米国株は全面安!ダウ-0.38% ナス-2.7% SP500-1.3% ラッセル-1.06% もみ-6.76% 。とにかく買い手が不在でショートが大量にはいったマーケットです。金利も問題かつ、センチメンタルの悪化が深刻です。
なんとも言えない状況になってしまっていて、金利は一旦上昇も落ち着いたんですが、そこから買い手が不在で、ショートが大量に入って株価がどんどん垂れていく展開が続いてました。オールド銘柄を保有していないと相当キツイ状況でした。
米国株投資家もみあげの「米国株は全面安!バリュー優位のグロース投売り状態」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数▲0.01%(189.98→189.96)
・原油価格59.65→61.27ドル/バレル
・ゴールド1734.9→1714.8(▲1.12%)
・5年債0.667→0.719(+7.70%)+5.2bp
・10年債1.407→1.469(+3.9%)+6.2bp(1bp=0.01%)
・実質金利 1日前▲0.07→本日▲0.07
*長期実質金利平均。長期実質金利平均:長期実質金利平均は、残存期間が 10 年以上のすべての発行済み TIPS の買値実質利回りの非加重平均であり、長期実質金利の代理として使用することを意図している。
・VIX指数+3.21%(24.13))→+10.66%(26.67)
・HYG▲0.16%→▲0.16% (炭鉱のカナリアとして、目安として▲1%が発生したら警戒です。)
金利は欧州債が売られたこと、また「ECB、債券利回り抑制で劇的な行動の必要はない」といった内容から、金利上昇→これが米国にも波及して金利が上昇しています。
今日は金利の急上昇から、債権の買い手不在、それと連動して株式の買い手不在、ショート量が急上昇でショートが躍動するマーケットだったと思います。1月などの急上昇時とは逆パターンになっています。マーケットのセンチメンタルも買いよりも売りを意識する状況でVIX数値以上に不安定になっています。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
SPYの出来高は昨日より大幅に上昇です。ショート優勢である事が分かります。
QQQ・VOO出来高
QQQは機関投資家よりも個人の動向をチェックするためにも使っています。後はハイテクの動向ですね。VOOも個人の動向チェックだと考えてください。
QQQの出来高は2倍です。最もQQQにショートが入ったことが分かります。
VOOの出来高はそれほどかわっていません。VOOに投資してる投資家はそこまで投げうってはいなそうですね。
中小株出来高
ラッセルは昨日より上昇です。ラッセルはショートも入っていますが、グロースからバリューへの転換も発生してる内容だと思います。
マーケット状況
セクター状況
上昇セクター)
上昇セクターはオールド系です。特に金融・エネルギー・資本財、航空・レジャーなどですね。本当にバリバリのオールドじゃないと上昇できない状況になっています。高配当系も比較的強かったです。
下落セクター)
ハイテク・中小株のグロース・トレンド銘柄、WFH銘柄などは特に下落しています。先週の下げよりも体感的にキツイ銘柄も沢山あると思います。とにかく買い手が不在です。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec
主要銘柄の状況
AAPL: パフォ(本日▲2.45% 1日前▲2.06%)
機関投資家比率 本日58% 1日前58%
→出来高は昨日とほぼ変わらずです。ただアップルは継続してショートが入り続けています。またショートカバーの可能性もありますが、買いがとにかく不在です。
AMZN:パフォ(本日▲2.85% 1日前▲1.64%)
機関投資家比率 本日57% 1日前57%
→出来高は昨日より大きく上昇です。こちらもアップル同様にショートが大量に入ってきてると考えられます。
TSLA: パフォ(本日▲4.84% 1日前▲4.45%)
機関投資家比率 本日40% 1日前40%
→出来高は昨日より上昇です。こちらもとにかくショート優勢です。直近の下値をどんどん切り下げてきてるので、カバーが発生したとしても買いがないと厳しい状況になっています。
まとめ
では「米国株は全面安!バリュー優位のグロース投売り状態」をまとめていきますね!
全体としては金利・そして投資家のセンチメンタルが深刻です。金利はFED頼み、そして個人投資家はマージンコール、ヘッジファンドなどはショートでカバーした後に直ぐに値幅がとれるので、ショート祭りになってしまってると考えられます。1月や2月の上旬と逆パターンです。
またバリューが優位と言いながらも、グロース・ハイテク投資家の資金の方が多いために、マーケットが活気づかないのも問題だと思います。資金総量が落ちている気がします。
個人的にはバリューへ(オールド)の転換も進めたのですが、下手にグロースに追加してしまうと傷口が広がってしまっています。とはいえここで投売りもできない状態。カバーが入ったタイミングでポジションを調整するしかないと思います。
例え明日がショートカバーが入ったとしても、買い手不在のマーケットの為に、油断は禁物だと思います。相変わらず金利・財政ともに何もポジティブヘッドラインがないのは厳しいですね。 明日はFEDのパウエル議長の発言もあります。金利面にどのような言及をするか。。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
Keep your fingers crossed!
↓応援ポチっとありがとうございます!↓
↓面白かったら是非ともシェア願います↓
<書籍出版>
ソーテック社さんから書籍が出版されています。米国株の基礎、今後の見通し、銘柄選定の方法など、自分がわかる限りの情報をばっちり記載していますので、ご興味がある方は是非どうぞ!
<メルマガ創刊>
週刊で月曜日に配信です。「米国株のコツ」として週間展望や読者様からの質問コーナーを設けて、ブログとは違う自分自身の主観も含めていきたいと思います!1か月購読継続で1か月無料期間もあります。月間1100円です。
【つみたてNISAに最適・投資信託も楽天ポイントで可能】