなるかもしれません。
またどうしてもレンジは意識しないといけないと思うので、上がりすぎた銘柄に投資するのも少し警戒した方がいいかもしれないです。今月中旬からは決算シーズンが始まる事を意識した方がいいとは思います。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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