米国株はダウが強い!ダウ+1.46% ナス-0.04% SP500+0.6% ラッセル+1.81% もみ+1.34% 。10年債入札・財政の下院可決・消費者物価指数発表があって、結局はダウに落ち着くマーケットでした。
今日は10年債の入札が行われました。微妙な内容という事なのですが、金利が上昇するには至っていません。ただ積極的にナスダックに投資する形にもなっておらず、マーケットは方向感としては非常に薄い状況です。(ダウ系は淡々と買われていますね。)
米国株投資家もみあげの「米国株はダウが強い!方向性がない資金がオールドに」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
経済・財政ニュース
CPI発表
消費者物価指数(2月)22:30
結果 0.4%
予想 0.4% 前回 0.3%(前月比)
結果 1.7%
予想 1.7% 前回 1.4%(前年比)
結果 0.1%
予想 0.2% 前回 0.0%(コア・前月比)
結果 1.3%
予想 1.4% 前回 1.4%(コア・前年比)
ほぼ予想通りといったところでしょうか。問題は来月になると思います。原油価格の急騰やコストインフレが消費にどのような影響を与えるかが注目になりそうです。
財政が下院で可決
1.9兆ドルが下院に差し戻されて可決されました。後はバイデン大統領のサインを待つのみです。一瞬これで好感されましたが、利確に押されて最終的にはナスダックはマイナスになっていました。
BREAKING: House passes $1.9 trillion Covid relief bill, sends it to Biden to sign https://t.co/IKtqsG4mHo
— CNBC Now (@CNBCnow) 2021年3月10日
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数+0.22%(191.34→191.76)
・原油価格63.84→64.77ドル/バレル
・ゴールド1716.8→1725.5(+0.65%)
・5年債0.815→0.788(▲3.74%)▲3.7bp
・10年債1.535→1.521(▲0.9%)▲1.4bp(1bp=0.01%)
・実質金利 1日前▲0.04→本日▲0.10
*長期実質金利平均。長期実質金利平均:長期実質金利平均は、残存期間が 10 年以上のすべての発行済み TIPS の買値実質利回りの非加重平均であり、長期実質金利の代理として使用することを意図している。
・VIX指数▲5.5%(24.05)→▲5.2%(22.78)
・HYG+0.14%→+0.33% (炭鉱のカナリアとして、目安として▲1%が発生したら警戒です。)
なんとも言えない微妙な感じです。VIX指数ほどマーケットが安定してるとはとても思えないです。というのがテスラやアップルといった主要銘柄がとにかく上下に動くので、ボラが安定化したようにはみえません。
ただ原油やコスト増は間違いなく、財政も決まりそうで、バリューやオールド株が安心して投資できるといった現状を象徴してるようにも見えます。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
SPYの出来高は昨日とほぼ変わらずです。ただし今日の中身はオールドやダウが中心です。昨日とは真逆になっています。
QQQ・VOO出来高
QQQは機関投資家よりも個人の動向をチェックするためにも使っています。後はハイテクの動向ですね。VOOも個人の動向チェックだと考えてください。
QQQの出来高は上昇です。とはいえポジティブじゃなくて、売り買いが多すぎる形です。ハイテク関係は迷いが見えていました。
VOOの出来高は上昇です。個人投資家は淡々とインデックス投資を継続ですね。
中小株出来高
ラッセルも出来高は上昇です。グロース系は売られていますが、バリュー系は買われてるという形になります。
マーケット状況
セクター状況
上昇セクター)
上昇セクターはオールド系でした。金利が下落でも金融が強く、原油上昇でエネルギーも上昇。ただ、ハイテクに方向性が無く、仕方なくオールドを買ってるようにも見えました。
下落セクター)
下落はナスダック系です。テスラも一瞬大きく上昇したのですが、最終的にはマイナス圏へ。EV・環境などは力強さがなく垂れていってました。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec
主要銘柄の状況
AAPL: パフォ(本日▲0.91% 1日前+4.06% )
機関投資家比率 本日58% 1日前58%
→出来高は昨日と同じです。昨日あれだけ上昇した出来高と同じ。どれだけ売り買いが交錯したのかが想像できます。本当に酷いチャートの形をしていました。
AMZN:パフォ(本日▲0.17% 1日前+3.76%)
機関投資家比率 本日57% 1日前57%
→出来高は昨日より下落です。消費指数も予想通りだったので、アップル程不安定にはなっていないと思います。
TSLA: パフォ(本日▲0.82% 1日前+19.64%)
機関投資家比率 本日40% 1日前40%
→出来高は昨日より上昇です。ただこちらもアップル以上に売り買いが交錯していました。テスラも何か明確な買い理由がないとどうしても利確が直ぐ入ってる状況になっています。
まとめ
では「米国株はダウが強い!方向性がない資金がオールドに」をまとめていきますね!
ナスダック系は今日チャートを見ていたのですが、嫌々病にかかってるかのように、これ以上上昇したくないという動きだったように見えます。
金利も落ち着いたように見えますが、先々の不安感や懸念は解消されていない状況です。まだ何によってマーケットのトリガーが動くかは見えてこないですが、リスクを取りすぎるタイミングでもないような気もしています。
・国債入札:金利の変動に落ち着き
11日(木)
30年債(240億ドル)
総額1200億ドル
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
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