米国株は全面高!ダウ+0.83% ナス+0.7% SP500+0.88% ラッセル+2.37% もみ+2.25%となっています。今日は完全にリスクオンになりました。特にラッセルが好調に上昇しています。
全体的には出来高は高くないです。ただGAFAMを除くと売りのオーダーが少なかったように見えます。金利が上昇してる中でも、ハイテクグロースなどには需給面から資金が集まって全体が上昇してるなど、とにかく中小株には資金があつまっていました。
雇用統計は正直悪い数字だったのですが、それが本日の上昇に拍車をかけたきもします。
米国株投資家もみあげの「米国株は全面高!雇用統計は✖もリスクオンへ!」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
雇用統計(経済指標)
民間部門雇用者数
結果 34.4万人
予想 54.0万人 前回 87.7万人(90.6万人から修正)
製造業雇用者数
結果 2.7万人
予想 4.0万人 前回 3.3万人(3.8万人から修正)
週平均労働時間
結果 34.8
予想 34.8 前回 34.8
労働参加率
結果 61.5%
予想 61.7% 前回 61.7%
11月米雇用統計 詳細 労働参加率が61.5%に - 2020年12月04日22:47|為替ニュース|みんかぶFX
労働参加率もマイナス、民間部門雇用者・製造業雇用者ともかなり大きなマイナス。そしてかなり大きなマイナスによって追加経済政策をマーケットは期待できるとして本日は上昇した側面もありそうです。
需給面で金余りという部分と、都合のいい解釈が両輪で今日の全面高を作った気もします。
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数▲0.07%(159.31→159.89)
・大豆油指数+1.80%(37.63→38.41)
・原油価格45.52→46.02ドル/バレル
・ゴールド1841→1836(▲0.30%)
・10年債0.913→0.973(+6.53%)+6.0bp(1bp=0.01%)
・VIX指数+2.27% (21.67)→▲2.77% (20.67)
・HYG+0.05%→+0.43% (炭鉱のカナリアとして、目安として▲1%が発生したら警戒です。)
先物は堅調です。ほとんど下落しないですね。また半導体は本日+2.8%と堅調な先物の中でも更に手堅い状況が続いています。金利は今日はリスクオンで10年債が売られてるので下落。HYGが非常に強く上昇しています。上昇で怖い部分もありますが、ここから大きく下落は出来高を見て急上昇しないと難しい気もします。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
4日前の出来高
10日平均 60,404,716 vs 1日 80,464,351
3日前の出来高
10日平均 62,496,044 vs 1日 67,259,242
2日前の出来高
10日平均 62,492,427 vs 1日 38,224,362
1日前の出来高
10日平均 60,474,026 vs 1日 56,465,880
本日の出来高
10日平均 59,703,096 vs 1日 43,798,418
SPYの出来高は昨日よりは下落です。相変わらずGAFAMにはリバランスフローが入ってる気がします。全体としては大型に資金は集まってないので、出来高は低いと言えます。
QQQ出来高
QQQは機関投資家よりも個人の動向をチェックするためにも使っています。後はハイテクの動向ですね。VOOも個人の動向チェックだと考えてください。
4日前の出来高
10日平均 24,547,008 vs 1日26,700,020(VOO4,139,143)
3日前の出来高
10日平均 24,842,573 vs 1日26,500,303(VOO3,179,245)
2日前の出来高
10日平均 24,590,000 vs 1日22,292,361(VOO2,250,828)
1日前の出来高
10日平均 24,767,654 vs 1日21,884,063(VOO 2,837,076)
本日の出来高
10日平均 24,243,565 vs 1日18,481,582(VOO 2,887,933)
QQQの出来高10%減少です。VOOはほぼ変わらずです。QQQはGAFAMの出来高が伸びないのも影響しています。個人は指数よりは中小個別株に投資してると思います。
マーケット状況
セクター状況
上昇セクター
上昇セクターとしては、 カジノ・レストラン・半導体・エネルギー関係が特に強かったです。オールド寄りというよりはテスラリバランスも考慮して、GAFAMではないある程度バリュエーションが低くみられる銘柄が上昇してるきもします。金利上昇ですが需給面においてハイテクグロースも好調です。
