先週は結果的にはほぼ横横状況だったと思います。ラッセルだけが上昇ですが、他の指数も1%程度に下落でとどまっています。
但しアップル・アマゾンは不調、ハイテクグロース株も不調、逆に航空・レジャー・レストランが好調といったように、出来高が非常に少ない中で割安株に人気が集中していた状況です。
米国株は今週は決算祭りです。28日・29日に特に注目銘柄の決算が集中しているので、アップル・アマゾンの決算次第ではマーケットの雰囲気も一変する可能性があります。さらにコロナ新規感染が最悪の状況にもなっています。
では米国株投資家もみあげの「【米国株の展望】決算祭り!コロナ新規感染が過去最高!」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
先週の各指数
先週の指数
各種指数の変動
・ダウ:28606.31 →28335.57 (▲0.95%)
・ナスダック:11671.56 →11548.28 (▲1.06%)
・SP500:3483.81 →3435.39 (▲0.53%)
・ラッセル2000:1633.81 →1640.50 (+0.41%)
指数関係は大きくは変わっていなかったことが分かります。日中のボラティリティは高いですが、週間でみると緩やかに下落した。ほぼ横横だったと言えると思います。
一部銘柄(ハイテクグロース関係)などは大きな下落が発生しています。ハイテクではネットフリックスやインテルも決算結果で大きく売られています。テスラはほぼ変わらずでした。
ただ広告関係(FB・GOOG・SNAP)が好調、更にコロナ感染拡大状況にも関わらず航空・レジャー・レストランなどに資金が集まっています。株価的に割安感・出遅れ感があって投資対象として適正と考えられてる背景がありそうです。
米国市場状況(10月第4週)
10月第4週ヒートマップ
セクターを見てみると、上昇したセクターはエネルギー・金融・公益だけです。公益はわかるんですが、エネルギーは原油価格の下落、金融は金利が一気に上昇した感があるのに上昇が限定。そして裏では航空・レジャー・外食が上昇しています。
本当に今は需給相場で割安と見える銘柄やセクターに単純に資金が入ってるだけだと想定できそうです。
10月第3週ヒートマップ
質問紹介(割安銘柄に関して)
今回はちょっとメルマガの方で面白い質問を頂いたのでご紹介です。
質問内容)
チーズケーキファクトリーなど、まだコロナ不況にも関わらず暴騰しているのは何故か?
回答)
チーズケーキファクトリーですが、こちらは実はレストラン(外食産業)全体が株価が
好調なんです。
4月からのSYY(SYSCO)、USFD(US FOODS)、PFGC(Performance food group)と比較してみると、
凄く分かりやすいです。外食産業全体が株価が好調なんですよ。今は。特にCAKEは
ブランドとしても分かりやすい訴求力があるので、その部分でも資金が集まってると思います。
ロウソク線がチーズケーキファクトリー
総括)
もちろん半年・1年先のコロナ状況からの回復を想定してるのは間違いないです。今は完全な需給相場だと思います、先行き不透明で株式市場全体が強気ではない状況。
ただ資金を動かす必要がある機関投資家も存在してる中で、こういった割安と思われる分野に資金が集まる。そして特に割安でブランド力が強いと思われる銘柄が好調になるといった背景であると想像しています。
決算スケジュール(決算祭り)
今週は決算祭りです。毎日注目の銘柄の決算があるので要チェックです。
#earnings for the week https://t.co/lObOE0dgsr $AAPL $AMZN $MSFT $AMD $UPS $FB $SHOP $BA $HAS $PFE $SMPL $MMM $TWLO $GE $FSLY $PINS $NOK $TWTR $MRNA $CHGG $ETSY $SAP $CAT $LGND $FVRR $SPOT $GOOGL $LLY $GILD $RTX $TDOC $OSTK $V $ATVI $MA $XOM $ABBV $HCA $SHW $F $NVS $NRZ $MRK pic.twitter.com/6qEkIXEUcf
— Earnings Whispers (@eWhispers) 2020年10月24日
特に木曜日が決算祭りです。アップルとアマゾンの決算があるので、これでマーケットの動向が決まるくらいの注目だと思います。
$AAPL $AMZN $FB $SHOP $NOK $TWTR $MRNA $SPOT $GOOGL $OSTK $ATVI $PENN $APPS $SBUX $KHC $OPK $VRTX $GPN $BUD $YUM
また水曜日はハイテクグロース注目の【TDOC】【LVGO】の決算も待ち構えています。
コロナ状況(最悪)
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
米国コロナ感染者数推移
コロナ新規感染者数が7月の最悪の状況を遂に更新してしまいました。ここまで一気に酷くなるとは、想定以上にリスク管理ができていなかったことになります。
米国コロナ死者数推移
土曜日:10月10日1014人増 vs 10月24日953人増です。
日曜日:10月11日590人増 vs 10月25日904人増です。
2週間前の土日のデータを比較してみると、死者数は日曜日が急増しています。感染者数も過去最高を更新してしまったので、死者数もここから徐々に上昇傾向に変化してくると考えられます。
10月8日211,801人(前日対比892人増)
10月9日212,773人(前日対比972人増)
10月10日214,377人(前日対比1014人増)
10月11日213,787人(前日対比590人増)
10月12日214,771人(前日対比394人増)
10月13日215,085人(前日対比314人増)
10月14日215,902人(前日対比817人増)
10月15日216,872人(前日対比970人増)
10月16日217,700人(前日対比828人増)
10月17日218,599人(前日対比899人増)
10月18日219,289人(前日対比690人増)
10月19日219,674人(前日対比385人増)
10月20日220,133人(前日対比459人増)
10月21日221,066人(前日対比933人増)
10月22日222,201人(前日対比1,155人増)
10月23日223,042人(前日対比841人増)
10月24日223,995人(前日対比953人増)
10月25日224,899人(前日対比904人増)
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
まとめ
では「【米国株の展望】決算祭り!コロナ新規感染が過去最高!」をまとめていきますね!
コロナ新規感染者数が過去最高を記録してしまいました。現在は大統領選挙・追加経済政策に目線がいっています。そしてワクチン期待もあります。ただ現実としてはwithコロナ状況を強く意識しなくてはいけない状況であることを忘れないでいたいです。
投資家の資金の流れをつかみつつも、ご自身の現金比率・銘柄選定を含めたリスク管理を徹底する事が今後重要になってきそうです。
決算状況を見ながら、コロナ状況でも・大統領がトランプ・バイデンどちらになっても戦える体制を整えておきたいですね。
今週も頑張っていきましょう!
先週のコメントです。備忘録
コロナ感染者数増加が現在で最も大きなリスクと言えそうです。現在最も期待されてるコロナワクチンはPFE+BNTXになりそうなので、こちらは大統領選挙までには間に合わないです。
すでに追加経済政策に関しては大統領までは期待ができないとマーケットは織り込んでる気がします。需給相場が継続していきそうです。よって決算がマーケットの雰囲気を大きく左右しそうです。
セクターローテーションも決算によって頻繁に発生する可能性もありそうです。しっかりと決算状況を確認しながらセクターローテーションに振り回されない投資を継続していきたいですね。今週も頑張っていきましょう!
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
Keep your fingers crossed!
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