先週も毎日変動が激しい米国株でした。本当に毎日毎日様々な事象が発生するので、投資家としては心臓に悪い状況だったと思います。
更に先週金曜日にトランプ大統領がコロナ感染報道があり、更に混迷を深めてきてしまいました。この状況でマーケットに安定感を求めるのは非常に難しいと思います。
特に注目したい3つのポイントをおさらいしておきます。様々な報道が飛び交うと思いますが、冷静に投資を継続したいですね。
では米国株投資家もみあげの「【米国株の展望】3つのポイントを押さえて冷静に乗り切ろう!」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
先週の各指数
先週の指数
各種指数の変動
・ダウ:27,173.96→27,682.81 (+1.87%)
・ナスダック:10,913.56 →11,075.02 (+1.48%)
・SP500:3,298.46 →3,348.44 (+1.52%)
・ラッセル2000:1,474.91→1,539.30 (+4.37%)
今週の騰落率を確認すると、ラッセルが他よりもプラスが大きい事がわかります。
追加経済政策期待・バイデン候補有利などがラッセルの上昇に寄与していると考えられます。次の追加経済政策は中小企業支援プログラムが手厚くなる予定、更にバイデン候補がハイテク大型企業への法人税課税を強化すると考えられているからです。
逆にナスダックが最も上昇率が低くなっているのは、バイデン候補のGAFAMへの課税強化が予想されていることもありGAFAMに不調だからですね。
米国市場状況(10月第1週)
10月第1週ヒートマップ
10月第1週ヒートマップを見ると、実はほぼすべてのセクターは上昇しているのが分かります。下落しているのは実はエネルギーセクターだけなんです。ただオールドエコノミー系が好調なのがわかります。
バイデン候補が大統領になった場合は大型ハイテク企業には課税の重しになる事が予想されているからだと思います。また不動産関係は郊外の住宅販売が好調で大きく上昇しています。また自動車販売台数も実は好調です。
9月第4週ヒートマップ
3つのポイント(重要)
今週注目しなければいけない不確定要素は3つあります。とにかくこのポイントによってマーケットが変動する可能性が高いです。それ次第で上にも下にも簡単に動くと思うので注意しましょう。
①追加経済政策の進捗
共和党の1.6兆ドルか民主党の2.2兆ドルか、もちろん合意するか否かも大事ですが、それ以外にも金額が幾らになるか、内容がどうなるか、これによっても上下します。
②トランプ大統領の健康状態
トランプ大統領の健康状況も大きく絡んでくると思われます。報道によって良好・深刻と分かれているので、報道によって大きく上下する可能性も考慮しなければです。
③10月7日予定の副大統領候補の討論会
ペンス副大統領とカマラ・ハリスさんの討論会が予定されています。前回のトランプ・バイデンさんの討論会がほとんど政策に関しては具体的な話ができていないために、内容によっては支持率に大きな影響を与える可能性があります。
コロナ状況(ニュートラル)
米国コロナ死者数推移
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
土曜日:9月19日956人増 vs 10月3日908人増です。
日曜日:9月20日669人増 vs 10月4日678人増です。
土日のデータをみると減少してるようにも見えつつ、パットしない状況にもみえます。油断はできない状況ですね。NYはまた感染者数が増加し出している情報も入っています。結局はワクチンがないと完全にコロナ状況から離脱するのは難しいという事です。
9月11日191,789人(前日対比974人増)
9月12日193,016人(前日対比1227人増)
9月13日193,701人(前日対比685人増)
9月14日194,079人(前日対比378人増)
9月15日194,530人(前日対比451人増)
9月16日195,937人(前日対比1407人増)
9月17日196,802人(前日対比865人増)
9月18日197,633人(前日対比831人増)
9月19日198,589人(前日対比956人増)
9月20日199,258人(前日対比669人増)
9月21日199,509人(前日対比251人増)
9月22日199,881人(前日対比372人増)
9月23日200,807人(前日対比926人増)
9月24日201,909人(前日対比1102人増)
9月25日202,810人(前日対比901人増)
9月26日203,774人(前日対比964人増)
9月27日204,497人(前日対比723人増)
9月28日204,756人(前日対比259人増)
9月29日205,070人(前日対比314人増)
9月30日205,998人(前日対比928人増)
10月1日206,928人(前日対比930人増)
10月2日207,808人(前日対比880人増)
10月3日208,716人(前日対比908人増)
10月4日209,394人(前日対比678人増)
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
まとめ
では「【米国株の展望】3つのポイントを押さえて冷静に乗り切ろう!」をまとめていきますね!
トランプ大統領は月曜日にも退院できるといった報道も入っていますが、実際に本当の所はわからないです。よって報道に一喜一憂するのではなく冷静にマーケットと向き合っていく必要があると思います。
今週も今回ご紹介した3つのポイントを押さえておきたいです。そして1つ1つが明確になれば、先週まで10年間で最高レベルまで溜まったショートポジションをどこかで機関投資家は整理する(ショートカバー)必要があるので、上昇の可能性があるとは思います。
とはいえ不確定要素が非常に大きいので、先週までと同様に投資する場合はコツコツとドルコスト平均法を使いながら投資を継続していきたいですね。
今週も頑張っていきましょう!
先週のコメントです。備忘録
金曜日がショートカバーからの上昇だとして、まだまだ大口投資家はショートポジションを残しています。そして株式から資金が相当流出しました。
となると少しでもネガティブニュースが出た場合は直ぐにショートポジションを大口投資家は増やしてくる可能性があると思います。なにかポジティブニュースがでてショートカバーが続けば上昇する可能性がありますが、それが見えない限りは油断しない方がいいと思います。
来週は一番の注意は9月29日のトランプvsバイデンのテレビ討論会です。
先が読めないときは油断せず、ポジションを大きく取りすぎず、じっくりと投資していきたいですね。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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