米国株は反発!ダウ+1.91% ナス+1.88% SP500+1.74% ラッセル+2.14% 自分+4.3%となっています。トランプ砲で昨日は急落しましたが、今日は大幅反発です。結果的に絶好の買い場になったかもしれません。
本日ダウ+1.91% ナス+1.88% SP500+1.74% ラッセル+2.14%
昨日ダウ-1.34% ナス-1.57% SP500-1.40% ラッセル-0.3%
本当に綺麗に反発してるのが分かります。ラッセルは特に顕著に上昇しました。トランプ大統領の航空事業支援250億ドル、中小企業支援1350億ドルを議会に支持したというツイートで反発が始まりました。
そして他にも注目しておきたい点があるので、今日の状況含めてまとめて行きたいと思います。
米国株投資家もみあげの「米国株は反発で跳ねた!トランプ砲は絶好の買い場だった!?」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数が+0.04%(149.51→149.56)
・大豆油指数が▲0.24%(33.05→33.01)
・原油価格39.98→39.99ドル/バレル
・ゴールド1882→1888(+0.28%)
ゴールドの下落はドル高、金利上昇圧力と考えられます。少し不安定な状況が続きそうです。
・10年債0.735→0.784(+6.8%)+4.9bp
→今日はリスクオンの10年債売りですね。実質金利上昇は選挙後のばら撒きによる経済回復を見込んできてる気がします。(どちらかというと民主党の)
・VIX指数+5.44% (29.48)→▲4.82% (28.06)
→VIXは改善しましたが、上昇から考えると物足りないです。
先物全体としてはリスクオンにはなっていないのですが、昨日の反発とみていいと思います。ショートカバーもあったでしょうか。但しVIXがあまり上昇していない点はまだ不安定と考えるとまだまだ楽観視できない状況です。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
4日前の出来高
10日平均 82,152,456 vs 1日85,535,742
3日前の出来高
10日平均 81,869,997 vs 1日87,921,241
2日前の出来高
10日平均 80,225,314 vs 1日45,061,359
1日前の出来高
10日平均 74,851,541 vs 1日88,520,858
本日の出来高
10日平均 77,503,219 vs 1日56,400,434
SPYの出来高は昨日より40%近く下落です。大口も指数関係は積極的に買ってはいないことが分かります。よって指数にはそこまで過熱感はなさそうです。
QQQ出来高
QQQは機関投資家よりも個人の動向をチェックするためにも使っています。後はハイテクの動向ですね。VOOも個人の動向チェックだと考えてください。
4日前の出来高
10日平均 57,582,878 vs 1日 50,926,612(VOO2,988,416)
3日前の出来高
10日平均 54,427,816 vs 1日 74,608,541(VOO3,103,444)
2日前の出来高
10日平均 53,352,443 vs 1日 27,620,947(VOO2,352,489)
1日前の出来高
10日平均 50,454,044 vs 1日 48,727,705(VOO3,364,101)
本日の出来高
10日平均 51,311,579 vs 1日 27,110,722(VOO1,698,896)
QQQの出来高も低いです。VOOもですね。こちらもわかるように個人は指数関係には積極的に投資はしていないと思います。一部銘柄への過熱感が大きいことが予想されます。
マーケット反発の理由とリスク
反発の理由
昨日のトランプ大統領の追加経済政策に関しては交渉打ち切りを指示で大きく下がましたが、その後、航空事業への支援を250億ドル、中小企業支援(PPP)を1350億ドル指示したというツイートで状況が一変しました。
更にFED関係者による「量的緩和は更に継続していく」といった趣旨の報道で更にリスクオンの傾向が強まりました。
リスク
ショートポジションの枯渇が発生しています。今日はショートカバーの側面もあったとおもうのですが、ここからはショートカバーは期待できそうもないです。
9月末には過去10年で最大級の増加傾向だったショートポジションが無くなっているのが分かります。
更にVIXはまだ高止まりしています、上昇に対してVIXの改善が大きくないです。コールオプションが入ってる可能性も念頭に入れた方がいいです。
最大のリスクはバイデン確定でマーケットが動いてる事です。ESG銘柄・中小銘柄の上昇は明らかにバイデン有利であることを想定しています。また民主党が上院まで改選でとった場合はトリプルブルー(上院・下院・大統領が民主党)が発生します。
そうなった場合は2.2兆ドルの追加経済政策が行われバラマキが発生します。その状況をマーケットが織り込みつつある気がするので、極端にそれに賭けてしますとリスクを膨らませます。
マーケット状況
セクター状況
上昇セクター
