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米国株長期投資実録(個別株&ETF)。米国駐在員。2018年9月資産1400万→10年後5,000万→20年後1億の目標へ!投資&金融リテラシー&米国生活など飾らない言葉で。お金で幸せになりましょう!

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米国株投資2020年振り返り「もみあげの成功と失敗」(前編)

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 2021年の米国株の展望や自分自身の投資戦略を考える前に、やはり一度きちんと2020年の振り返りをしておこうと考えました。成功と失敗も明かしていきます。お正月のお暇な時間に読んで頂ければ幸いです。

 

新年あけましておめでとうございます!本年度もどうぞよろしくお願いします。

 

今回は主観も含めた2020年の振り返りです。ただ僕が皆さんにいつもお伝えしてるように、どんな有名なアナリスト・評論家・投資家・インフルエンサーの話も鵜呑みにしないで欲しいです。むしろ自分自身がインフルエンサーと言われるようになったにも関わらず、僕自身がその手の人達は敬遠してる位です。

 

今回の内容は自分自身の主観もかなり入ってるので、むしろ皆さんが読んでみて、自分はこうだったな。自分だったらこう考えるなっていうそんな考えの気づきになると嬉しいです。

 

 

長い内容になってしまうので、前編・後編、そしてできれば2021年の投資戦略も含めて3部構成でまとめて行けたらと思っています。

 

米国株投資家もみあげの「米国株投資2020年振り返り「もみあげの成功と失敗」(前編)」をお楽しみください!

 

*投資判断はあくまで自己責任で 

2020年の振り返り目的

 

お気づきの読者の皆様もいるかと思うのですが、僕自身ブログの形式が2020年7月以降は実はガラッと変化した年だったんです。今の毎日の米国株状況をまとめる形にしたんですね。

 

理由はストック型の記事は一部のつみたてNISAやイデコなどの説明以外は投資に役に立たないかもしれないと思ったからです。毎日の状況の変化をタイムリーに伝えるのが僕にとっては皆さんに最も投資戦略に役にたつからと考えたからです。

 

そして僕自身の米国株のパフォーマンスもそのころからガラッと変化した気がします。2020年は最後は少し垂れましたが、確定益は約200万円、含み益が1400万円程になっています。2019年の末は含み益が200万円ちょっとでした。

 

地合いが非常に良かったためと引き締め直してはいるのですが、それだけだと自分自身は何も成長することができないので、自分自身に何が変化があったか考え方やアクションをどのように変化させていったか、そういった部分を改めて2020年を振り返りながらお伝えしていきたいと思います。

 

後はいつか見直してみて、この時にはどう考えたかといった内容を忘れない為でもあります。2020年という歴史的な米国株のリターンの年は後から振り返った時に絶対に役に立つと信じているからです。

 

2019年末(勘違いの始まり)

 

米国株を始めて1年と4か月で年初来のパフォーマンスが20%に到達していました。恐らく調子に乗ってたんだと思うんです。そんな事はない堅実にやってるつもりだといっても、米国株はこのまま右肩上がりに順調に上がっていくと考えが凝り固まってた気がします。

 

そして2020年1月から自分の能力を過信した事、そして素晴らしい米国株を伝えたいという善意からYouTubeをスタートさせました。迫りくるコロナの恐怖も知らずに。

 

多分心理的にはこのまま一気に投資も副業だってどんどん成功できるはずって調子に乗ってた時期ですね。そのころの自分に「目を醒ませ!調子に乗るな!」と往復ビンタを食らわせにいってやりたいくらいです。笑

 

 

2020年末(激動)

 

2020年1月

 

徐々に周辺が騒がしくなってきていました。コロナ状況が本格化して、中国がまずい事になっている。但し米国は大丈夫だろ的な風潮が強く、また自分の周辺でも仲良しクラブみたいになってしまって。どうしても強気の主張が多くなってしまったのが、駄目だったポイントだと思っています。要は自分で判断できてなかった。

 

