米国株はリスクオン!ダウ+1.37% ナス+1.02% SP500+1.36% ラッセル+2.08% もみ+0.6%となっています。今日は緩やかにリスクオンした日だと言えそうです。
大きなニュースとしてはバイデン候補がアリゾナ州をほぼ確実にしそうだという事で、大統領選において更に有利に立ったとみなされています。(あくまでマーケット雰囲気的に)
また来週にファイザーなどのワクチンがFDAから承認を受ける可能性があるという事もマーケットを好感させていると思います。 よってダウ銘柄、特に航空・レジャーなどは大きく上昇しています。
米国株投資家もみあげの「米国株はリスクオン!大統領選の進行とワクチン期待か!?」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
バイデン候補がAZを確実に?
NBC、CBS、ABC、CNNの報道によるとバイデン候補がAZ州獲得が確実になったと報道しています。これによると11人の選挙人を確保してバイデン候補が選挙人290人とトランプ大統領を大きくリードしているとの事。
CNN.co.jp : バイデン氏、共和党地盤のアリゾナ州で勝利確実に CNN予想
最終的な結果はまだ確定していないですが、かなりバイデン候補が有利になっている状況と思えます。(報道の正確性・不正疑惑などがある事は十分承知の上なので、そこはこの場で議論はしないです。)
マーケットは不確実性を嫌うので、この報道によって方向性が明確になりそうな点を好感してる節があります。
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数▲0.76%(153.01→151.86)
・大豆油指数+0.22%(37.04→37.13)
・原油価格41.09→40.15ドル/バレル
・ゴールド1876→1888(+0.61%)
・10年債0.88→0.896(+1.68%)+0.8bp(1bp=0.01%)
今日はリスクオンで10年債は少し売られました。
・VIX指数+8.10% (25.35)→▲8.88% (23.10)
上記大統領選の不確実性が1つ消えそうになった事。それと来週のワクチン承認の期待もあると思います。それがリスクオンを促したかと。但し原油はバイデン大統領の場合は需要減も見込まれるので、そういった流れを反映させた気もします。
10年債は財政政策で金利が上昇することが見込まれてる点、ワクチンによる景気上昇と2つの視点があるので動きは見ていきたいですね。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
4日前の出来高
10日平均 93,311,366 vs 1日 72,981,187
3日前の出来高
10日平均 95,894,270 vs 1日 163,656,324
2日前の出来高
10日平均 103,977,391 vs 1日 77,206,338
1日前の出来高
10日平均 105,933,182 vs 1日 53,927,429
本日の出来高
10日平均 96,840,743 vs 1日 62,117,253
SPYの出来高は1日前から少し上昇です。出来高は相変わらず薄いですが、緩やかなリスクオンだったと言えるかもしれないです。
QQQ出来高
QQQは機関投資家よりも個人の動向をチェックするためにも使っています。後はハイテクの動向ですね。VOOも個人の動向チェックだと考えてください。
4日前の出来高
10日平均 48,390,965 vs 1日 82,621,420(VOO8,018,176)
3日前の出来高
10日平均 53,202,562 vs 1日 66,600,002(VOO3,889,290)
2日前の出来高
10日平均 57,049,138 vs 1日 35,165,833(VOO2,752,929)
1日前の出来高
10日平均 55,318,079 vs 1日 33,234,551 (VOO2,482,892)
本日の出来高
10日平均 54,445,131 vs 1日 24,559,170 (VOO1,977,558)
QQQもVOOはSPYとは違って逆に出来高減少です。個人投資家はETFよりは個別株で利が取れそうな銘柄に資金を投資してる状況が垣間見えます。
マーケット状況
セクター状況
上昇セクター
上昇セクターとしてはダウ銘柄が強かったです。航空・レジャー系、そして注目はMCK・ACBなどの処方箋役の卸売業者ですね。この辺もワクチンの配布を見越してか直近大きく上昇してきています。
下落セクター
全体的に上昇しているなかで、比較的不調なのはハイテク系と言えそうです。また巣篭り関係のハイテクグロースもZMを筆頭に不調でした。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec
主要銘柄の状況
AAPL: 10日平均130,832,963 vs 本日80,419,680 (1日前101,607,635)
パフォ(本日+0.04% 1日前▲0.23%)
機関投資家比率 本日60% 1日前60%
→出来高は1日前より20%程ダウンです。アップルは殆ど動きが無かったといっていいと思います。
AMZN:10日平均 6,034,646 vs 本日3,732,864(1日前4,323,817)
(本日+0.6% 1日前▲0.86%)
機関投資家比率 本日58% 1日前58%
→出来高は1日前から15%程ダウンです。アマゾンは少し買われていましたが大きな動きではなかったです。
TSLA: 10日平均 29,063,954 vs 本日19,685,359 (1日前19,746,932 )
パフォ(本日▲0.76% 1日前▲1.29% )
機関投資家比率 本日43% 1日前43%
→出来高は1日前とほぼ変わらず。EV関係は個人投資家は明確に中国EVに目線が移っています。テスラは米国の不安定さが取り除かれない限りは急激な動きは無いように思えます。
コロナ状況(深刻)
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
米国コロナ感染者数推移(1週間平均)
新規感染者数推移が1週間平均の表示に変わりました。1週間の傾向なので簡単には傾向は変わらないと思います。
米国コロナ死者数推移
10月30日968人増 vs 本日630人増です。死者数は2週間前を大きく下回りました。1週間平均で見ていくと依然として少し下がった程度です。
10月22日222,201人(前日対比1,155人増)
10月23日223,042人(前日対比841人増)
10月24日223,995人(前日対比953人増)
10月25日224,899人(前日対比904人増)
10月26日225,230人(前日対比331人増)
10月27日225,735人(前日対比505人増)
10月28日226,723人(前日対比988人増)
10月29日227,700人(前日対比977人増)
10月30日228,668人(前日対比968人増)
10月31日229,708人(前日対比1040人増)
11月1日230,556人(前日対比848人増)
11月2日230,996人(前日対比440人増)
11月3日231,551人(前日対比555人増)
11月4日232,627人(前日対比1076人増)
11月5日233,729人(前日対比1102人増)
11月6日234,937人(前日対比1208人増)
11月7日236,099人(前日対比1162人増)
11月8日237,113人(前日対比1014人増)
11月9日237,572人(前日対比459人増)
11月10日238,251人(前日対比679人増)
11月11日239,683人(前日対比1432人増)
11月12日241,800人(前日対比2117人増)
11月13日242,430人(前日対比630人増)
1週間平均グラフ
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
まとめ
では「米国株はリスクオンで上昇!大統領選の進行とワクチン期待か!?」をまとめていきますね!
今週も大変な週でした。凄まじいボラティリティが発生して、週前半は大変だった人も多かったと思います。一旦金利は落ち着きましたが、相変わらず金利が大きく変動するリスクも残っています。
そして予定では来週にワクチンの結果がある程度でそろってくると思われます。投資家毎に戦略は違ってくるとは思うのですが、どちらにも動けるようにポジションをとっておきたいですね。
また来週の展望は別でアップします。1週間お疲れ様でした。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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