ほぼ全面高です。ただ特に上昇したのがEC関係・医療保険・航空・レジャー・ESG・ハイグロです。ハイテクグロース関係では【FSLY】は本日最高値を更新しています。ESGは【SEDG】【ENPH】【ICLN】【QCLN】なども絶好調でした。ただこれらの銘柄は出来高が通常の2-3倍などに過熱してるので、投資する場合は慎重にが無難です。
下落セクター
下落セクターは多くは無いのですが、エネルギーはクリーンエネルギーが伸びてるので、相変わらず不調です。【FB】【GOOGL】などは独禁法リスクが重しになっていますね。
主要銘柄の状況
AAPL: 10日平均 137,742,605 vs 1日96,296,411(昨日158,684,656)
(本日+1.7% 昨日▲2.87%)
→出来高は昨日より大幅減少です。ショートが少なくなったことが分かります。GAFAMはバイデン大統領誕生による法人税課税リスク・また独禁法を警戒されて積極的な買いは少ない気がします。(10月13日iPhone12発表予定)
TSLA: 10日平均 62,309,075 vs 1日42,659,241(昨日48,104,026)
(本日+2.73% 昨日▲2.76%)
→出来高は昨日と大きく変わらないです。10月20日の決算までは横横の状況が続く可能性がありますね。
AMZN:10日平均 4,786,813 vs 1日4,293,701(昨日4,989,401)
(本日+3.09% 昨日▲3.12%)
→出来高は昨日よりは減少です。こちらもアップルと同じ理由ですね。ただEC関係はクリスマス商戦や給付金が実施されれば大きく上昇する期待もできます。
プライムデーもありますし、その点は期待してもいいかもです。
eMarketerは、2020年のプライムデーのグローバル売上高が99億1000万ドル(約1兆470億円)に達し、うち61億7000万ドル(約6500億円)は米国の消費者によるものになると予測している。
これは過去数年のプライムデーの売上を上回っている。2019年のプライムデーのグローバル売上高は69億3000万ドル(約7300億円)で、そのうち43億2000万ドル(約4560億円)が米国での売上だった。2016年の売上高は15億ドル(約1580億円)、2017年は24億7000万ドル(約2600億円)、2018年は41億3000万ドル(約4360億円)だった。
コロナ状況(ニュートラル)
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
米国コロナ感染者数推移
ホワイトハウスはクラスター状態ですが、米国全体としてもコロナ感染に関して再度警戒しなければいけない状況になってるかもしれません。 フランスではコロナ感染者数急増によって再度規制を強化することを検討中という事です。
米国コロナ死者数推移
9月23日926人増 vs 本日717人増です。本日は死者数が微減です。英国のロックダウン可能性、フランスの再度の規制など各国もまたコロナ懸念が広がっています。米国も死者数は抑えてますが、油断できない事を忘れずに。
9月18日197,633人(前日対比831人増)
9月19日198,589人(前日対比956人増)
9月20日199,258人(前日対比669人増)
9月21日199,509人(前日対比251人増)
9月22日199,881人(前日対比372人増)
9月23日200,807人(前日対比926人増)
9月24日201,909人(前日対比1102人増)
9月25日202,810人(前日対比901人増)
9月26日203,774人(前日対比964人増)
9月27日204,497人(前日対比723人増)
9月28日204,756人(前日対比259人増)
9月29日205,070人(前日対比314人増)
9月30日205,998人(前日対比928人増)
10月1日206,928人(前日対比930人増)
10月2日207,808人(前日対比880人増)
10月3日208,716人(前日対比908人増)
10月4日209,394人(前日対比678人増)
10月5日209,794人(前日対比400人増)
10月6日210,192人(前日対比398人増)
10月7日210,909人(前日対比717人増)
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
まとめ
では「米国株は反発で跳ねた!トランプ砲は絶好の買い場だった!?」をまとめていきますね!
今日は昨日のトランプ砲で我慢した投資家へのご褒美相場だった気がします。とはいえまだまだ不安定です。
今最も大きなリスクは大統領がどちらになるか決めてしまって、リスクを取りすぎる、もしくは関連銘柄への決め打ちをすることだと思います。それをやってしまうとギャンブルになる可能性があります。
まだまだ状況は二転三転すると考えられます。自分のポジションを整理してアセットアロケーションを意識しながら、しっかり戦略を練って投資していきたいですね。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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