米国株はショート祭りの急落!ダウ-0.01% ナス-2.01% SP500-0.55% ラッセル-2.35% もみ-6%。今日も最終的に全て指数は下落です。ナスとラッセルは特に急落しました。
今日も状況は酷かったです。寄り付きは欧州関係のPMIが好調なのを受けてダウやSP500が上昇していましたが、全体のリバランス、ショートカバー後の更なる利確やショートによって地合いが更に悪化して全面安となっていました。
米国株投資家もみあげの「米国株はショート祭りの急落!カバーで上げてもすぐ売られる」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
PMI
PMIとは「Purchasing Managers' Index」の略であり、日本語では「購買担当者景気指数」と呼ばれます。製造業で原材料や部品などの仕入れを担当している購買担当者へアンケートを実施し、そこから得たデータを数値化したものです
*U.K. MARCH MANUFACTURING PMI 57.9; FORECAST 55
*U.K. MARCH SERVICES PMI RISES TO 56.8; FORECAST 51
*GERMANY MARCH SERVICES PMI RISES TO 50.8; FORECAST 46.5
*GERMANY MARCH MANUFACTURING PMI 66.6; FORECAST 60.5
PMIは素晴らしい数字です。ただ昨日の欧州感染拡大によって、せっかく堅調だったPMIに疑問符を持たれたことも今日の下落を呼び込んだかもしれません。
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数▲2.41%(184.05→187.91)
・原油価格57.54→60.82ドル/バレル
・ゴールド1727.4→1733.8(▲0.68%)
・5年債0.817→0.811(▲0.38%)▲0.6bp
・10年債1.621→1.614(▲0.86%)▲0.7bp(1bp=0.01%)
・実質金利 1日前-0.07→本日-0.09
*長期実質金利平均。長期実質金利平均:長期実質金利平均は、残存期間が 10 年以上のすべての発行済み TIPS の買値実質利回りの非加重平均であり、長期実質金利の代理として使用することを意図している。
・VIX指数▲7.9%(20.38)→+4.43%(21.20)
→一時19.3まで下落
・HYG+0.09%→+0.06% (炭鉱のカナリアとして、目安とて▲1%が発生したら警戒)
ラッセル・グロース系は本日も急落です。2日で暴落レベルになっていると思います。逆に指数関係はそこまで大きな動きではないですが、今日も債券買い株売りが進んだ形になります。リバランスもまだ続いています。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
SPYの出来高は上昇です。今日のボラティリティを考えると売買が頻繁に行われたことが伺えます。VIXはそれほど大きくは動いてないですが、中身がとにかくローテーションされてると思います。
QQQ・VOO出来高
QQQは機関投資家よりも個人の動向をチェックするためにも使っています。後はハイテクの動向ですね。VOOも個人の動向チェックだと考えてください。
QQQの出来高は大きく上昇です。アップル・テスラはプラスから大きくマイナスに動いています。それにつられてQQQも出来高が上昇しています。
VOOの出来高は逆に下落です。これを見てわかるように頻繁に動かしてるのはヘッジファンドや機関投資家という事になりそうです。
中小株出来高
ラッセルは出来高は上昇です。ラッセルも極端でした。オープンから寄付きまでは上昇。そこから一気に下落です。指数なのに3%近く動いてることになります。それにつられて中小個別は大きく急落しています。
マーケット状況
セクター状況
上昇セクター)
今日はオールドの大型が堅調でした。PMIを好感されていたとは思います。ただ引けにかけてダウも下落していたので終日好調とは言いずらい状況でした。
下落セクター)
下落セクターは上記以外全てです。特に中小株のハイテクグロースは大きく売られています。WFH銘柄も昨日はコロナ懸念で好調でしたが、今日はその分を全て帳消しにするくらい売られていました。
中国株全体が米国と欧州での同盟による中国締め付けが報道されて急落しています。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec
主要銘柄の状況
AAPL: パフォ(本日▲2.00% 1日前▲0.69%)
機関投資家比率 本日58% 1日前58%
→出来高は昨日より下落です。序盤からお昼まではショートカバー。そして終盤にかけては売り。となっていたために昨日よりは出来高は減少です。
AMZN:パフォ(本日▲1.61% 1日前+0.86%)
機関投資家比率 本日57% 1日前57%
→出来高は昨日より下落です。こちらもアップルと同じような動きでした。
TSLA: パフォ(本日▲4.82% 1日前▲1.12% )
機関投資家比率 本日44% 1日前40%
→出来高は昨日より上昇です。テスラは本当に酷いです。プラスになろうとしてもショートカバーが終わると利確とショートが大量に入ってきていました。
まとめ
では「米国株はショート祭りの急落!カバーで上げてもすぐ売られる」をまとめていきますね!
*よくショートカバーはどこでわかると聞かれるのですが、チャート見ておくしかないです。急激に上昇するのでショートカバーだとはわかるんです。
下がったら買いとは言いますが、今の状況で急に入れても下がった翌日に上昇しても利確しないとその後再度売られるが繰り返されています。そして最終的にはショート量も減っていって、ショートカバーも期待できない悪循環。これは特に中小株にいえます。
大型はある程度手堅い銘柄であれば静観しておけばいい状況じゃないでしょうか。ハイテクはそれでもどうしても大きく動いてしまうと思います。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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