実は1月時点でコロナが武漢で発生して、中国でどんどん広がってると言った情報は投資家の中では伝わっていました。ただその時は財政支援もFRBの金融政策も本格的ではなかったので、まだまだ株価は大丈夫といった安心感をもってしまった。

 

*この時点でリスクヘッジを取るのが最適だったことが分かります。もし次に株価の大きな調整が起こるなら、こういった油断してる雰囲気かもしれませんね。

 


2020年2月

 

周りの僕よりも投資成績がいい人達が、米国は長期でガチホールドすることによって利益が出る。個別株投資は辞めないと言った人たちが突然個別株を辞める。一旦利確してマーケットを様子見すると言った意見も増えだしていました。

 

僕の中では「裏切者」と言った印象を持っていた時期です。そんな人達とは違う、意地もあったでしょう。一切売却をしないで、そのままの状況で2月を走っていきます。

 

ただ僕として個別株に投資を継続したことは今でも後悔してないです。個別株が好きだし、学びも多いし、その時に個別株を理由付けしてやめて、その癖に今度はアークや個別株で成績を出してない人を叩いてる人もいますが、そんな風には絶対になりたくないですね。

 

要は僕自身も「裏切者」とか考える位未熟でしたし。人の事を叩いたり煽ったりマウントとる人は投資家としては失格だと思うんです。本当に投資で実績をだしたいならこの時点でそんな事を考えないで、次のアクションを考えなくてはいけないと思うんです。

 


2020年3月

 

2020年3月末評価損益-3%

 

いわゆるコロナ暴落がやってきます。ただツイッター内ではまだ強気の意見が多かった気もします。2月までは史上最高の株価を更新続けてた状況です。またトランプ大統領が株価を非常に気にしてたのもあって、簡単に株価を落とすことはないという依存心も出てしまったかもしれないです。

 

僕は正直な所、この時情報は収拾していたものの、株価は半年・1年先を見込む、金利や財政支援の効果、FRBがどのような基準で動いてるかなどまでは理解できていなかったです。正直な所YouTubeによるアウトプット(週2回)に時間を取られてしまって、そんな時間もなくなってました。

 

YouTubeをやってよかったなと思った部分は、どうやったら上手くアウトプットできるかだったと思うのですが、デメリットは圧倒的にインプットの時間が足りなくなる事です。そしてもう1つはYouTubeを見てもらうために、サムネイルを徹底的に考えるのですが、そのサムネイルのタイトルが暴落・2番底・爆上げなどどうしても視聴者を釣るタイトルを使わざるを得ない事でした。

 

この事も自分自身を蝕んで言ってたのを覚えています。本当はもっと堅実な内容で発信したい。もっと違った形で視聴者に役に立ちたい、そんな事を考え続けていたと思います。


2020年4月

2020年4月末評価損益+7%

 

株価は3月の35%の暴落から一気に回復し出していたころです。ただそのころにはツイッターや僕自身も含めて2番底が来るといった内容が主流になっていました。あの頃の自分の発信には後悔もあります。フォロワーが多い人や有名どころの人達も沢山そのような発言をしていました。

 

こんなグラフを見たことがある人はいると思います。僕もコロナショックから一度回復したらこういった傾向の可能性が高いと思っていました。

画像

 

ただ今の状況を考えると、米国政府が史上空前の財政政策である2.2兆ドル、FRBが政策金利をゼロに設定して、バランスシートの急拡大など金融・財政政策の大幅な変更がある事がどれほど効果があるかは想定が及んでいませんでした。

 

もちろん皆さんに発信してたように、暴落時は買い向かう事はやっていたのですが、自分のポートフォリオが生活必需品などのリターンが少ない銘柄に偏っていたために、パフォーマンスは上がっていかなかったです。(MSFTなどは別)


2020年5月

 

2020年5月末評価損益+10%

 

この時もまだポートフォリオの変更はできておらず、ひたすらYouTubeに追われていました。ハイテクグロース株に投資していた人は大きなリターンが出だしたころだと思うのですが、正直その分野があまりにも勉強不足だったために、Saas系にはまだ一切手を出していなかったころだと思います。

 

Saas系に手を出せなかった理由が2019年にSaasバブルがあって、その時の上下の激しさを見ていてしまって、先入観でまたそういった一過性の物だと頭の中で決めつけてしまったからなんですよね。恐らく2018年・19年から投資を始めた人にはそういった人も多かったんじゃないでしょうか?

