米国株は反発!ダウ+1.34% ナス+2.26% SP500+1.6% ラッセル+1.55% 自分+5.36%となっています。今日は反発していますが、ショートカバーの確立が高いと思います。
水曜日までに米国株式市場から流出したお金は直近14週間で最大で、約136億ドルだという事です。株式からお金が逃げてる状況なのが良くわかります。
またショートの割合も今日まで非常に多かったです。特にポジティブな報道は入っていません。先物は一部切り返し、それもあってショートポジションを特に大口投資家が解消したことによる上昇と考えられる事ができます。
個人投資家も一部買ってはいると思いますが、まだ疑心暗鬼状況です。VIXがまだ26台なので不安定である事は間違いないと思います。
米国株投資家もみあげの「米国株は急上昇!ショートカバー・売られすぎからの反発か!?」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数が+0.00%(148.36→148.36)
・大豆油指数が+1.14%(32.39→32.78)
・原油価格40.22→40.14ドル/バレル
・ゴールド1870→1862(▲0.44%)
・10年債0.663→0.656(▲1.47%)▲0.07bp
・VIX指数▲0.24% (28.51)→▲7.47% (26.38)
10年債は少し買われました。これによって金利は少し下がりナスダック有利な状況です。10年債から資金が流出すると市場の流動性が止まるので、一安心です。但しVIXは依然として26台。安定してるとは言い難いので、依然として警戒していいと思います。(資金を入れるならじっくり・コツコツ)
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
4日前の出来高
10日平均 91,847,272 vs 1日91,952,684
3日前の出来高
10日平均 87,876,727 vs 1日63,054,482
2日前の出来高
10日平均 82,791,405 vs 1日90,973,361
1日前の出来高
10日平均 82,956,400 vs 1日75,905,736
本日の出来高
10日平均 81,567,579 vs 1日60,744,562
SPYの出来高は昨日より下落です。今日の上昇としては、ショートカバーという事はこの状況からも推測しています。積極的に買ってはいないですが、ショートポジション解消による上昇とみることができそうです。
QQQ出来高
QQQは機関投資家よりも個人の動向をチェックするためにも使っています。後はハイテクの動向ですね。VOOも個人の動向チェックだと考えてください。
4日前の出来高
10日平均 72,047,468 vs 1日54,741,419(VOO4,511,305)
3日前の出来高
10日平均 65,368,427 vs 1日40,544,017(VOO2,734,389)
2日前の出来高
10日平均 59,524,451 vs 1日47,636,185 (VOO2,732,725)
1日前の出来高
10日平均 57,924,391 vs 1日70,018,114(VOO3,118,684)
本日の出来高
10日平均 58,020,815 vs 1日 51,505,487(VOO2,631,228)
QQQもVOOも昨日より出来高減少です。上昇したにしては個人もまだ積極的に買ってはいないと思います。まだ疑心暗鬼という状況だと思います。少しずつ資金が入ったのはハイテクグロース関係と見れそうです。ハイテクグロースは大幅に上昇しています。
ショートカバーの確率が高い
冒頭でお伝えした資金流出が過去14週で最大、そしてここまで大口投資家はここ10年以上、主要な株価指数先物に対してこれほどのショートエクスポージャーを持っていませんでした。彼らは約470億ドル相当を空売りしています
Large speculators* haven't had this much short exposure to major equity index futures in over a decade. They're short about $47 billion worth.
— SentimenTrader (@sentimentrader) 2020年9月25日
* Hedge funds, trend-following CTAs, etc. pic.twitter.com/q80Euitm2I
上記を考えるとショートポジションを少し整理した可能性が高いと考えていいと思います。よってまだ方向性は定まってない可能性が高いです。まだ慎重に様子を見ながら投資ですね。
マーケット状況
セクター状況
上昇セクター
今日は全面高です。ショートカバーという事で指数系のポジション解消が多かったと言えそうです。後は直近売り圧力が強かったアップルなどは特に上昇しています。
下落セクター
特に大きく下落してるセクターは無いですが、生活必需品は下落幅も少なかったために、上昇幅も限定されていますね。後はエネルギー関係は相変わらず不調です。
主要銘柄の状況
AAPL: 10日平均 182,302,618 vs 1日153,400,411(本日+3.75% 昨日+1.03%)
→10日平均よりは出来高が低いです。積極的に買われてるより、売りポジション解消の可能性が高そうです。
TSLA: 10日平均 85,746,187 vs 1日68,500,687(本日+5.04% 昨日+1.91%)
→2日前に10%近く下げたので、反動してるだけにも見える微妙な形です。
AMZN:10日平均 5,776,673 vs 1日4,643,013 (本日+2.5% 昨日+0.66%)
→アマゾンは大きくは上昇していないですが、少しずつ状況が改善してるようにも見えます。EC関係はwithコロナだと上昇するので、注目してもいいかもしれません。
コロナ状況(ニュートラル)
米国コロナ死者数推移
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
9月11日974人増 vs 本日901人増です。本日は死者数が微減しています。ただ最近の傾向を見ていくと楽観視できる状況ではない気がします。また本日フランスにおいて過去最大のコロナ感染者増加数に達したという報道もありました。米国も油断すると逆戻りするリスクは依然存在しています。
9月1日183,598人(前日対比529人増)
9月2日184,689人(前日対比1091人増)
9月3日185,744人(前日対比1055人増)
9月4日186,797人(前日対比1053人増)
9月5日187,765人(前日対比968人増)
9月6日188,538人(前日対比773人増)
9月7日188,941人(前日対比403人増)
9月8日189,208人(前日対比267人増)
9月9日189,679人(前日対比471人増)
9月10日190,815人(前日対比1136人増)
9月11日191,789人(前日対比974人増)
9月12日193,016人(前日対比1227人増)
9月13日193,701人(前日対比685人増)
9月14日194,079人(前日対比378人増)
9月15日194,530人(前日対比451人増)
9月16日195,937人(前日対比1407人増)
9月17日196,802人(前日対比865人増)
9月18日197,633人(前日対比831人増)
9月19日198,589人(前日対比956人増)
9月20日199,258人(前日対比669人増)
9月21日199,509人(前日対比251人増)
9月22日199,881人(前日対比372人増)
9月23日200,807人(前日対比926人増)
9月24日201,909人(前日対比1102人増)
9月25日202,810人(前日対比901人増)
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
まとめ
では「米国株は急上昇!ショートカバー・売られすぎからの反発か!?」をまとめていきますね!
1週間本当にお疲れ様でした。今週も非常にボラティリティが高くて投資家にとってはストレスが溜まる1週間だったんじゃないでしょうか。
今日はショートカバーの確立が高いと思っています。よってVIXもまだ26台、状況が安定したとは言い難いです。来週の展望はまた別記事にアップしますが、来週月曜日に下落しても全くおかしくないです。
株式市場から資金が流出し、ショートも大量に入り、大口投資家はどちらにも動けるように慎重に動いてヘッジしてる状況です。個人投資家も焦らず慎重に投資を継続していきたいですね。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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