下落セクター
S&P500銘柄が全体的に弱かった気がします。これはテスラの組入れによるリバランスも考慮されていて、S&P500銘柄は買いにくい、もしくは少しずつ売却が進んでるような気もしています。(あくまで予想です。)後は公益は不調です。これも需給な気がします。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec
主要銘柄の状況
AAPL: 10日平均97,829,016 vs 本日76,531,848 (1日前78,470,657)
パフォ(本日▲0.56% 1日前▲0.11%)
機関投資家比率 本日58% 1日前58%
→出来高は1日前とほぼ変わらずです。ただ昨日よりは下落してる。要は売りが多いという事になります。リバランスが進んでいることが予想されます。
AMZN:10日平均 3,551,431 vs 本日 2,893,591(1日前2,553,663)
(本日▲1.28% 1日前▲0.64% )
機関投資家比率 本日57% 1日前57%
→出来高は1日前とほぼ変わらずなのですが、こちらもリバランスが進んでる事が想定されます。またアマゾンはテスラと同じセクターになるので、アップルよりはリバランスが不利なのもあると思います。
TSLA: 10日平均 47,950,085 vs 本日28,782,190 (1日前40,958,656)
パフォ(本日+0.95% 1日前+4.32%)
機関投資家比率 本日40% 1日前40%
→出来高は1日前より大きく減少です。大口はあんまり買ってない気もしますね。今余り株価が上昇しても困るという思惑もある気がします。
コロナ状況(深刻)
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
米国コロナ感染者数推移(1週間平均)
新規感染者数推移が1週間平均の表示に変わりました。1週間の傾向なので簡単には傾向は変わらないと思います。1週間平均がまた上昇に転じています。17.9万人です。
米国コロナ死者数推移
11月20日2018人増 vs 本日2879人増です。死者数は大きく増加です。2週間傾向だとまた上昇傾向が継続しています。
11月14日244,345人(前日対比1915人増)
11月15日245,600人(前日対比1255人増)
11月16日246,214人(前日対比614人増)
11月17日247,220人(前日対比1006人増)
11月18日248,687人(前日対比1467人増)
11月19日250,537人(前日対比1850人増)
11月20日252,555人(前日対比2018人増)
11月21日254,413人(前日対比1858人増)
11月22日255,899人(前日対比1486人増)
11月23日256,782人(前日対比883人増)
11月24日257,701人(前日対比919人増)
11月25日259,925人(前日対比2224人増)
11月26日262,266人(前日対比2341人増)
11月27日263,455人(前日対比1189人増)
11月28日264,859人(前日対比1404人増)
11月29日266,063人(前日対比1204人増)
11月30日266,873人(前日対比810人増)
12月1日268,045人(前日対比1172人増)
12月2日270,642人(前日対比2597人増)
12月3日273,446人(前日対比2804人増)
12月4日276,325人(前日対比2879人増)
1週間平均グラフ
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
まとめ
では「米国株は全面高!雇用統計は✖もリスクオンへ!」をまとめていきますね!
今週は物色相場から中小株への流れになりました。GAFAMはS&P500へのテスラ組入れによるリバランスが影響して軟調になっていました。出来高を見るとリバランスが粛々と進んでいるのを感じます。
また金利面に関してもマーケットは慣れてきたと思います。金利がハイテクグロースへの影響度が非常に少なくなり、どちらかというと成長性などを含めて考えられ需給によって上下が決まっている気がします。
来週の展望はまた別記事にしますが、今週も上記内容も含めて指数以上に動きが激しかったですね。本当にお疲れ様です。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
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