 

ただそれで学んだのが「自分の先入観だけで状況判断を確定させるな」ですね。株価はある意味その時の状況を正確に反映させてるともいえると思います。もちろん何も考えずに飛び込んだたら痛い目を見ます。

 

ただ今起こってる事象を「なぜ?」と考える学習・好奇心などは忘れては投資家としては惰性になるし衰退するんじゃないかと感じました。

 


2020年6月

 

2020年6月末評価損益+7%

 

この時はがむしゃらにどんな銘柄に投資すればリターンが出るのか模索していたと思います。いわゆる航空・レジャー銘柄などにも色々手を出していました。もちろん時期をみてこれらの銘柄に投資するのは非常に効果的だと思うのですが、なにしろ自分自身が足元が定まってないんです。

 

例えばウォーレン・バフェットが航空株に投資・売却、それ以外にも日本の商社株に投資したといった事もありましたよね。あーいった情報にも一喜一憂してたような気もします。

 

自分自身に今後これらの銘柄がどういった方向性を見定めてるか、また半年・1年先をどのように見込んでいるかのストーリーを組み立てる力がない為に、足元が定まってなかったです。

 

ツイッター上で結構な頻度で発信される爆益ツイートにも焦りを感じてたかもしれませんね。(それがあるから自分は単純に爆益ツイートはやめています。利益が出た手法や理由も一緒にツイートしたい。できれば損も利益も出てる時を公平に発信したいです。その方が見た人にとってためになると思っているからです。)

 

またウォーレン・バフェットなどの巨大インフルエンサー、アナリストなどの見方もこの時点で一新しています。基本は信用してないです。ただそれによって世の中や株価にどのような影響がでるか。そちらを注意深く見るようになっていました。要は僕たち身近なインフルエンサーも自分の利益や何かしら意図があって発信している。彼らも同じなんだと考えるようになったんです。

 

ただ同時期に毎日ブログを更新しながら、1週間に2本YouTubeをアップすることが限界に来ていました。外注業者とも契約関係で揉めていて、精神的にも追い込まれていたと思います。YouTubeの内容を考えるために、絞り出すように色んな知識を吸収するのですが、それが自分の投資経験が未熟だったために、本当にどのような効果を及ぼすまで自分自身で検証できてなく、そういった矛盾点も自分自身を苦しめていました。

 

このYouTubeで本当に苦しんでた時期に僕の事を無償でサポートしてくれて、色んなアドバイスをくれていた人が今の僕のシリーズ作の「もみ・モアシリーズ」のモアのモデルになった人です。改めて感謝しかありません。その人のおかげで僕がどれだけ成長できたか、言葉遣いや表現方法など過激な表現や断定はやめた方がいい。専門用語の使い方を間違えるのは投資や専門分野では絶対に駄目だ。といった事をアドバイスしてくれたのもその人でした。

 

そして6月末にはYouTubeを閉じる事になりました。と同時にソーテック社さんから書籍の執筆依頼がはいったんです。悩みました。本当に悩みました。大した実績もだしてない大したことない投資家が何を投資家に伝えられるのだろう。でも編集者さんと実際にお話ししてみて、自分でも何か伝えられる可能性があるというモチベーションを抱かせてくれたと思います。本当に編集者さんには感謝しかありません。

 

 

米国株の成功と失敗で学んだ事

 

「仲良しクラブはほどほどに」

コロナショックが発生する前にツイッター上の株クラには少し仲良しクラブみたいな雰囲気が蔓延してたと思います。もちろん僕自身もそのような雰囲気が居心地がいいと思ってしまっていた部分があったと思います。

 

