テスラのS&P500への組入れ日が近づいてきて、実際にマーケットに影響が出だしてるのを直近凄く感じている。GAFAMが指数は好調なのにとっても軟調になってしまってるからね。
そんな中で最近投資を始めた人はGAFAMってどうしたらいいの?これからの動きはどうなるの?そもそもS&P500ってどういう仕組みなの?って疑問に思う事が沢山あると思うから、そうやった疑問や不安が少しでも解消できることを祈って今回の記事をお届けするよ!
基本は自分のPFは大きく動かさないもみあげです!よろしくね!
12月21日を越えた状態で下がったら買う!と考えてるモアです。
では米国株投資家もみあげとモアの「S&P500の基礎知識とテスラ組入れの仕組み」をお楽しみください!
そもそもS&P500とは?
初心者の人にとってはそもそもS&P500って何なのって話になると思うので、S&P500に関してちょっと簡単に説明しておくね。
S&P500とは
S&P500で最も大切なのは時価総額加重平均だという事、これは時価総額の額によって組入れ比率が決まる仕組み。今回のテスラの組入れはこの時価総額加重平均的に過去最大のレベルになるから注目されてる。
デイリーのS&P500の構成銘柄比率
もちろんデイリーで構成銘柄比率は変動していきますー。こちらのサイトはデイリーでその変動を表示してくれてるので興味ある人はチェックしてみてね。全部で505銘柄が対象になってるよー。
S&P500運用インデックスファンド
こちらも知らない人もいるだろうから、代表的なS&P500インデックスに準ずるETFを3つ紹介しておくよ。要はこういったETFを運用するインデクスファンドは今回の組入れに合わせて新たにテスラ株を買わなきゃいけないって事になるよ。
久しぶりにこのETF比較を見たけど、SPYとかトラッキングエラーの乖離が大きくなってるなー。逆にVOOは本当に乖離が少ない。(3月はSPYトラッキングエラーは0.09)。SPYの出来高本当に凄い!S&P500で最も動かされるETFは相変わらずSPYだなー。
後はS&P500は505銘柄で構成されてるけど、各インデックスファンドのETFは同じ組入れ銘柄数じゃない!これも知らなかった人は多いかもしれないなー。それに微妙に銘柄の比率も違ってるんだよなー。
そうだねートラッキングエラーが乖離しすぎるとそもそもS&P500に準ずるETFと銘打てなくなっちゃうし、そういう意味でインデックスファンドは前もって、テスラの組み入れを考慮してリバランスを大きくできないんだよね。
テスラ組入れのインパクト
史上最大のリバランス
テスラの現在の時価総額は5,460億ドルです。しかし、イーロン・マスク氏が20%の株式を保有しているため、80%のウェイトでS&Pに入ることになり、約4,370億ドルになる。GAFAMのFBの組入れ時(2013年12月20日)、時価総額は約1212億ドル(1245億円)で、構成銘柄500のうち30位(テスラがどれだけ大きいかわかる)
S&P500の総価値の約17%がパッシブ・インデックス投資に結びついているため、リバランス当日に約720億ドルの株式を購入する必要が生じることになる。(先ほどのベータ値が崩れるという事と関連)
リバランス方法
S&Pは、これを処理するための最善の方法は何かを問うために取引コミュニティに声をかけてきた。リバランスの1日(12月18日-最も流動性の高い日)にすべてを行うべきなのか、それとも何日かに分散して行うべきなのか。
1日に行うことの利点は、リバランス時に大量の流動性があることです。短所は、売らなければならない銘柄に下降圧力がかかり、注文の不均衡が生じる可能性があることです。
理論的には、あるインデックスの銘柄のウェイトを変更しても、根本的なことは何も起きていないので、価格は変わらないはずです。しかし、これは史上最大のリバランスであり、どのような結果になるかは誰にもわかりません。最終的に、S&Pは一度にすべてを行うことにしました。
*あまりにもリバランスの額が大きいために、S&P500の25%を占めるGAFAMが軟調になっているのはこれが原因だとも考えられます。
リバランス比率
テスラの組入れが発表された時、S&P 500 の時価総額加重は約 1%でした。最近の上昇により、現在では 1.4%位が予想される。ちなみにテスラが組み込まれるのは先ほどのセクターの一般消費財セクターでアマゾンと同じセクター。
テスラ株は発表後41%上昇している。テスラ株の時価総額は約5,552億ドルとなり、バークシャー・ハサウェイ(BRK.A)の時価総額5,400億ドルを超えました。これでS&P500に組み入れられた場合は6位になると予想されてる。
参照ブログ
特にオススメしたいのは、東大バフェットさんのブログとFulsallerさんのnoteです。
東大バフェットさんのブログはこのリバランスを考慮してのPFの組み方(但し結構大きめのリバランスだから、今からは慎重に)など。
Futsallerさんのnoteは米国機関投資家としての専門的知識をベースにした、実際に機関投資家・大口投資家など周辺の投資家が今回のリバランスを考慮してどのように動く可能性があるかの考察。
両方とも読みましたー。モアとしてはとにかく今回のイベントでS&P500の組入れに関しての理解度を深めて、今後の投資に活かしたい!色んな考察を読んで知見を広めていきたい!両方とも必ず読んでみてね。
じゃーどうすればいいの?
これは僕の主観も入ってるからあくまで参考程度にしてほしい。ご自身のGAFAMが占めるPFの割合と含み益で戦略を変えてみたらいいと思う。
などなどだね。要はリスクをとりすぎないけど、極端な行動も避けるという戦略になるよ。
なるほどねー。私はアップルは50%近く含み益があるしPFに占める割合も少ないから、もしGAFAMが落ちたら追加投資しちゃうなー。
ただその前後にSQと月末リバランスも控えてるから、その辺りも意識して投資判断はしたいよね。今回のS&P500リバランスフローと密接に絡み合う可能性は高いと思う。
余談
映画ビッグショート(日本語名マネーショート)で実在の投資家として紹介されたマイケルバリーさんはテスラをショートしてると報道されてるよ。そして彼はイーロンマスク氏にこれを機会に増資して、資金を集めた方がいいんじゃないか?って提言してる。
うわーあの有名な人もそんな事を公に言っちゃうんだ。なんか色んな思惑があるんだなー。。って感じちゃう。
そうだねー。ただこの中で僕はもしかしたら増資の可能性は考えられるよなーって思ってる。今後テキサスでギガファクトリーを作る予定だし、資金面で必要になる可能性も考慮してるよ。(増資すると基本的に株価は規模によるが下落します。)
参考記事・資料
まとめ
「S&P500の基礎知識とテスラ組入れの仕組み」をまとめていきますね!
やっぱり改めて総括していくと、上下どちらに動くか全くわからないんだよね。テスラとGAFAMの関係性も株価に関しても、これは本当に様々な思惑が絡み合うから予想が難しい。
となると僕たちができるのは上下どちらに行くと決めつけることなく、どちらにでも動けるように準備して対応する事だけだと思うんだよ。ただどういう仕組みになってるかは理解しておきたいよね。
モアも自分が持ってる銘柄の歴史的な瞬間への立ち合いは凄く嬉しい。そして今回で学んだ知識をこれからの投資に活かしていきたい!しっかり動向見極めたいですね。
「もみ・モアシリーズはブログカテゴリーで”米国株シナリオ”にまとめていきます」
*投資判断はあくまで自己責任で
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