米国株は全面高!ダウ+0.13% ナス-1.25% SP500-0.46% ラッセル+0.92% 自分-2.05%となっています。本日は分かりやすくローテーションが起こっています。これはFOMCの内容にも強く関連してると思います。
FOMCにおいては2023年までの見通しとしてゼロ金利を維持の方向性を言及するという初めての事が発生しています。この政策金利をゼロで維持するのは全体的に株高を後押しするので投資家にとっては大歓迎です。
ただ目先を見ると今までマーケットを引っ張ってきたGAFAMが不調に陥っています。これが本格的なセクターローテーションなのかに関して少し言及したいと思います。
では米国株投資家もみあげの「米国株はローテーション!FOMC終了で機関投資家が動き出す」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数が+1.34%(147.76→149.74)
・大豆油指数が+2.14%(34.16→34.88)
・原油価格38.32→40.18ドル/バレル
・ゴールド1954.1→1958.1
一時1973まで上昇も金利上昇で下落。
・10年債0.682→0.695(+1.94%)
・VIX指数▲1.01% (25.59)→+1.80% (25.99)
今日はリスクオンとリスクオフが混在してて判断しずらいです。ただ原油価格が40ドルを超えた。これは経済が2020年は回復基調であることを示してるとも言えます。
ゴールドは金利が上昇で1973から下落。10年債は一時0.7を超えました。政策金利は維持ですが、実質金利に関しての具体的な施策はないからです。金利関係はまた水準を試していく展開になりそうです。
VIX指数は上昇です。25を一時下回りましたが、GAFAM中心に売りが入ってました。引け際には多少改善しています。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
4日前の出来高
10日平均 84,114,688 vs 1日89,237,958
3日前の出来高
10日平均 88,092,620 vs 1日83,895,859
2日前の出来高
10日平均 90,757,225 vs 1日64,878,838
1日前の出来高
10日平均 92,458,899 vs 1日51,860,176
本日の出来高
10日平均 91,141,067 vs 1日75,011,286
SPYの出来高は今日は上昇しました。金融・エネルギー・資本財など目先の経済回復と実質金利の上昇も見込んでの買いが入ったと考えています。GAFAMは逆に売られています。ただこれが本質的にローテーションが起こってるかというとそうではない気がします。
QQQ出来高
QQQは機関投資家よりも個人の動向をチェックするためにも使っています。後はハイテクの動向ですね。VOOも個人の動向チェックだと考えてください。
4日前の出来高
10日平均 64,172,277 vs 1日68,909,975(VOO3,571,622)
3日前の出来高
10日平均 66,917,354 vs 1日71,634,097(VOO3,689,111)
2日前の出来高
10日平均 69,149,984 vs 1日38,154,873(VOO3,047,299)
1日前の出来高
10日平均 70,200,402 vs 1日41,280,916(VOO2,488,449)
本日の出来高
10日平均 70,753,291 vs 1日40,946,551(VOO2,305,992)
QQQ・VOOの出来高とも昨日とほとんど変わらずです。個人は大きくは動いてないです。個人投資家にとってはあまり動く材料がなかったとも見えます。
FOMC終了・サマライズ
FOMCは無難に終了したと思っています。政策金利は0%-0.25%意地を強調しています。また2023年まで継続可能性が高いと具体的な先行きを示しています。
インフレ率2%の平均値に関してはいつどのような状況でという具体的な説明はありません。というか今の状況では無理じゃないでしょうか。
もし上記を実現するために、*イールドカーブコントロールなどの具体的な政策を言及したらマーケットはお祭り騒ぎになっていたと思いますが、堅実かつ現実的な内容だったと思います。(それよりは早く政府から追加支援策を入れて欲しいのが本音だと思います。)
*長期金利と短期金利の誘導目標を操作し、イールドカーブを適切な水準に維持すること。 ... 国債買い入れオペレーション(公開市場操作)などを通じて長期金利を誘導する一方、当座預金への付利を調整するなどして短期金利を誘導します。→(日本が実施してる政策です。日銀の国債買い入れみたいなものです。)
今回ちょっと注目したのがGDPの目標値です。
・2020年GDPは3.7%の低下と見ており、6月に予想された6.5%の低下を大幅に上回る。
・2021年以降は6月予想より成長率は鈍化する。
これらをみて、逆にいまオールドエコノミー全てが順調に株価上昇するとは思えない状況です。もちろん大統領選挙での大統領による政策によってもこれは大きく変わってくると思います。よって単純にセクターローテーションが完全に起こると考えて動くのは早計だと考えます。
マーケット状況
上昇セクター
金融・エネルギー・資本財が好調でした。理由は金利上昇、原油価格上昇、そして目先の経済回復が見えて資本財が上昇と言った形です。
下落セクター
GAFAMが継続的に絶不調です。これはGAFAMの先行きが厳しいというよりは、大口投資家が相変わらずこれらの銘柄には売りを入れていますね。この辺りを上げさせない意図は感じます。
コロナ状況(ネガティブ)
米国コロナ死者数推移
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
9月2日1091人増 vs 本日1407人増です。本日は2週間前と比較して死傷者数は大きく増加しています。少しネガティブですね。これが続くようだと状況がまた悪化してしまう可能性もあると思うので、再度注視必要です。
感染症長官のファウチ氏によると2021年4月までにすべての人がワクチン接種は厳しい。ただ2021年の中・下期にワクチンが全ての人に出回る可能性は高いという事です。
8月30日182,779人(前日対比1006人増)
8月31日183,069人(前日対比290人増)
9月1日183,598人(前日対比529人増)
9月2日184,689人(前日対比1091人増)
9月3日185,744人(前日対比1055人増)
9月4日186,797人(前日対比1053人増)
9月5日187,765人(前日対比968人増)
9月6日188,538人(前日対比773人増)
9月7日188,941人(前日対比403人増)
9月8日189,208人(前日対比267人増)
9月9日189,679人(前日対比471人増)
9月10日190,815人(前日対比1136人増)
9月11日191,789人(前日対比974人増)
9月12日193,016人(前日対比1227人増)
9月13日193,701人(前日対比685人増)
9月14日194,079人(前日対比378人増)
9月15日194,530人(前日対比451人増)
9月16日195,937人(前日対比1407人増)
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
まとめ
では「米国株はローテーション!FOMC終了で機関投資家が動き出す」をまとめていきますね!
まとめが凄く難しいんですけど、今日感じたのは何に投資すれば最も大口が今利益を取れると考えてるかだと思います。今日のFOMCで金利維持で株高を単純に進めた場合はGAFAMが基調で上がります。ただそれだとまだそんなに利幅が取れません。
金融・エネルギー・資本財は2020年を考えると想定より回復基調、この辺りは株価上昇しても理屈は通ります。ただ2021年は予想よりGDPは悪化予想。実質金利が2020年上昇しても、政策金利は変わらない。という事は実質的に回復は厳しいはずなんです。
だから単純にセクターローテーションが起こるとは言えない。僕の基本路線は強い企業は強いです。よってGAFAMが今不調でも再度上昇する可能性は高いと思います。VIXは恐らくこの辺りの銘柄にプットオプションが増えた事も関係してる気がします。(ただ今不調なセクターでも期待ができる銘柄も出てきそうです。この辺探してみたいですね。)
まだ18日のSQ、19日のSQ決済が控えてるのでオプション・先物関係の調整もまっています。
FOMCが比較的無難に終了しましたが、投資家が晴れ晴れとした気持ちでマーケットを見てられるほどの安定感はまだない気がします。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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