ただこの事には非常に注意したことがいい点があって、とにかくマーケットへの感性が鈍るんです。見るべきはまず自分とマーケットでいながらも、仲良しな雰囲気がその感性を鈍らせてしまうんじゃないかって思っています。それが自分自身のコロナショックから回復期に関して対応を遅らせてしまったと思います。

 

同調圧力ともいうべきかもしれませんね。誰かが損した、誰かが大丈夫といってる、誰かがこれから反発する。本来その「誰か」ではなくて、「なぜ」の理由を追求して、自分の考えを固めなきゃいけないのに、そこで思考停止してしまったら、誰かに従って投資してるという最も危険な状況になりかねないと思います。


「凄腕を真似しすぎない」

一部凄腕の投資家達はコロナショック時に株式を全て売却、ショートをかけるというアクションを取っていました。凄い事だと思います。ただ自分自身ができるかどうか?それは話が別だと思います。一般的な投資家は恐らくその辺りのアクションは無理だと考えています。

 

事実ショートのタイミングは良くても、その後の4月以降もショートをし続けて、大きな損を出してしまった投資家もいると思います。事実僕も2番底がまだ可能性があると思って、ショートを入れたりもしていました。ヘッジ用のショートと考えればいいのですが、ヘッジではなく資産を増やすと考えてしまった時もあって、それがパフォーマンスの足を引っ張ったのは事実です。

 

要は盲目的にそういった凄腕の人を信じてはいけなくて、自分自身のやり方やヘッジ方法を構築できていなかったんですよね。これも大きな学びでした。


「煽り・過激内容は必要ない」

煽りタイトル・過激な内容を垂れ流す発信者は信じない。これは個人によると思います。ただ僕自身は一切その手の情報は入れないようにしています。それは僕自身の反省からもあります。なぜならば凄く根拠がないからです。そういったタイトルを作る人は総じてその事象が起こる前提で、内容を構築してる可能性だってあるんです。そこまでの事象をロジカルに積み上げたわけではない可能性も考慮しています。

 

ましてや僕は投資家でありたいと思っています。投資家には正直煽りや過激な内容は必要ないんです。あくまでもロジカルに自分自身で戦略を組み立てていく、それこそ投資家が投資家でいれる一番の強みだと思うからです。


「実践に勝る学習なし」

僕は前半の6か月で、利確・損切・ショート・レバレッジ・デイトレを全て経験できたと思います。また高配当の危険性やインデックスの弱点も自分自身が投資したからこそ学ぶことができました。おそらく机上で学んだだけでは、実感を得ることはできなかったと思います。

 

これを学ぶ前の未熟な部分や発言は自分自身でも真摯に受け止めています。ただ学んだ今だからこそ公平にニュートラルに発信出来てると思っています。そんなボラティリティの激しい時期に自分で世の中では駄目だと言われてる手法なども自分でやってみて得ることができた経験は一生物だと思っています。

 

 

まとめ 

では「米国株投資2020年振り返り「もみあげの成功と失敗」(前編)」をまとめていきますね!

 

 

さて前編をお伝えしてきました。本当に2020年前半は激動過ぎました。あまりにも急激な変化に僕自身もついていけてなくて、流れに乗るのに必死、新しい事もやらなきゃいけない。ツイッターでは暴落が来ても逃げちゃいけない、ポジティブに頑張ろう!といった発信を続けていましたが、僕自身は恐らくぎりぎりの精神状況だったと思います。 

 

ただそんな中でも喜んでくれる人がいるから、誰かの為になるかもしれないから、そんな想いで突っ走ってたのは間違いないです。そして2020年後半は失敗から成功にチェンジする場面と言えるかもしれないです。

 

ただ今年を総括していくとその成功の中にも落とし穴が沢山あって、そして2021年に向けて自分自身がどういった戦略を立てるか、そして2021年の米国株をどう考えるかにも繋がっていく大事なおさらいになりそうです。

 

僕自身が2020年後半で考えたのは「半身は入れておく」「人によって資産額とポジションの取り方が違う」「全ての情報を客観的に分析する」といった事がメインになります。後編もお楽しみに!

 

では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!

 

*投資判断はあくまで自己責任で

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