先週はなんとか金曜日に切り返して、ナスダックだけは週間でプラスに浮上しました。しかしダウやラッセルはまだ大きくマイナスになったままです。
金曜日のブログでも記載しましたが、金曜日の上昇はショートカバーの可能性が高いと思っています。ショートカバーなので大口投資家はショートポジションを整理したので上昇の期待もできるかもしれませんが、相変わらず油断はできないです。
上記を考慮しながら来週の展望を考えていきたいと思います。
では米国株投資家もみあげの「【米国株の展望】不安定な状況を乗り切る冷静な力!」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
先週の各指数
先週の指数
各種指数の変動
・ダウ:27,657.42→27,173.96 (▲1.75%)
・ナスダック:10,793.28 →10,913.56 (+1.11%)
・SP500:3,319.47 →3,298.46 (▲0.63%)
・ラッセル2000:1,536.78→1,474.91 (▲4.03%)
今週の騰落率を確認すると、ナスダックだけがギリギリ先週より上昇したことになります。特に下落が酷いのがラッセル指数です。ラッセル指数は追加経済政策の期待値がしぼんだからだと言えそうです。
追加経済政策は民主党2.4兆ドル・共和党は1.5兆ドルで攻防しています。まだ検討中という事で最悪の状況にはなっていませんが、ラッセルやダウなどが上昇できるかどうかは追加経済政策に大きく左右されそうな気がします。
米国市場状況(9月第4週)
9月第4週ヒートマップ
9月第4週ヒートマップを見ると、先週まで叩き売られていたアップル・アマゾン・マイクロソフトが戻してる状況なのが分かります。テスラも同じような状況でした。
手堅い所としては生活必需品辺りでしょうか、後は公益辺りも堅調に見えます。
今週注目したいのは、ヨーロッパのコロナ懸念がある中でどのセクターに資金が集まるかどうかだと思います。wihtコロナならハイテクだとは思うのですが、先週は航空・レジャーも上昇していたので月曜日で見極めていきたいですよね。
9月第3週ヒートマップ
不安要素
不安要素としては4点考えています。こちらがどのように動くかによって、マーケットは下落リスクをはらんでいます。VIXが26台の状況なのでどちらにも簡単に動き売ると考えたほうがいいと思います。
・大統領選挙の状況
・追加経済支援策の難航(共和党1.5兆ドルvs民主党2.4兆ドル)
・最高裁判事の交代(共和党寄りの最高裁になるため、世論的な反発)
・ヨーロッパコロナ状況懸念(英国のロックダウン懸念、フランスが過去最高の1日感染者数増加を更新)
コロナ状況(ニュートラル)
米国コロナ死者数推移
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
土曜日:9月12日1227人増 vs 9月26日964人増です。
日曜日:9月13日685人増 vs 9月27日723人増です。
土日のデータをみると減少してるようにも見えつつ、パットしない状況にもみえます。油断はできない状況ですね。
9月1日183,598人(前日対比529人増)
9月2日184,689人(前日対比1091人増)
9月3日185,744人(前日対比1055人増)
9月4日186,797人(前日対比1053人増)
9月5日187,765人(前日対比968人増)
9月6日188,538人(前日対比773人増)
9月7日188,941人(前日対比403人増)
9月8日189,208人(前日対比267人増)
9月9日189,679人(前日対比471人増)
9月10日190,815人(前日対比1136人増)
9月11日191,789人(前日対比974人増)
9月12日193,016人(前日対比1227人増)
9月13日193,701人(前日対比685人増)
9月14日194,079人(前日対比378人増)
9月15日194,530人(前日対比451人増)
9月16日195,937人(前日対比1407人増)
9月17日196,802人(前日対比865人増)
9月18日197,633人(前日対比831人増)
9月19日198,589人(前日対比956人増)
9月20日199,258人(前日対比669人増)
9月21日199,509人(前日対比251人増)
9月22日199,881人(前日対比372人増)
9月23日200,807人(前日対比926人増)
9月24日201,909人(前日対比1102人増)
9月25日202,810人(前日対比901人増)
9月26日203,774人(前日対比964人増)
9月27日204,497人(前日対比723人増)
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
まとめ
では「【米国株の展望】不安定な状況を乗り切る冷静な力!」をまとめていきますね!
金曜日がショートカバーからの上昇だとして、まだまだ大口投資家はショートポジションを残しています。そして株式から資金が相当流出しました。
となると少しでもネガティブニュースが出た場合は直ぐにショートポジションを大口投資家は増やしてくる可能性があると思います。なにかポジティブニュースがでてショートカバーが続けば上昇する可能性がありますが、それが見えない限りは油断しない方がいいと思います。
来週は一番の注意は9月29日のトランプvsバイデンのテレビ討論会です。
先が読めないときは油断せず、ポジションを大きく取りすぎず、じっくりと投資していきたいですね。
先週のコメントです。備忘録
今のマーケットが不調に陥ってるために、今週のニュースも更に重要度が増してしまいました。更に大統領選挙も別記事でまとめたいのですが、トランプ大統領が今度は苦戦し出しています。
今回お伝えした「最高裁判事」の保守派送り込みが決定したりすると、その状況が更に激変する可能性もあります。
中・長期で株価上昇のシナリオは変わらないですが、短期的には本当に読めない状況だと思います。慎重に投資を継続していきたいですね。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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